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スチャラカ夫婦らんすとれもんの“めざせ!LOHASな生活”

ツール・ド・フランス2006閉幕

2006-07-24 | スポーツ
ツール・ド・フランス2006が閉幕した。 グレッグ・レモン、ランス・アームストロングに続く史上3人目のアメリカ人王者を讃える前に、2006年ツール最後の戦いがシャンゼリゼ周回コースで繰り広げられた。世界一美しい大通りを手中に収めようと、周回を増すごとにスピードを上げていくプロトンが、決定的に千切れ千切れになったのは最終周。セーヌ川沿いのトンネルを抜けてコンコルド広場へと突入する地点だった。昨年は同地でヴィノクロフが集団をひとり抜け出したが、今年は19人の小集団がもつれながらゴール地へと突進してゆく。

 最初に飛び出したのは、マイヨ・ヴェールのマキュアン(ダヴィタモン・ロット)。ただし今ツール4勝目を狙って開始されたかなり早めのスプリントは、最終100メートルで後ろから猛追してきたハスホフト(クレディアグリコル)に潰されてしまう。ハスホフトは天を指さしながら余裕の勝利。プロローグ優勝でフランス一周を開始し、3週間の長い戦いの果て、最終日優勝で大きな輪をきれいに閉じた。また6秒遅れでゴールしたペレイロ(ケースデパーニュ)が、8秒遅れゴールのランディスとの差を思いがけず2秒だけ縮めたが、危なげなくランディスが57秒差で総合優勝を決めている。

 灼熱の太陽とファンの興奮で過熱したシャンゼリゼで、21日間の英雄たちが表彰台で大歓声を浴びる。マイヨ・ヴェールのマキュアンに山岳賞ラスムッセン(ラボバンク)、総合2位ペレイロが子供を連れて登場するほほえましい場面も。さらに今年末でツール開催委員長職から引退するジャンマリー・ルブランをねぎらうシーンも見られた。ただし、もちろん主役はマイヨ・ジョーヌに身を包んだランディス。8年連続でアメリカ国歌がフランスに鳴り響き、激闘続きだった 2006年ツール・ド・フランスは幕を閉じた。あ~あ、終わってしまった。また来年・・・