四季の風景

横浜近郊の風景や鎌倉~江の島へ時には神奈川県内のあちらこちらへ写真を撮り歩いている「たろう」のフォト日記です。

・ 大和 ふれあいの森 イイギリ、アキニレ並木道 散歩 (2021/12/28)

2021年12月31日 | 樹木

今日は快晴~ふれあいの森を散歩して来よう

大和駅西口のメタセコイア並木も落葉が進み、何となく年の瀬を感じさせます

ふれあいの森での樹林の風景~静かな雰囲気でのんびりと散歩

森の入り口近くで「イイギリ」が落葉して真っ赤になっている

椅子に腰を下ろしてしばしイイギリの風景を楽しむ

一面真っ赤な実~房になって垂れ下がっている こんな風景に出会うのも珍しい

9月頃この所でアキニレの小さな花を撮ったが、ここはアキニレの並木になっている

樹高20m程もありそうなアキニレを見上げるとまだ少し黄葉が残っている 

足元にアキニレの名札が掛けられていた

キラキラ輝いているアキニレの翼果~風に飛ばされずにしがみついている

広場のテーブルでアキニレの風景を楽しむ~静かなひと時だ

今日は殆ど人を見掛けず静かな森です

★ 間もなく今年一年が終わり、新しい年を迎えようとしている

年の瀬に1年を振り返れば、浮かぶ日も沈む日もあった

幾つになっても悩んだり、考え込んだりして過ごしてきた

時の流れを大切に、明日の楽しみを期待しながら歩きたいと思っている

来る年も健康で、四季折々の風景を楽しみの心の糧にしつつ新年を迎えよう

そんな事を考えながらのんびりと一回りした

 

 

 


・ ヒゼンマユミの黄緑色の実、ソヨゴの赤い実 (2021/12/26)

2021年12月29日 | 樹木

小さな樹林の中で、目を引いた黄緑色の実~パチパチ撮ったもののこの木の名前は?

調べてみると、名前は「ヒゼンマユミ」(肥前真弓) ニシキギ科の小高木

長崎県で発見されたことからこの名が付いたそうだ

九州や沖縄で自生するマユミの仲間で、花は4~5月頃枝先に淡緑色の小花をつける

黄熟の実はマユミと同じように裂開が始まっていた

木一面に真っ赤な実がついた木を発見!!7~8mm の小さな球形果実

名前は「ソヨゴ」、モチノキ科の常緑広葉小高木、雌雄異株、実は密生しないで

まばらに付いている 開花期は5~7月頃に4mm程の小さな白い5弁花が咲く

今年出た枝の葉腋に付き、長い果柄でぶら下がっている

可愛い赤い実が一面に花が咲いたようについて、一際目立った

紅葉や黄葉が少なくなって、裸木が多い樹林の外れに黄葉が輝いていた

 

 

 


・宮沢遊水池 アキニレのある風景  (2021/12/26) 

2021年12月28日 | 樹木

青空一色の今日、宮沢遊水池へ散歩でやって来ました 右手の裸木がキラキラ輝いている

いつもは素通りするのに、今日はこのキラキラに気付き木の名前を知りたくなった

この同じ木が前後に3本あり、どれも同じようだ

名前を調べる為に、僅かに残った黄葉を見上げて撮影~

キラキラ輝いていたのはこの小さな実の殻のようだ

果実とすれば大きさや形状を知りたいとアップで引き寄せる

そうだ幹の肌の形状も判断の材料になる 近づいて撮影~

【ネットや樹木辞典で調査開始】調査の結果は「アキニレ」と分かった

アキニレはニレ科ニレ属の落葉広葉樹、樹高15m程  開花時期は9月頃

同じニレ属のハルニレの開花は春に対し、開花が秋なのでアキニレと呼ばれる

公園や街路樹に利用される樹木で、春の新緑、秋の黄葉が美しく、大気汚染や

乾燥、病気や害虫、剪定に強いことで街路樹に選ばれる 特徴として

★①アキニレの葉っぱ;大きさ3cm 程度、輪郭にギザギザの切れ込みがあり、

新緑が美しく、秋には赤~黄色に紅葉する

★②花;9月頃葉腋に4~6個の花がまとまって付くが花弁は小さく目立たない

★③種;10~11月に結実し、実は風散布型で翼果が付き、果実には羽根があり

種子の散布時期は落葉後、真冬に枝から離れて行きます

★④幹;樹齢が古くなると、肌が「うろこ状」になり、剝れ落ちます  と分かった

過去の写真を調べると、ふれあいの森で撮影したアキニレの花が咲いている

写真が見つかった キレイな新緑、葉っぱのギザギザや葉腋から花が出ている

アキニレの花、葉腋からまとまって小さな花が咲いている 2021,9,13 撮影

木の肌もうろこ状だ、 ふれあいの森の引地川沿い 桜並木の通りです

アキニレの紅葉です、 瀬谷本郷公園の管理棟の前での写真です 2021,10,23 撮影

この時はきれいな紅葉だと見上げて撮った 名前はアキニレと聞いた記憶がある

以上がアキニレを調べた結果ですが、公園や街路樹として色んな場所にあるようだ

 

 

 


・ ヤマボウシ、ハナミズキ、コブシ、クサギの実など秋の実 (2021/09/10))

2021年09月14日 | 樹木

近場を散歩中に見つけた秋の実です

「ヤマボウシ」の赤い実、ミズキ科 日本原産の落葉高木、丸い実は集合果、

小さな花が集まって結実して実となり、熟すと食べられる

 大きな樹には実が無数に出来て、赤い実の花盛りに見える

「ヤマボウシ」の赤い実、実の表面に点々とあるのは小さな花の痕跡、

★参照 2021年5月13日投稿記事「ヤマボウシの実と小さな花」 

「ハナミズキ」の赤い実 ミズキ科 アメリカ原産の落葉広葉高木

「ハナミズキ」の赤い実 この時期になると赤い実が出来る

★参照 2021年5月15日投稿「ハナミズキ 開花して実が出来るまで」

記事末尾に、ハナミズキとヤマボウシの違いについて説明があります

「ネムノキ」の実  マメ科の落葉高木 両性花 枝先に小さな花が集まって咲く

あの可愛い花から想像しがたいが、マメ科らしく鞘が出来て、秋の終わりには

鞘がはじけてタネが飛び出す

「ネムノキ」の実、鞘にタネが入っているかと触って見たが、平らで手応えが無い

晩秋の頃にはしっかりした種が出来るのかも・・・

「コブシ」の赤い実 モクレン科 落葉高木

タネの袋がはじけて赤い実が顔を出していますが、この時期ではまだ少ない

「コブシ」の実、 まだまだ多くの実は袋に入っていて、薄ピンク色になっています

★参照 2021年3月9日「コブシ&ハクモクレン満開」

「クサギ」の実 クマツヅラ科 東アジア原産の落葉低木

花自体はとても甘い香りを放ちますが、葉や枝などを傷つけると悪臭を放つ

ところからこの名前が付いた 両性花で雄性先熟で自家受粉を避ける

★参照 2021年8月12日投稿「クサギ 開花~実が出来るまで」

開花してから結実まで写真で説明しています

「クサギ」の青い実 秋には藍色でとても美しい実となる 

萼は5裂に深裂し真っ赤となって大変目立ちます

「コムラサキ」(小紫)の実、クマツヅラ科 落葉低木

園芸品種で庭や庭園に植栽される 樹高1~2mで枝を垂らすように伸ばし

小さな紫色の果実が付きます ムラサキシキブとは異なる

「コムラサキ」の実 7~8月開花、花径3mmと小さい 9~10月に実となる

ムラサキシキブ(紫式部)とコムラサキ(小紫)の違い:ネットより借用です

一般に見掛けるのは、コムラサキのようです、粒が小さくキチンと並んでいて

枝を垂らすように伸びているのがコムラサキです

 

 

 


・ ブラシの木 二度咲きの花 (2021/09/05)

2021年09月12日 | 樹木

ブラシの木の前を通り掛かった時、あれ~まだ咲いているの?

でもこの前、咲き終わったのを見掛けた事があるから、可笑しいなぁ~

と言う訳で、調べてみましたらブラシの木は二度咲するそうです

中央の1本の枝の左端のツブツブは6月に咲き結実した種、その枝の

右側にはこの夏に咲き結実して間もない実(赤いシベあり、2番花)が写っています

花が咲いて結実した後、その同じ枝の先に続いて花を咲かせるのが特徴だそうです

写真の中央には今年咲いて結実した種が見られます、その枝先に2番花

が咲いていました

開花順序として、新しい2番花の蕾が開き始めました

蕾からもじゃもじゃが出始めている このもじゃもじゃが開花して

咲きそろうと、トップ画像のように真っ赤なブラシ状になります

もじゃもじゃ(雄しべ)がほぼ出揃う前に、花の中央に雌しべ1本が

雄しべより長く突き出ます

出揃ったブラシの木で、雄しべの付け根には蕾の時の痕跡がそのまま残っています

ブラシの木の特徴として、二度咲きすることと、咲き終えた花の同じ枝先に

新芽を出して2番花が咲くことです でも木全体の2番花の花数は少ないですね

因みに、初回の開花の様子は6月18日にアップしています

藤の花、クリ、クチナシ、のうぜんかずらなど二度咲きする木が多くあるようです

既に花が全て落下して咲き終えた思っていたノウゼンカズラも

2番花が咲いていました しかし花数は少ないですね

 

 

 


・ 利休梅の実、ハナミズキの実、ヒガンバナ開花(2021/08/22))

2021年08月26日 | 樹木

利休梅の実です とても変わった形ですね

この中にどんな種が入っているんでしょうか 

今年の3月末に撮影した同じ利休梅の花です この時はシベの形が変わっていて、

そればっかり気になっていましたが、実がこんな形になるとは想像もしませんでした

ハナミズキの実が色づいてきました でもまだ花の名残が残っています

すぐ隣の木の実です 実が小さい時はどれも同じ大きさでしたが

月日が経過して、大きくなるのもあれば成長が遅いのもありますね、

12月になればすばらしい赤い実になりますが、この小さい実はどうなりますか

公園を通るとヒガンバナが咲いているのに気づきました

今季第1号の花です この一本は何かを間違えたんでしょうか

 

 

 


・ ヤマボウシの実色付く コブシ、クルミの実 など(2021/08/06))

2021年08月08日 | 樹木

宮沢遊水地で、ヤマボウシの実が点々と色付き一際目立つようになってきた

先月はまだ青かったが、いつの間にかオレンジ色になっていた 

親指大の可愛い実が鈴なりです

ヤマボウシは集合果で、実の表面に一つ一つ突き出しているのが花が結実した実

遊水地の北側にあるコブシの大木の実も色付き始めている

この実の様子が子供の握りこぶしに似ているのが名前の由来

和泉川の東山の水辺では、クルミの大木の実が大きくなってきた

すぐ近くのミズキの大木の実も薄紫色や黒色に熟し始めていた

ミズキの大木一面に真っ白い花が咲いていたのがこんなに沢山の実となった

ムクゲの白い花が一面満開 ムクゲに遅れてフヨウの花も咲き始めたようだ

 

 

 


・ 和泉川沿いの樹木の色々な実(2021/06/23))

2021年06月28日 | 樹木

「ヤマモモの実」和泉川北の境橋の袂に大きな木があり、熟した実が沢山

ぶら下がっています 樹の下にも沢山落ちていて足の踏み場もない程です

宮沢遊水地の「ヤマボウシの実」です 次第に赤く熟す頃が実の見頃ですね

あのきれいな小さなボケの花から想像も出来ないほど大きくなった「ボケの実」です

宮沢遊水地の北端にコブシの樹があり、その「コブシの実」が少し色付いてきました

いつも4個が一緒の「シロヤマブキの実」です この花のメシベが4ケ、花びらと萼も

4枚です 実はいつも4ケで1セットで、秋には黒い種になり黒光りの4ケとなります

東山の水辺の「ミツバウツギの実」です、この実は蒴果で中には1~3個の

淡黄色種子が入っています 花は4~5月頃に小さい白い花が咲きます

「ザクロの実」ミソハギ科の落葉小高木 花は赤朱色 花期は5/中~6月

10~11/中旬頃に果実が割れる頃が収穫すると良いそうです

「ミズキの実」大きな樹なのに小さな実が鈴なりです 実が熟す頃又観察に来よう

「エゴノキの実」です 5月に可愛い白い花を眺めたのに

もうこんな立派な実が出来ました

東山の水辺で月初めにこのクルミの実を初見して以来、毎回立ち寄るが

大きな実はまだ何の変化もありません 実が落ちる頃に実を割ってみたい

和泉川沿いには多くの樹木が見られ、その花後の実など見て回っていると

興味が湧き大変勉強になり、不思議だななぁ~と思いつつ作成しています

 

 

 


・ ブラシの木 開花してから実が出来るまで (2021/06/13)

2021年06月18日 | 樹木

全面真っ赤で先が光っています(5月14日撮影)

近づいて見るとボトルを洗うブラシ状の花が沢山咲いている

オーストラリア原産 フトモモ科の常緑樹「ブラシノキ」、別名「金宝樹」花期は5~6月

過去にこの赤い花を幾度も見たことがあったが、珍しいだけで終わっていた

花から実が出来る様子に興味が湧いてきて、今回調べてみた

新しい枝に小さな蕾が出来ていて中心部に赤味が見えます

拡大すると、この一つ一つが花で、もじゃもじゃの赤い糸が出そうな様子です

枝のすべての蕾のもじゃもじゃ(花糸)がぱっと弾けて開くと満開です

トップ画像で、各々の花から雄しべが沢山出ているのが見られます

まるで小さなカップに赤いブラシを差し込んだようにも見えます

この赤いブラシは全て雄しべで、先端に光っているのは葯(雄しべの

先端で花粉を入れる袋状のもの)です

受粉が終わるとあの真っ赤に見えていたブラシが枯れて落下します

蕾の時、あのもじゃもじゃの赤い糸は雄しべだったのですが

受粉が終わりお役目が終わると枯れて落下する運命ですね

花の一つ一つに雌しべがまだ残っています

すっかり実が出来て硬く閉ざしていくようです

5mmほどの半球状の実が出来ています

一面真っ赤だったあのブラシはこの実をつくる雄しべでした

葉っぱと葉っぱの間の黒い実は昨年出来た蒴果(さくか)で

タネを閉じ込めたまま数年は残るそうです

極度の乾燥や山火事の時などには裂開して種を飛ばします

更にその先に新しい枝を伸ばし花を咲かせます

穂状花序の先から新しい枝がの伸びる珍しい特徴です

 

 

 


・ クリの花と実(イガイガ栗) (2021/06/09)

2021年06月14日 | 樹木

いつも散歩で通る畑のある道で、大きな木が一面真っ白になっている

いつもは素通りするが、今日は時間にゆとりがあって立ち止まって眺めた

どんぐりの時に眺めたのと同じような穂状花序が沢山垂れ下がっている

枝が通りまではみ出していて、花が目前にまであるので撮影はとても楽ちんです

近づいて見ると小さな花が一面無数に出来ていて、なんの木かな?

見渡すと、小さなイガグリが出来ていて、昨年のクリのはじけた殻が

木に引っかかっていて、これは間違いなく栗の木で、これはその花か?

穂状花序の根元辺りに小さなクリの赤ちゃんが出来ている

クリの花と実についてネットで調べると、沢山の説明がヒットした

花と実について簡単な説明でブログに投稿するには今手持ちの写真だけでは

不足するので、幸いに近くの場所なので、再度撮影に行って来て原稿を続行

クリはブナ科の落葉広葉高木、5~6月に開花、クリは雌雄同株ですが、雌雄異花で

雄花と雌花のある風媒花です クリの花は穂になって咲くので花穂と呼ばれ、花穂には

雄花だけをつける雄花穂と帯雌花穂と呼ばれる雌花と雄花の両方をつける2種類がある

上の写真は帯雌花穂で穂状花序のつけ根に数個の雌花があり、受粉して根元辺りに

小さな赤ちゃんクリが出来ている

こちらの写真も帯雌花穂で穂状花序のつけ根に小さなクリが出来ている

この写真でも、枝の左右に帯雌花穂があり、穂状花序のつけ根に小さなクリが出来ている

小さなクリが出来るとその先の穂状花序は枯れて落下する また雄花花序は花の時期が

過ぎると枯れ落ち、イガ状になった雌花が目立つようになる

実際にクリの木の下には沢山の枯れた穂状花序が落ちていた

手前のクリはもうすっかり成長して大きくなってきている

奥側の2ケは枯れた穂状花序が付いたままだが、その内に風で落ちるでしょう

以上の様子を、簡単に説明すると

『クリの花には雄花のみの花穂と、雌花と雄花の両方つける帯雌花穂の

2種類あり、これらが風に吹かれて受粉して、小さなクリの赤ちゃんが生まれる』

クリの収穫は9月初旬~10月初旬です

その頃に、大きくなったイガグリを再度眺めてみたいもんですね。