MARU にひかれて ~ ある Violin 弾きの雑感

“まる” は、思い出をたくさん残してくれた駄犬の名です。

恋の演奏テクニック

2012-05-25 00:00:00 | まるチャンの「何だ、これ!?」

05/25    まるチャンの「何だ、これ!?」 (110)



          恋の演奏テクニック




     今までの『ボクの出てきた記事』一覧だよ。




 やあ、ボク、まるだよ! みんな、元気?

 ボク、いつも元気だよ、ワン!




 この前は、鶏さんのお話だったよね。



 「"コケコッコー" は "求愛のさえずり" なので、雄鶏しか
啼かない。」

 「群のオスでは、一番強いものが、最初に啼き出す。」



 …なんて書いてあったよ。

 "コケコッコー"…なんて、ずいぶんうるさい "さえずり"
だなー、ワン!




 今回も鳥さんの "さえずり" なんだよ? あ、厳密に言うと
"さえずり" じゃぁないかな…?



 いつか、NHKの番組でも紹介してたけど、観た人、いる?

 その紹介文、引用しながら、一緒に見てみようね? ワン。




 南米エクアドルのアンデス山脈。 霧が育んだジャングルに、
『羽で鳴く鳥』がすむといいます。 森の奥深くへ分け入ると、
「ピー、ピー」と機械のような音が聞こえてきます。 音を出して
いたのは体長8センチほどの小さな鳥。 世界で唯一、虫の
ように羽で鳴くキガタヒメマイコドリです。




 なんだぁ? 気ガ多…。 奇形疲眩暈呼ドリ?

 "羽で鳴く" から、疲れて奇形になっちゃったのかな~?

 飢餓多悲鳴迷子鳥!?



 あ! 違った。 "舞子鳥" って書くんだ…。

 でも、"キガタヒメ" が解らないなー、ワン…。 "黄型姫"
かな~? それとも "黄肩姫"? 誰か教えてね?



 とにかく、スズメの仲間で、"マイコドリ科" っていうのが
あるんだって。 またその中の、"ヒメマイコドリ属" の一つ
が、"キガタヒメマイコドリ" なんだってさ、ワン。




 音を出せるのはオスだけ。 メスを誘い求愛するために羽
を鳴らします。 その様子をハイスピードカメラで撮影すると、
1秒にして100回以上というスピードで羽を震わせていること
が判明しました。 鳥の羽の動きとしては世界最速です。
さらに詳しく調べると、羽の一部分にスズムシが音を出すの
と同じような仕組みがあることも明らかになってきました。




 へー。 107回/秒の高速で、羽を擦り合わせるんだって!
そう言えば、確かに物が擦れてるような音だなー。

 でも啼いている時間は 1/3秒。 長くても 1/2秒だよ。

 だから、精々50回ぐらいしか続かないよね? でないと
疲れちゃうもん。




 羽の音でメスにアピールするオスたち。 その求愛は奥が
深く、相手をじらしたり、音に華麗なアクションを組み合わせ
たりします。 さまざまなテクニックを駆使しなければ、メスを
振り向かせることは出来ないのです。 あの手この手でメス
を呼ぼうと大奮闘するオスたちに、番組は密着します。




 音の高さは、大体 1,500Hz 前後だって。 これ、「高め
の Fa# だな。」…って言ってたよ? maru のやつが。

 ピアノの "中央ハ" の2オクターヴ上、その上の Fa#
なんだって。




 さらに今回、若いオスの姿を世界で初めてとらえることに
も成功。 若いオスは、もてるオスのワザを目で見て盗み
ながら、何年にもわたって音を出す訓練を積み重ねていき
ます。 飛ぶための翼を使い、音を奏でるまでに進化した
キガタヒメマイコドリ。 情熱の恋物語に迫ります。




 同じ "Fa#" の音でも、そのオクターヴ上に、"第2倍音"
っていうのが、あるでしょ? それが豊富かどうかで、音色
も違ってくるんだって。

 なんだか、楽器の演奏みたいだな~、ワン。




 ねえ、maru~! ちょっとお出でよー! 面白いこと、書いて
あるぞ~?

 「もてるオスのワザを目で見て盗みながら、何年にもわたって
音を出す訓練を積み重ねていきます。」

 …だってさ! 少しは勉強するといいよー!



 ……来ないねー、ワン。 気を悪くしたかな…?

 まぁ、いいか…。 "情熱の恋物語"…って雰囲気じゃぁ
ないもんね、maru のやつは。




 以下は、関連サイトだよ? 外部だから、重複してクリック
すると、最初のが切れちゃうよ。 注意してね? ワン。




              画像、音源



        キガタヒメマイコドリ (検索結果)



          Club-winged Manakin
          (キガタヒメマイコドリ/英語サイト)



   [アンデス・フジ・コンサルティング株式会社] から
     エクアドルの野鳥と自然 (2011/12/21)]



  Resonating feathers produce courtship song
     (『羽の共鳴による求愛の歌』/英語の分析研究サイト)



最新の画像もっと見る

コメントを投稿