01/17 私の音楽仲間 (131) ～
ボクの大好きな音ガク？
私の室内楽仲間たち (111)
これまでの 『私の室内楽仲間たち』
今までの『ボクの出てきた記事』一覧だよ。
やあ！ ボク、まるだよ。 ワン！
みんな元気？ ボク、とても元気だよ。
あのね？ ボクがこんなところ、出てくるの、変でしょ？
それって、おかしいよね？ ボクもそう思うんだ…。
実は maru のやつがね、
「まるチャン、乗りなさい、面白い所、行かない？」
…って言ってね、ボクを車に乗せるんだ。
「面白い所って、どこ？」って訊いてもね、
「行けば解るよ」なんて言うんだよ。
ボク、今日、寝んねしてたいんだけどなー。
「何か、おいしいチャンでもあるの？」って訊くとね、
「おいしいチャンは無いけど、まるチャンの好きな曲、
聴けるよ？ 一緒においで」…って答えるだけなんだ。
ボクの好きな音楽って、何かな～…？
というわけでね、ボク、隣りに座って、自動車、乗って
いるんだよ。 東京の外れから、都心の方へ向かって
走るんだ。 ちょうどお昼の時間帯なんだよ。
あれ、もう着いたの？ まだ10分ぐらいしか走ってない
のにな…。
…と思ったらね、「まるチャンは自動車の中で待ってなさい」
なんて言うんだ！！ ワ～ン、なに、それ！？ そんなの、
ひどいよ、ひどいよ！
でも、ボクが泣いていたらね、すぐ戻って来たんだ、maru
のやつ。 「はい、これ、まるチャンの分だ」なんて言ってね、
おにぎりとサンドイッチ、渡してくれたんだよ。
なーんだ、コンビニで、お昼の食べ物、買ってただけなんだ
ってさ。 ああ、よかった、ワン。
それから20分ぐらい走ったらね、もう着いたよ。
へえ、大きな建物だな。 何するところだろ？ どんどん
廊下、歩いていってからね、「まるチャン、じゃ、ここでお昼
にしよう」ってことになったの。
maru のやつはね、持っていった小さな台車の隅に腰掛け
てね、ボクは隣りに "お座り" なんだよ。
一緒に食べるお昼って、おいしいな～。 ワン！
そしたらね、「あら、まるチャンですか？」って訊いてくる人が
いたんだ！ 変だなー、どうしてボクのこと、知ってるんだろ？
「だって、まるチャンのブログ、いつも見てますよ」だって！
わあ、嬉しいな！ "まるチャンの" ブログなんだよ！ ワン！
「あの人、誰？」って maru のやつに訊いたらね、
「あれがＳａ.さんだよ」だって。
…ていうことは、これ、室内楽のツドイなのかな…。
これからみんなで音楽が始まるんだよ、きっと。
本当だ！ 今来たの、Viola のＳ.さんと、チェロのＳｉ.さん
なんだって。 ボクも挨拶しちゃお、「こんにちワ、ワン！」
みんなで準備だよ。 Ｓａ.さんは、休憩のお茶の用意まで
してる。 いよいよ始まるんだ！
最初は、アリアーガだって。 へぇー、そんな作曲家、
いたんだ…。 アリゃー…！
ボク、お部屋の隅でお座りして聴いてたんだけど、やっぱり
"伏せ" にしちゃおうかな。 その方が楽だもんね、ワン。
ああ、第Ⅱ楽章、綺麗だなー。
次はねー、ハイドンっていう人の曲なんだって。
"ボクの好きな曲" って、まだなのかな。
休憩後も、まだハイドンの曲、たくさんやるんだよ。
「はい、ドーン！」なんて、ボクの嫌いな、花火の音
みたいだなー。
「ヨーイ、ドン！」じゃないぞ。
でもあんまり素敵な音楽なんで、ボク、寝ちゃったんだ。
いつのまにか。
あれ？ 急に賑やかな音楽になったよ、
「ケーーッ、コケー、コケー！ コケッコ、コケッココ」
なんて、鶏の声みたいだなー！
第Ⅰ楽章の第二主題なんだって。
maru のやつがね、"コケー、コケー" なんて弾いてるよ。
変だねー、滑稽だねー。 SNOOPY のトレーナーなんか着て。
あ、今度は鳥の追っカケッコみたいな音楽になったよ！
面白いなー。 ボクもカケッコ、一緒にしちゃおうかなー。
なーんだ、やっぱり "ヨーイ、ドン" じゃないか！
あっ、「はーい、まるチャン、お待ちどうさま…」だって！
ウワー、ついにボクの好きな曲が始まるんだよ！
ボク、お客さんなんだね！ は～い、聴いてあげるよー。
あらら、楽譜、見るのは、みんな初めてなんだってさ、maru
以外は…。
でも、凄いよね、聴いたこともないし、みんな初めてなのに、
ほとんど停まらないで、音楽、流れるんだー…。
時間だって、ギリギリだよ？ 一度通すのが、やっとなの。
なーるほど、この曲だったのか！ これならボクも詳しいよ？
だってこれ、ボクが紹介した曲なんだもん、この "まるチャン
のブログ" の記事でね！ ワン！
覚えてくれてる人、いるかな～？
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実はね、この日の演奏、ボク、録音しちゃったんだ！
ちょっとだけ聴いてくれる？
でも途中からね、機械がゴミ箱の中に落ちちゃったんだ。
"あっ！" と思ったんだけどね、あんまり騒ぐと、みんなに
悪いから、静かにしてたんだよ。
ボクって賢いでしょ？ ワン！
みんなね、とても楽しそうに笑いながら弾いてるんだよ。
いいなー。 ボクもね、室内楽、やってるんだけどさ？
近所のネコちゃんたちと。
なーるほど、maru のやつも、ちゃんと遊んでやって
くれる人、いたんだなー。
あー、よかった。
そうだ！ ボクも、次のメンバー、そろそろ集めなきゃ。
今度は、カイくんも、呼んじゃおうかなー…。
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(この項終わり)
［第Ⅱ楽章の一部］