05/25 まるチャンの「何だ、これ!?」 (110)
恋の演奏テクニック
今までの『ボクの出てきた記事』一覧だよ。
やあ、ボク、まるだよ! みんな、元気?
ボク、いつも元気だよ、ワン!
この前は、鶏さんのお話だったよね。
「"コケコッコー" は "求愛のさえずり" なので、雄鶏しか
啼かない。」
「群のオスでは、一番強いものが、最初に啼き出す。」
…なんて書いてあったよ。
"コケコッコー"…なんて、ずいぶんうるさい "さえずり"
だなー、ワン!
今回も鳥さんの "さえずり" なんだよ? あ、厳密に言うと
"さえずり" じゃぁないかな…?
いつか、NHKの番組でも紹介してたけど、観た人、いる?
その紹介文、引用しながら、一緒に見てみようね? ワン。
南米エクアドルのアンデス山脈。 霧が育んだジャングルに、
『羽で鳴く鳥』がすむといいます。 森の奥深くへ分け入ると、
「ピー、ピー」と機械のような音が聞こえてきます。 音を出して
いたのは体長8センチほどの小さな鳥。 世界で唯一、虫の
ように羽で鳴くキガタヒメマイコドリです。
なんだぁ? 気ガ多…。 奇形疲眩暈呼ドリ?
"羽で鳴く" から、疲れて奇形になっちゃったのかな~?
飢餓多悲鳴迷子鳥!?
あ! 違った。 "舞子鳥" って書くんだ…。
でも、"キガタヒメ" が解らないなー、ワン…。 "黄型姫"
かな~? それとも "黄肩姫"? 誰か教えてね?
とにかく、スズメの仲間で、"マイコドリ科" っていうのが
あるんだって。 またその中の、"ヒメマイコドリ属" の一つ
が、"キガタヒメマイコドリ" なんだってさ、ワン。
音を出せるのはオスだけ。 メスを誘い求愛するために羽
を鳴らします。 その様子をハイスピードカメラで撮影すると、
1秒にして100回以上というスピードで羽を震わせていること
が判明しました。 鳥の羽の動きとしては世界最速です。
さらに詳しく調べると、羽の一部分にスズムシが音を出すの
と同じような仕組みがあることも明らかになってきました。
へー。 107回/秒の高速で、羽を擦り合わせるんだって!
そう言えば、確かに物が擦れてるような音だなー。
でも啼いている時間は 1/3秒。 長くても 1/2秒だよ。
だから、精々50回ぐらいしか続かないよね? でないと
疲れちゃうもん。
羽の音でメスにアピールするオスたち。 その求愛は奥が
深く、相手をじらしたり、音に華麗なアクションを組み合わせ
たりします。 さまざまなテクニックを駆使しなければ、メスを
振り向かせることは出来ないのです。 あの手この手でメス
を呼ぼうと大奮闘するオスたちに、番組は密着します。
音の高さは、大体 1,500Hz 前後だって。 これ、「高め
の Fa# だな。」…って言ってたよ? maru のやつが。
ピアノの "中央ハ" の2オクターヴ上、その上の Fa#
なんだって。
さらに今回、若いオスの姿を世界で初めてとらえることに
も成功。 若いオスは、もてるオスのワザを目で見て盗み
ながら、何年にもわたって音を出す訓練を積み重ねていき
ます。 飛ぶための翼を使い、音を奏でるまでに進化した
キガタヒメマイコドリ。 情熱の恋物語に迫ります。
同じ "Fa#" の音でも、そのオクターヴ上に、"第2倍音"
っていうのが、あるでしょ? それが豊富かどうかで、音色
も違ってくるんだって。
なんだか、楽器の演奏みたいだな~、ワン。
ねえ、maru~! ちょっとお出でよー! 面白いこと、書いて
あるぞ~?
「もてるオスのワザを目で見て盗みながら、何年にもわたって
音を出す訓練を積み重ねていきます。」
…だってさ! 少しは勉強するといいよー!
……来ないねー、ワン。 気を悪くしたかな…?
まぁ、いいか…。 "情熱の恋物語"…って雰囲気じゃぁ
ないもんね、maru のやつは。
以下は、関連サイトだよ? 外部だから、重複してクリック
すると、最初のが切れちゃうよ。 注意してね? ワン。
[画像、音源]
[キガタヒメマイコドリ] (検索結果)
[Club-winged Manakin]
(キガタヒメマイコドリ/英語サイト)
[アンデス・フジ・コンサルティング株式会社] から
[エクアドルの野鳥と自然 (2011/12/21)]
[Resonating feathers produce courtship song]
(『羽の共鳴による求愛の歌』/英語の分析研究サイト)
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