2024(令和6)年4月に入手した音楽情報ミニコミ誌「MUSICS福岡」。1974年から1976年にかけて発行されていた福岡の情報誌の先駆けのひとつ。シティ情報ふくおかより2年近く前に創刊されている。
編集発行人は大薗哲夫さん。執筆陣も竹内出(たけうちいづる)さんや松井伸一さんら、当時FMやAMラジオで活躍していた方たち♫ラジオっ子だった私が憧れた方々だ。あれ、大園さんってまだお元気なんだろうか。
当時福岡で流行した洋楽ポップスや地元バンドの情報も満載!新天町で盛業中のミュージックプラザ・インドウの印藤さんの「ヨーロッパで見たレコード店」など、レポート記事も多く、当時の福岡の音楽事情全般が伝わってくる。デビューしたばかりの甲斐バンドをはじめ、ライブ喫茶照和から羽ばたいたチューリップなど、地元出身アマチュアのニューミュージックやフォークソング、ロックグループの情報や紹介も多い。
さらには「変わりゆく天神」「新幹線博多駅」など、まちの変化に関する写真記事もある。1970年代前半に発行されたミニコミ誌は「Tessy」など数多いが、いずれも数巻出しただけで消えていった。シティ情報ふくおか発行以前のエンタメ情報…かなり貴重だと思うけど、全巻揃っている図書館とかあるんだろうか。記事も読んでみたいし、9月は福岡ミュージックマンスだし、少し調べてみよう。
・FUKUOKA MUSIC MONTH|福岡ミュージックマンス
・天神の過去と今をつなぐ(西日本新聞meの過去26回連載)
・新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』
・にしてつWebミュージアム(企画構成を担当)