記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

戦時中の酒ラベル「銀翼」津留﨑酒造と酒造話エトセトラ

2024年08月10日 10時59分15秒 | 昭和の観光学
かつて三潴郡大善寺町にあった「津留﨑酒造本店」戦時中の酒ラベル「銀翼」を入手。今も久留米市大善寺町藤吉にある1854(安政元)年創業の瑞穂錦酒造(津留崎代表)と関係あるんだろうな…銘柄が違うのでそのまま継承されているのではないかも。少し調べてみよう。本店が閉まって分家が残る例も多いし…。 とりあえず古い酒ラベル・コレクションファイルに加えた。気づけば1000種超に . . . 本文を読む

柳川市観光協会発行1950年代の絵葉書セット

2024年07月29日 21時05分39秒 | 昭和の観光学
先日入手した1952(昭和27)年〜1955(昭和30)年頃に発行された、柳川市観光協会発行の絵葉書セット♫柳川市の発足は川下りが始まった1952(昭和27)年なので、それ以降の発行ということ。 1952(昭和27)年に堀割での川下り観光が始まってすぐ、北原白秋詩碑が初めて絵葉書に登場した頃のもの。京町の越山餅本舗(旧城下)前から旭町方向を写した風景も含まれ、かなり貴重…。 サイ . . . 本文を読む

祝!山国橋「選奨土木遺産」認定

2023年05月14日 21時00分29秒 | 昭和の観光学
福岡県と大分県の県境・山国川に架かる「山国橋」が公益社団法人土木学会の土木遺産(2022年度選奨)に認定されたとのこと。 宇佐生まれで中津・豊前エリアで育った私には、最も身近にある名橋なので素直に嬉しいです。 欄干のデザインも好きですが、とくに煉瓦造りの橋脚の美しさに惹かれます。 私が古い絵葉書の蒐集研究にハマるきっかけが、実はこの橋です。まず、古い絵葉書に写る橋は木橋で、煉瓦造 . . . 本文を読む

祝・北九州市60歳、発足当時の観光パンフなどの一端ご紹介

2023年02月10日 19時45分53秒 | 昭和の観光学
2023(令和5)年2月10日は、北九州市が1963(昭和38)年2月10日に誕生して60年とのことで、手持ちの資料からいくつか。1枚目は1963年度市政概要や1960年代後半の北九州市の観光パンフレットなど。 観光パンフレットの表紙は、福岡市が誇るグラフィックデザイナー・西島伊三雄さん。作家になる前の若き日の松本清張さんとも交流があった重鎮。1950年代から全国の観光ポスター・コンクールな . . . 本文を読む

運行開始60年!高速バス「ひのくに号」の歴史をたどる写真展開催!

2022年08月05日 21時04分53秒 | 昭和の観光学
今から60年前の1962(昭和37)年8月8日に特急バスとして運行を開始した福岡ー熊本線高速バス「ひのくに号」。西日本鉄道と九州産業交通が共同で運行を開始してから60年を記念した「ひのくに号60周年写真展」が、西鉄天神高速バスターミナル(福岡市中央区天神)のバスミュージアム・コーナーで始まっています。 歴代車両や懐かしの福岡バスセンター&天神景に当時の時刻表やポスター、歴史も含めてのご紹介で . . . 本文を読む

戦前の到津遊園「ミッキー横町」が気になる!

2022年02月08日 14時06分30秒 | 昭和の観光学
先日、小倉・到津遊園(現・到津の森公園)の戦前絵葉書集の中で未入手だった「ミッキー横町」絵葉書の入ったセットを入手しました。以下、拡大画像には「ミッキー横町」の文字と、ミッキーさんらしい一部が映っています。 1936(昭和11)年、現存している子供ホール完成時に運営会社の九州電気軌道(西日本鉄道の前身企業)が発行したもの。すでにミッキーマウス・ブームが北九州にも来ていたことが分かります。以下 . . . 本文を読む

震災から5年、再開した垂玉温泉 瀧日和(旧山口旅館)

2021年04月21日 22時00分30秒 | 昭和の観光学
2016年4月の熊本地震での全壊から5年、2021年4月16日に日帰り温泉として営業再開した「垂玉温泉 瀧日和(旧山口旅館)」さんを17日に訪問し、温泉&景観を堪能しました(^.^)。 隣接する地獄温泉と共に、通いたくなる魅力で溢れてます。 たしか垂玉温泉の絵葉書シリーズもあったはずと思い、未整理の絵葉書段ボールから捜索。やっと一枚、明治末から大正初期の絵葉書を見つけました(^ . . . 本文を読む

新造船が就航した「鬼ヶ島」こと女木島、1950年代の「鬼ヶ島遊覧御案内」

2021年03月01日 22時51分49秒 | 昭和の観光学
瀬戸内海の女木島・男木島と高松港を結ぶ航路に23年ぶりの新造船就航というニュースをみて、女木島の別名「鬼ヶ島」の観光パンフレットと鳥瞰図を思い出しました。 「鬼ヶ島」行きの23年ぶり新造船は“しましま”に 新「めおん」2月末デビュー パンフに掲載されている鳥瞰図は、吉田初三郎の高弟・寺本左近(本名:郷史)の作品です。「鬼ヶ島遊覧御案内」は印刷時期の記載はないものの、 . . . 本文を読む

玉造温泉の鳥瞰図や絵葉書、発行元は著名人ゆかりの老舗旅館

2021年01月23日 19時17分20秒 | 昭和の観光学
先日のNHK「ファミリーヒストリー」長谷川博己さんの回「長谷川博己〜1300年前の伝説 老舗温泉旅館の誇り〜」は、私的にはまさに神回でした!アイデンティティを形成する家族の歴史と人の縁、まさかの「山崎の戦い」での明智つながり。ご先祖様をしっかりと辿れることが素晴らしいです。 私的に興奮した部分でいうと、絵葉書や鳥瞰図の発行元である玉造温泉「保性館」がお父様の実家と知り、見終わった後さっそく手 . . . 本文を読む

小倉到津球場で行われた1934年日米野球観戦チケット&終戦前後の定期券

2020年10月13日 20時39分01秒 | 昭和の観光学
先日、8ヶ月ぶりに参加した絵葉書研究会で入手した資料から。意外と貴重だなと思うのが、1945(昭和20)年7月25日から8月24日までの西鉄大牟田線(現・西鉄天神大牟田線)の定期券。終戦を挟んで使用されたもので、この期間には筑紫駅付近で電車が米軍機の機銃掃射を受けて64人もの犠牲者が出ています。定期券は平尾〜春日原間のものですが、終戦を乗り越えた希少な定期券です。 また、1934(昭和9年11月 . . . 本文を読む

寺本左近作「観光の高松」昭和25年の作品に朝ドラ「エール」モデル福島コンビの歌あり。

2020年10月08日 22時59分33秒 | 昭和の観光学
1950(昭和25)年の「観光高松大博覧会」PRのために制作された寺本左近「観光の高松」パンフを改めて観察し、今が旬の朝ドラ「エール」モデルの作詞作曲者たちの名前に気づきました。 タンゴ調の「高松夜曲」は作詞・野村俊夫、作曲・古関裕而の福島「エール」コンビで、歌は藤山一郎&奈良光枝。戦後復興期、コロムビアレコードは復興博覧会などのイベントに絡めたご当地ソングを量産したようですね。 小唄 . . . 本文を読む

宝塚ファミリーランド&東京サマーランドの絵葉書

2020年05月28日 16時54分26秒 | 昭和の観光学
先日、アーカイブサイトに「宝塚ファミリーランド」の1960年代の絵葉書群を画像公開しました。同ランドは1960(昭和35)年、宝塚新温泉50周年を記念して宝塚新温泉から改称したとのこと。私は関西旅行の際、閉園直前でしたが一度だけ行ったことがあります。手持ちの資料を探していたら開業当時の「宝塚新温泉」の絵葉書セットも複数でてきたので、追って追加公開しようと思っています。 一緒に公開した「東京サ . . . 本文を読む

1960〜70年代の「新幹線0系」や東京モノレール絵葉書&写真

2020年05月22日 07時37分14秒 | 昭和の観光学
運営する画像アーカイブサイト「アンティーク絵葉書に観る懐かしの風景・町並みアーカイブス」に1960〜70年代の「新幹線0系」絵葉書やポジフィルム写真の一部57点を公開しています。 「夢の超特急ひかり号」時代の手持ち資料の中には、1975(昭和50)年の山陽新幹線博多延伸開業の際の試運転(1月)写真群もあり、その一部を初公開です。 子供の頃、ひかり号の絵本や写真に憧れた世代なので、骨董市など . . . 本文を読む

帰省途中の筑豊ラーメン山小屋

2018年08月16日 07時36分12秒 | 昭和の観光学
今年のお盆は休みが取れず、12日に豊前の実家まで日帰りマイカー帰省しました。 博多への帰路、筑豊ラーメン山小屋に立ち寄って話題の「小峠らーめん」食べてみました。創業店が道路拡幅で立退いて、新店舗が近くの道の駅香春に開店したんですね。 前職時代に博多へ転勤する前、若い頃はよく山小屋本店に通ったので私的には懐かしい味でした。 旧街道の朝倉橋や鏡山神社の銅鳥居は、道路拡幅後もそのまま遺 . . . 本文を読む

さつき松原の絶景

2017年05月03日 06時24分34秒 | 昭和の観光学
先日、晴天の日曜日に母のリクエストで宗像大社に参拝して、その後久しぶりにさつき松原に立ち寄りました。 この日はとにかく海が青い…海風が心地よくてお弁当を食べて1時間近く松原を散策。 黒田長政の植林開始に端を発し、白砂青松100選にも選ばれている「さつき松原」の遊歩道、昨夏に整備が完了してから初めて訪れましたが素晴らしいですね。 この日は少し霞んでいましたが、空気が澄 . . . 本文を読む