今から90年前、1931(昭和6)年9月に大阪毎日新聞社が刊行した「西日本現代風景」を必要に駆られて再チェック。ちょうどリンドバーグ夫妻が福岡・名島水上飛行場へ来た頃ですが、私の興味は次ページ「松浦潟」肥前唐津の「バス・ホテル」の写真と解説文に。
虹の松原に「バス車両の廃車を使ったバス・ホテルが登場!」九軌会社とあるので、西日本鉄道の前身・九州電気軌道のことなのか気になりました。
バス . . . 本文を読む
先日、1903(明治36)年頃の撮影と推察できる「西中島橋」の絵葉書を入手しました。
絵葉書の状態は悪いものの初見の構図、現在「赤煉瓦文化館(日本生命九州支社)」が建つ場所には火災消失前の国立第十七銀行(福岡銀行の前身)があり、このアングルの絵葉書はかなり貴重です^_^。以下は十七銀行が解体され囲い塀が見える別角度の絵葉書。右側の建物は福岡郵便局です。
別アングルや遠景の絵葉書など、明 . . . 本文を読む
以前入手した「県立福岡農学校(現・県立福岡農業高等学校)」の1939(昭和14)年と1941(昭和16)年の卒業アルバムを見ていて気づいたのは、1枚目・2枚目の写真の場所が現在の山王公園(博多区)付近らしいということです。田んぼの奥にある森が山王日吉神社付近の森とのこと。
現在の竹下2丁目付近にあった福岡農学校、この当時の実習用の田んぼは山王公園の南西側、今の筑紫通り沿線一帯だったようですね . . . 本文を読む
先日ずっと探していた「福岡炭坑」本社竣工記念の絵葉書セットを入手しました。現在、福岡市西区にある「小戸公園」一帯にあった炭坑です。
1914(大正3)年創業の福岡炭鉱(小戸坑)は、木屋瀬・鞍手等福岡県内の小さな炭坑を束ねたグループだったようですが、資料が少なく「産業遺産巡礼」などの著者・市原猛志さんによれば「謎多し」とのこと。
福岡炭坑といえば、早良鉱業(姪浜炭坑、現・サワライズ)の前 . . . 本文を読む
昨年、2020年夏に入手した段ボールいっぱいの1950〜60年代のマッチ箱から、福岡市「中洲(東中洲)」の喫茶店マッチ紹介(その1)。
中洲で最初に自動ドアが付いたという「ニューフランス」、シャンソン喫茶「ブルーシャトー」、洋酒と珈琲の「キャラバン」。
懐かしの喫茶店アンケートの中にも名前が出てくる3店。コロンパン、エスキモー、いるか。
コロンパンの裏側は、喫茶センター。デザイン . . . 本文を読む
先日、久留米市の道の駅で大豆の「ぎすけ煮」を見つけて購入しました。サイトで検索すると「儀助煮(ぎすけ煮)」に関する由縁の説明がいくつか出てきますが、パッケージやお店の情報は無いようですので、手持ちの資料からご紹介します。
「儀助煮(ぎすけ煮)」は博多・中洲中島町の宮野儀助さんが明治期に製造法を確立、博多名物となり戦前は東アジア(朝鮮半島や中国大陸)にも輸出されたそうです。戦前の福岡市土産品案 . . . 本文を読む
2021年3月のダイヤ改正でJR九州の特急「有明」が運行を終えるとの事で、とりあえず手持ちの1970〜80年代ポジフィルム2000余点の中から数点拾い出し^_^。
私自身は残念ながら「有明」に一度も乗る機会がなく、「富士」「はやぶさ」等の寝台列車が運行終了した際のような感傷的な気持ちがありません。ただ、子供の頃に鉄道旅行に憧れた時期があったのも事実です。
特急「有明」で思い出したのは、 . . . 本文を読む