マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

茸はシュール!

2015-07-06 | きのこ
たっぷり雨が降った翌朝、薄日が差していました。
キノコを見るには絶好の日和、最高のタイミングのキノコの観察会でした。
御苑の中は木や草や土の匂いが立ち込めています。
でも後になってわかったのです、
この匂いはキノコの匂いでもあることが。
林の中の草地に目を凝らせばキノコがあっちにもこっちにも出ていて、
前に進めない位キノコだらけ。
しかも数十歩進むごとに種類が違うのが見つかります。


上の写真はみんなで見つけたキノコのほんの一部です。
色、形、感触、匂い、茸はほんとにシュールです。


今回見つけた中で最強の毒を持っているのがこの「フクロツルタケ」
食べれば肝臓が破壊され死に至るそうです。

「毒」は茸の魅力の一つです。
勿論、教えてもらわなければさっぱり見分けがつきません。
講師の方に訊けば直ぐに教えてもらえる観察会は、本当にありがたいです。
食べなければ大丈夫というお話を訊いて、
ドキドキしながら、そっと触る、匂いもかいでみる。


上の写真の茸は「ツチカブリ」というそうです。
傷をつけるとにじみ出てくるこの乳液がもの凄く辛い物質なのだそうです。

しかし茸の名をいくら教えてもらっても、
茸は傘を開く前と後と、色や姿を変えるし、
時間とともに色も変わるし、
見分けるのは本当に難しい。
私は、とうにあきらめています。


上の写真はニオイコベニタケのフェアリー・リングの一部分です。
大きな針葉樹の周りにピンクの可愛いキノコがぐるりと大きな円を描いていました。
木の根と茸が互いに栄養や水分のやりとりをして共生している姿が、
目に見える形で地上に表れるのがフェアリーリングです。

地面の下に広がる松の木の根と、
細い白いキノコの菌糸が絡み合う様子を子どもたちも頭の中で描くことが出来たでしょうか?


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