先日、久しぶりに手持ちの「筑前国中三十三ヶ所道中案内地図(大正10年刊行)」を取り出して眺めてみた。
いわゆる旧福岡藩内の有名寺院めぐり観光案内。入手したのは2015年8月に開催された絵葉書研究会例会だったようで、facebookの過去投稿に出てきて、思い出しての再チェック。
第一番・大乗寺、第二番・竜宮寺、第三番・妙圓寺、第四番・恵光院、第五番・成就院、第六番・観音寺、第七番・東林寺…。2015年当時、第六番の観音寺さんに三十三ヶ所巡りの痕跡があって、元奈良屋公民館長の西頭さんから「三十三ヶ所巡りや福博八十八ヶ所霊場を調べたい」と相談を受けて、この図を探していたのを思い出した。
道中絵図が記されているだけあって、本来はお遍路のように順番に巡らないといけないのだろうか。地図でおおよその場所もわかるので、まだお参りしたことのない霊場も巡ってみたいと、改めて思った。今夏のような酷暑だと行動する気力も湧かないが、秋になって涼しくなったら…。
・天神の過去と今をつなぐ(西日本新聞meの過去26回連載)
・新刊『松永安左エ門と福岡の近現代史』
・にしてつWebミュージアム(企画構成を担当)