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鹿児島県 霧島連山新燃岳

2011年01月27日 22時26分17秒 | Weblog
昨日から九州南部 鹿児島県の霧島連山 新燃岳(標高1421m)で噴火活動が続いています。1961年(昭和36年)以来約50年ぶりとなる爆発的な噴火が起こり、噴煙の高さは上空2,500m以上に達しました。宮崎県西諸県郡高原町では住民37人が一時的に自主避難しました。火口から2キロメートルの範囲で噴石の警戒に呼びかけています。噴火活動が原因で市民生活や農作物の生育に影響が出ています。



【以下はニュース記事 西日本新聞より】
鹿児島、宮崎県境の霧島山・新燃岳(しんもえだけ)(1421メートル)は27日も活発な噴火活動が続いた。午後3時40分ごろには、約50年ぶりとなる中規模の爆発的な噴火が起き、噴煙の高さは火口から2500メートル以上に達した。宮崎県高原町では、火口近くの住民37人が一時自主避難。降灰が両県の広範囲で確認され、市民生活や農作物に影響が出ている。

 鹿児島地方気象台は「今後の噴火活動は供給されるマグマ量で決まるが、噴火警戒レベルを上げるような兆候は出ていない」としている。

 気象庁は同日、現地調査を実施。火口から約8キロの宮崎県都城市御池町付近で直径約8センチの噴石を確認した。同庁は26日に「小規模」としていた噴火規模を「中規模」に修正。噴火警戒レベルは入山規制の「3」を継続して、火口から約2キロの範囲で噴石への警戒を呼び掛けている。

 宮崎、鹿児島両県と、宮崎県都城市や鹿児島県霧島市など4市1町は27日までに対策本部を設置。宮崎県によると、都城市などで路地野菜や飼料作物などを栽培する農地約7千ヘクタールが降灰被害。鹿児島県では曽於、志布志両市で露地栽培のホウレンソウやハクサイが各20ヘクタールほどが被害を受けた。

 JR九州は日豊線など3路線を断続的に運休した。宮崎と羽田、大阪を結ぶ空の便の一部も欠航。宮崎自動車道の高原―田野インターチェンジ間や宮崎、鹿児島両県内の一般道の一部も通行止めとなった。

 福岡管区気象台によると、26日深夜から27日未明にかけて、噴火の衝撃波で空気が揺れる「空振(くうしん)」が、福岡県太宰府市や佐賀県武雄市、熊本県球磨地方など、九州の広範囲で確認された。新燃岳での爆発的噴火は1959年以来という。

 気象庁地震火山部火山課は「傾斜計などによる調査では(地盤の)収縮傾向が見られた。いわゆるガス抜きで、一般的に終息の際に見られる傾向だが、新しいマグマが流入して再び膨張することもあるので警戒は必要」としている。

=2011/01/27(木) 西日本新聞より=

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