前稿の続きです
昨夜の雨で濡れた桜(冬桜?)が珍しく咲いていました
「カリガネソウ」(雁金草) シソ科の多年草 山野草園で
晩夏から初秋の頃、花径に10輪前後の大きな円を描くように咲く
「雁金」はカモ科の鳥のガンの別名で、長く突き出たシベの様子を
ガンが空飛ぶ様子に見立てた名前だそうです
花は唇形で上唇は更に2枚に、下唇は3枚に裂ける為、5枚に見える
長く突き出す弓状のシベと下唇の斑点模様が特徴で、これで
虫を呼ぶそうで、見る程にキレイな円弧状になっていますね
「イヌショウマ」(犬升麻)
イヌショウマは食用にならない為「他より劣っている」ことを
表す「イヌ」が付いたそうです
花の部分を拡大してみました
高さ60~80cmの穂状の花序は下から咲き上がり、上方には淡紅色の
蕾が見られます 花には柄が無く殆ど穂にくっ付いて見えます
サラシナショウマはイヌショウマが終わった頃に咲き出して
花に柄があるのが見分けるポイントだそうです
「タイワンホトトギス」 ユリ科の多年草
日本ホトトギスとタイワンホトトギスの見分ける大きな違いは花の付き方で
茎の上部にのみ花をつけるのがタイワンホトトギスだとか
「セキヤノアキチョウジ」(関谷の秋丁字)
シソ科ハッカ属の多年草、日本固有種で秋に青紫色の2唇形花をつけ、
「丁字」形の花であることからこの名前が付いたそうです
「関屋」とは昔の関守の家(関所を守る家)のこと、
関所の近くに咲いていたからこの名前なったと言われています
「キツリフネ」(黄釣船)ツリフネソウ科の1年草
花弁は3個、下の2ケが合着して唇弁となり、奥に赤褐色の斑紋がある
唇弁が合着していないものや斑紋の無いものなど変化があるそうだ
花は黄色で、葉腋から下垂する
「フジバカマ」(藤袴)が沢山咲いていた
この花の咲いていると周辺を明るい雰囲気にしてくれる花ですね
キク科の多年草 中国原産 草丈60~120cm 開花8~10月
夏の終りから秋にかけて茎の先端に5mm程の小さな花を房状に咲かせる
花色が藤色で、花弁の形が袴のようであることから名付けられたそうだ