marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(876回) 不思議なこの国の物語⑨理想の国造りの影のプロデューサー

2021-06-04 06:24:08 | 歴史

◆僕はコロナ禍の中で、これからの世界の人々の考えは変わっていくと思うのだ。皆さんも考えて欲しい。理想の国造りなんてあるんだろうかと。これだけグローバルに世界のニュースの動きを知ろうと思えば、媒介となるメディアも大丈夫なのかも判断に入れて僕らは善悪を判断しなくてはいけない世界になって来ているけれど、昨今の世界のニュースは、いまで理想の国造りに右往左往、国の人命も損なっても体制を維持するなどということや、国の体制が崩れないように国民の不満を顧みず逆らうものを、捉えたり殺害するということが、あからさまにまかり通っていることに、これは僕などは、算数の足し引きなどの次元で考えられる長い目での損得勘定もできない上に立つ人らなのだろうと思って見たりする。個性ある人が自由であることの難しさ、民主主義の難しさだな。

◆人の意欲をそがない。それは神が人に与える才能で外からの操作でき得ぬものだから。外からの束縛は、最小限にする。他者の生命と財産を侵害してはいけない。才能ある人には出来る限りそれを伸ばして、社会に貢献してもらう。しかし、人には悩みも、悪さも心にある。指導者と民衆と。そこにはやはり、仕組みが必要だ。インフラを整備する。法律も作る。それでも心に娯楽をと技能あるものは、大いに伸ばし社会に還元してもらう。無論、技能ある者は土地の有効利用や開発も行う。人の社会には、大衆イメージとしてヒエラルキーも国の組織として必要だ。そういう、理想の国造りのプロデューサーが、歴史をとして様々な体験をして、この国に順次渡ってきた多くの人々(部族)がいたのです。彼らは共通の根本の宗教性を持って社会ルールも持っていたのだ。無論、当たり前のように部族間の諍いも絶えなかった。しかし、その中でも更にその共通基盤の宗教性による統一に優れたプロデューサーに統一されて国造りを目指していく。記紀以前の古代、この日本にはそういう歴史の布石があったのである。それが、僕らの不思議なこの国の根底に流れる精神性に繋がって流れている。このように考えると、古事記、日本書記に書かれたことの背後でのドラマが推測されてくるである。

◆突然に現れる、この国の文字で表された物語、古事記や日本書記。あの時代、この国に同化した大陸でのみずからの辛酸を経験した優れた渡来人達が、その大基を作成したのであった。彼らは、文字に記録を残すことが使命のようなものだったから。そのような中での最も優れ天皇もサポートし、養蚕機織から酒造り、その他多くの技能集団、秦氏(はたうじ)は、現在も日本中にある「八幡」や「稲荷」を名乗る神社は、彼ら渡来人集団(秦氏)が布石したものである。・・・僕が生まれた村にもある。