四季の風景

横浜近郊の風景や鎌倉~江の島へ時には神奈川県内のあちらこちらへ写真を撮り歩いている「たろう」のフォト日記です。

・ アケビの花開花~果実が出来るまで~観察記録    (2022/04/11~10/22)

2022年11月02日 | 花 2

2022-4-11 撮影 アケビの花です いつもの散歩道で出会いました

アケビの花や実を見たことが無いので、これがアケビの花とは気付き

ませんでした 散歩道の畑のフェンスに絡んで咲いていました 

今回 初見です

★ブログ投稿記事「アケビの花 満開」2022/04/11  こちら

 

アケビ:アケビ科 つる性落葉低木

雌雄同株で雌雄異花 1つの花序に雌花と雄花を付ける

上の画像で紫色の大きな花は雌花で、紫色の花弁状の萼片が3個、

雌花の直径は15mm、花の内側に先がピンク色で円柱状の

雌しべが8個見える、花序の先端(下にぶら下がっている)には

白い花の雄花が10個余り見える、雄花は4~5mm 雄しべは6個

アケビには五つ葉アケビと三つ葉アケビ(味が苦い)があるが

五つ葉アケビは通常アケビと呼ばれる

9~10月頃に果実が割れ完熟となり、ゼリー状で甘くなるそうだ

約6ケ月間 観察を続けた結果、どんな実が出来るのだろうか?

 

2022-6-4 撮影 アケビの果実です

久し振りにどんな実が出来ているのだろうか?と立ち寄ると

既に立派な果実が出来ていました

花の受粉直後の小さな実が出来る所は残念ながら見逃してしまいました

小振りのバナナのような形で、触ると柔らかい感触でした

 

2022-7-6 撮影 アケビの果実です 大きく成長しました

ぶら下がっている果実が1個の所、2個の所、複数個の所とまちまちです

この果実は雌花が多く受粉したから果実が混雑したのでしょうか

 

2022-9-6 撮影 アケビの果実が更に大きく成長しました

薄緑色だった柔肌が斑模様が付いてきました 触ると硬く感じます

 

2022-10-10 撮影  アケビの果実が割れました

どんな様子かな?と1ケ月後に見に行くと、割れている果実を発見しました

割れて間もない様子で、果実は真っ白できれいです

 

柵に枝を広げてぶら下がって出来た果実は100個余りありますが

その中で10個ほどが割れていました

キレイな果実をスプーンですくって味わってみましたが

柔らかくて甘い感じ、味としては申し分が無く舌先で味わいました

ただ口に入れた途端にツブツブが飛び出して、これじゃ果実としては無理!

 

大きさ(長さ)は8cm程、小振りのバナナ程です

このアケビの木は太くて枝は大きく広がっていて、相当年季が入って

いるように見えますが、根元は柵の内側で畑の空き地、手入れや

施肥が行われている様子も無く、伸び放題のままです

 

2022-10-16 撮影 殆どの果実は割れました

 

白い果実は黒い斑点が見え、薄茶色の汚れた外皮からは

食す気力が遠のいてしまった ネットで知るアケビは

ゼリー状で甘く美味しいとの評判が載っているが・・・

既に沢山の果実が茶色くなって落下していた

 

2022-10-22 撮影  すべての果実は割れたようです

外皮は茶色くなり、果実は種の黒い斑点が見えるようになってきました

落下した種からは新しく芽が出てくるのだろうか?

来春には、花後に出来る小さな果実はどんな果実か?

また、種から発芽するかどうか観察してみたいと思っています

最後まで見て頂き有難うございました

 

  

 


・ 横浜 こども植物園 ゲンノショウコ群生中~  (2022/10/19)

2022年10月25日 | 花 2

横浜こども植物園の野草園でゲンノショウコの群生に出会いました

近付いて見ると、ゲンノショウコ群生の中にお神輿の飾りが

沢山見られ、これは面白い~チャンス~と思い撮影開始する

ゲンノショウコ科フウロソウ属の多年草、日本が原産地

 

白色の花 東日本では白色が、西日本では淡紅色が多いと言われています

花の直径は10~15mmと小さい、拡大して見るととても可愛い花

花弁と萼は5枚、オシベは10本 中央のメシベの赤っぽい花柱は5裂する

 

色違いの淡紅色の花です 花の左に若い果実出来ています

今日の狙いはこの嘴状の下端の種子が巻き上がる様子を見てみたい

ミコシグサとの別名があり、果実が成長して巻き上がり、お神輿の

屋根の飾り(トップ画像)のようになるまでの様子の観察です

 

嘴状の下部に薄黒いタネが5個出来ています 一枚上の花の画像の右側には

赤味を帯びた小さな種が、今は大きく成長して巻き上げられるまでに

成長しています

 

一面に腺毛だらけ・・(腺毛とは毛の様で特殊な液体を分泌するもの)

 

嘴状の外側が5個に裂けて、5個の種を包んで巻き上げます

この巻き上げる時に中の種が弾き飛ばされます

沢山の赤く色付いた風景は秋の風情を感じさせられますね

 

お神輿の飾りが出来上がりました

 

花と果実が混在し、ゲンノショウコの様子が一目で見られます

次に出会った折には、もっと詳しく撮ってみたいと思います

★昨年「ゲンノショウコ花から種子散布まで」を投稿しています

こちら からどうぞ!!

 

 

 


・ 横浜こども植物園 サクラタデが満開です  (2022/10/19)

2022年10月20日 | 花 2

横浜こども植物園でサクラタデ満開と聞き、見て来ました

嘗て見たことがあり、ガラス細工のような可憐さを再度撮影したくて

満開の時期をもくろんで・・・満開にピッタリでした

 

時期が上手く合ったのでしょうか、サクラタデの群生が満開です

タデ科の多年草 雌雄異株 花期は9~11月 花色は淡紅色

花の直径は約8mm 程でとても小さい

 

穂状花序は細長くて花を密に付けて垂れ下がります

 

可愛い雌しべの柱頭が3個、花被より突き出ています

側面の画像で3本が突き出ているのがわかり、可愛いですね

これは雌株の雌花です 長花柱花と言われます

雄しべ8本が花被より突き出ているのが雄花の短花柱花

もあるそうですが、今回探しきれませんでした

 

手持ち撮影で、風の止まった時を狙いシベにピン合わせして撮影

しましたが結構大変でした

 

葉っぱは披針形で7~15cm で花に比べて

とても大きい

 

サクラタデの名札があって手前の花を入れてパチっと

 

群生している花の場所は野草園の入り口近くで、柵が無くて近寄って

撮れるのが魅力です 画像中の白い点々がサクラタデの花です

 

野草園の風景です サクラタデは右側の手前にあり写っていません

広い野草園で、右側の暗く写っている斜面を利用して四季の野草が

植えられていて、ひとつ一つに名札付きで手入れが良く出来ています

左側の下がバラ園で、すばらしいバラを咲かせていました

 

 

 


・大和 泉の森 ミゾソバ開花 (2022/10/15))

2022年10月16日 | 花 2

泉の森のミゾソバが開花しました 曇天続きでやっと撮影に行きました

花の上部にピンクや薄紫色で、下部が白い可憐な花です

 

湿生植物園の周りや水車小屋周辺に沢山咲いています

群生していますが、開花している花を捜すのが大変です

葉っぱは互生し、形が牛の額に似ていることからウシノヒタイとも呼ばれる

 

珍しく撮影中に蜂が飛んで来て、全くのチャンス~

ミゾソバはタデ科の1年草 開花は8~10月(泉の森では10月頃)

枝分かれした茎の先端に花を付けます

花の中央に8本の雄しべ、先端が3裂した花柱の雌しべがあります

 

白色のミゾソバも開花が始まっています

 

やっと探し当てた開花した花が並んだ風景

5枚の花びらで星のような形、咲いた花はお菓子の金平糖に似ています

花は長さ約7mm、花の直径約6~8mm です

 

白色もポツポツと開花しています

 

白色のミゾソバの撮影は、このコンデジでは大変でした

 

小さな川沿いの湿った場所に多く咲いています

まだ開花したばかりの様で、これから開花が進むでしょう

★ 昨年も同じミゾソバを投稿しています こちら

 

 


・ シャクチリソバが開花しました   (2022/10/03)

2022年10月04日 | 花 2

今年も「シャクチリソバ」(赤地利蕎麦)の開花が始まりました

和泉川沿いで昨年花を見つけて、今年も見に出掛けました

 

まだ花数は多く有りませんが、確実に咲いています

タデ科の多年草、花径が5mm程の小さな花 花期は9~10月

雄しべが8本で葯が赤紫色 雌しべは3本で白色半透明

 

この枝先の開花が早そうです シベの基部に黄色い密腺があります

 

花の花弁に見えるのは白い萼で5枚あります

少しの風でゆらゆら動くので撮影が大変です

 

赤い葯の付いた雄しべを横から眺めると可愛いです

 

葉は横幅の広い三角形で、葉の付け根が赤いのが特徴

 

上部の葉の付け根から2~3の枝分かれした茎を伸ばし

頂部に小さな花を多数咲かせます

 

すぐ近くに「ゲンノショウ」が咲いています

 

今回撮影したシャクチリソバは沢山開花しているようですが

とても小さな花で、蕾も白色 花も白色で近づかないと花が見えない

川岸の斜面で踏み込んで行かれず、川辺に座り込んで咲いている

花を捜して手持ち撮影するのですが、小さい花でピン合わせに

一苦労でした、沢山撮影しましたが殆どがボツでした

しかし撮った画像を再生拡大してピンが良いとホッとします

昨年は撮影時期が遅く種まで撮る事が出来ました

★昨年「シャクチリソバ 花から種まで観察」とのタイトルで

投稿しています ご参照ください こちら

 

 

 


・ 大和 山野草展を見て来ました ② ノボタン・リトルエンジェル ジュズサンゴなど (2022/09/19)

2022年09月24日 | 花 2

前投稿の続きです

「大和山草の会」主催の山野草展です

場所:大和 グリーンアップセンター

「ノボタン・リトルエンジェル」熱帯地方に自生するノボタンの園芸品種で

径6cm 程の花を咲かせる常緑低木 開花は10月中旬~12月中旬

秋に5弁花を咲かせますが咲き進むにつれて花色が変化していきます

咲き始めは白と青紫の2色で咲き進むにつれて全体がピンク色となり

更に赤紫色へと変化する美しい花ですね

花の少ない時期に華やいだ雰囲気を届けてくれます

 

「ジュズサンゴ」 ヤマゴボウ科の常緑多年草 花は6~9月頃に

花径4mmほどの白花を多数咲かせ、果実は径5mm 程の球形の液果で

数珠のように鈴なりになり光沢があり赤く熟します

 

「ジュズサンゴ 白色」上のジュズサンゴと同じで花が白色です

 

「ネコノヒゲ」シソ科の常緑多年草

花から伸びる雄しべや雌しべを猫のヒゲに見立てています

沖縄や東南アジアでは古くから薬草として使われているそうです

開花は6~10月  猫の名札が面白いですね

 

「ハギ」 マメ科落葉低木

秋の七草の一つ、マメ科特有の蝶形花、赤味の強い紫色で夏の盛りから

咲き始めて、初秋には満開になる

ハギの種類として、ヤマハギ、ミヤギノハギ、マルバハギ、キハギ、

江戸絞りなどがあり、「ハギ」はマメ科ハギ属の総称として使われています

★名前はハギでも萩ではない植物として、ミソハギ、ヌスビトハギ、

センダイハギ などがあるそうです

 

「ワイルドオーツ」イネ科の多年草(冬落葉)

夏は小判のような花が咲き、そのままの形で緑の実を付け、

冬には実が茶色に色付きます

葉は鮮緑色のような涼し気な形、株は根元から株立ちします

殆ど手が掛からず丈夫で育て易いそうです

 

山野草展の作品は殆ど撮影しましたが、その中から適当に

選んで、①と②の2回に分けて投稿しました

★ご参考までに昨年の山野草展の投稿記事は こちら

 

 

 


・大和 山野草展を見て来ました ① アメリカヅタ ロウヤガキ など  (2022/09/16)

2022年09月23日 | 花 2

大和 グリーンアップセンターで山野草展を見て来ました

山野草展は花を観賞しながら、名前を知ることが出来るのが良いですね

山野草展の入り口風景です 今日の午後からの展示ですが今は誰も居ない

 

昨年同様にキレイに展示されています 順番に撮りつつ見て回ります

 

「アメリカヅタ」 ぶどう科の落葉性ヅタで、巻きひげで木や壁に

上るように伸びる 好みの形に仕立てられ秋には赤く紅葉する美しい植物

6~8月頃 黄緑色の5弁花を咲かせます 会場内で紅葉が目立っていました

 

「フジバカマ」 秋の七草の一つ、 キク科の多年草 草丈60~120cm

夏の終りから秋の初めに、茎の先端に紫紅色の白っぽい5mm程の小さな

花を群がって咲かせ目立ちます

 

「ロウヤガキ」(老爺柿)

 

「ロウヤガキ」親指大の大きさで、間もなく熟すような色合いです

他にロウヤガキの展示がありましたが、柿はまだ緑色でした

 

「マルバアイタデ」展示画像は開花していませんが、

花は小さな可愛い花で、11月頃開花のようです

当ブログで、昨年投稿したミゾソバのような花です こちら 

 

「イワシャジン」日本原産のキキョウ科の多年草 花期は9~10月

夏の終りから秋に細い茎に釣鐘型の花をぶら下げる涼し気で繊細な花

花色は青紫 花冠は浅く5裂、中国の漢方薬「沙参」に由来し、岩場に

自生する様子から付いた名前だそうです

 

「ホソバタムラソウ」(細葉田村草)キク科 夏の終わり頃

花茎を伸ばし、花径1cm程の淡紫色の花を咲かせる

野原に自生する多年草、葉の縁には鋭いギザギザがある

しなやかな花姿で可愛く咲いてくれるとか

 

次回②へ続きます

 

 

 


・ 大和 泉の森 ヒガンバナ開花   (2022/09/16)

2022年09月19日 | 花 2

泉の森のHPでヒガンバナ開花したと知って見て来ました

午前中は薄曇りのお天気で、ヒガンバナ撮影の人も多く居ました

 

ここは引地川沿いのくらやみ坂でヒガンバナ斜面と言われています

一見してまだ早く、今は白色の方が多いようです

 

淡いピンク色のも見受けられます

 

時折陽射しがあって撮りにくいですが・・、赤色がまだ少ないようです

 

 

 

あと1週間もすれば全体の咲き揃うように感じました

毎年見に来ていますので、新鮮味は無いのですが

秋の風物詩とカメラに収めたくて・・・元気出して見に来て良かったです

 

午後は青空になって、湿生植物園など一回りしました

気温も上がって来て一汗かきました

 

 

 


・ ニラの花が満開です  (2022/09/05)

2022年09月09日 | 花 2

今日は朝から快晴~宮沢遊水地には既に太公望が~釣りの人は朝が早いね

 

和泉川沿いを散歩中に畑の脇にニラの花が沢山満開になっている

 

小さな花で一面真っ白 ~ 真上から撮影

 

横から眺めるとドームのような半球状(集散花序)になっている

ネギ科の多年草(球根) 黄色い雄しべも良く見えてきた

 

すぐ隣の花も真上から撮影  小花の数が少ないので形状が良く分かる

 

6弁花のように見えるが花弁が3枚 苞が3枚、 オシベ6本 メシベ1本

花の中央の子房は3室になっていて、熟すと割れて黒い種が散布される

 

更にオシベや中央の雌しべ、子房が良く分かるように撮った

このニラは「ハナニラ」として食材になり、今は蕾も食べられるそうだ

ただ食べられない「ハナニラ」もあって要注意だとか・・・

園芸品種のハナニラは南米原産のユリ科の多年草、春に涼しげな花を

咲かせるそうだが、この花は食べられないので要注意です

 

 

 


泉の森 トキリマメ 開花  (2022/08/31)

2022年09月05日 | 花 2

トキリマメ開花:泉の森 山野草園でトキリマメが開花していました

一度撮ってみたいなぁ~と思っていたトキリマメの黄色い小さな花

やっと見付けました

 

マメ科の多年草、日本在来のつる性植物 

 

トキリマメの蔓が他の小さい木に絡みついている

邪魔な葉っぱを左手でよけながらの撮影だ 更に花が小さく

手持ちでピン合わせ、風で花がユラユラ動き、木陰や陽射し

になったりして小さい花に振り回されながらの撮影~

開花中の花や蕾もあり、全部写し込みたいなぁ~

 

小さな若い豆も出来ているようだ 蝶形の小花の花径は8mm

長さ10~15mm位  翼弁、舟弁の特有の形をしている

 

これは花の側面狙いです 花期は8月中旬~9月中旬で花の期間が長い

 

若い豆がぶら下がっています サヤには豆が2個入っているようで

膨らんでいます 鞘の長さ15~20mmほど

 

サヤは晩秋の頃に熟すと殻が赤褐色になります(画像は21-11/14撮影)

 

トキリマメの最大の魅力は赤褐色の鞘と黒い2粒の種子です

2つに裂けたサヤには黒光りの種がくっついたままとなる

落ちそうで落ちないトキリマメの種子~(20-10/21撮影)

スグ傍にこんなステキな名札がぶら下がっていました