空が高くなって、日が暮れるのも早くなって。ちと淋しい。
昨日、4時前の空。
今年初めて実を付けたわが家の鉢植えオリーブ。
口に入れたら苦いこと苦いこと
そしてたった1本実験バラ栽培 *薫乃 小振りだけれど1輪花が開いて。
観察日記。
9日12時
10日7時
10日10時
10日16時
11日7時 雨上がり
昨日夕方、花苗3つビニール袋に入れたモリタサンと立ち話。
本牧からぶら下げて帰って来たとのこと。
私も来年の庭の準備せねばと奮い立ったわ。焦る。
空が高くなって、日が暮れるのも早くなって。ちと淋しい。
昨日、4時前の空。
今年初めて実を付けたわが家の鉢植えオリーブ。
口に入れたら苦いこと苦いこと
そしてたった1本実験バラ栽培 *薫乃 小振りだけれど1輪花が開いて。
観察日記。
9日12時
10日7時
10日10時
10日16時
11日7時 雨上がり
昨日夕方、花苗3つビニール袋に入れたモリタサンと立ち話。
本牧からぶら下げて帰って来たとのこと。
私も来年の庭の準備せねばと奮い立ったわ。焦る。
時系列がめちゃくちゃで私も頭が混乱。お許しのほどを。
秋の彼岸の20日佐渡行の前に寄った江戸東京たてもの園。
小金井公園西口で下車して園内を結構な距離歩くとビジターセンター。前に金木犀の巨木。
住みたい家の前川邸は紹介したけれど、園内は広い。
新幹線の発車時刻に追われて急ぎ足でざっと見た東ゾーン、昔の商家・銭湯・居酒屋など。
いやあ懐かしい。
実家のある町では見かけなかった建物だけれど雰囲気が懐かしい。
そういえばあったよな、の感じで。
居酒屋 昭和45年復元 台東区下谷
銭湯 昭和4年 足立区千住元町
仕立屋 明治12年 文京区向丘
醤油店 昭和8年 港区白金
文具店 昭和2年 神田須田町
乾物屋 昭和3年 港区白金台
小間物屋 昭和3年 台東区池之端
もちろん他にもたくさんの建物がありました
武蔵野の面影残す小金井公園
そして、私的懐かしさNO1はこれ。
和傘問屋の川野商店。ガラス戸ももちろんだけれど、なんといってもさりげなく置かれた自転車とリヤカー。
そうよ、前輪と後輪の間の三角棒がついた自転車。
子供用自転車も横棒がUの字になった婦人用自転車もなかったわが家。
父のこの自転車で練習した。
右足を三角の間に突っこんで向うのペダルにかけ、身体はやや斜めに傾いで、荷台を父に持ってもらって。
難しかったのよ。ひとりでこぐことができたときは嬉しかったわ。
そんな小学生の頃が出来事が鮮明に浮かんできたの。
この自転車は上の自転車より後に発売されたのじゃないかしら。
時間があったらもっとゆっくりしたかったけれど、ま、ちょうどいいくらいかなと納得して園を後にした。
もう少し旅の話にお付き合いくださいませ。
考えてみれば、今回の旅行のメンバー7人が、ふだんからお付き合いがあるかというとそうでもない。
ノブコサンとカズコサンは幼馴染、男性二人はたまにカラオケに行く仲だそうな、ヨーコチャンと私は
小学生の時から知ってはいる仲、夫と私、それぞれが線では結びついているけれど線と線はくっつかない。
夫はカズコサンのこともノブコサンのことも先回の有馬温泉旅行で初めて知ったという。
私にしてもカズコサンのことは、東京でキルト展鑑賞の集まりで初めて知っただけ。
カラオケ男性組のひとり初参加男性氏に至っては、お隣のクラスにいたな程度、口もきいたことがなかった。
それがひょんなことで。
神戸在住のノブコサンを頼りに「有馬温泉に行こう」と音頭を取ったのは亡くなったオヤジ同級生。
そして、いつでも何でも彼が声をかけてくれていた。なにしろ大らかな人だったから皆の信頼が厚かったのよ。
小中学校が別の夫が仲間に入れたのも彼のおかげ。高校は同じクラスだったからね。
そして、その彼とカラオケ大好きオジサンとヨーコチャンはヘビースモーカー。
もう、いつでもどこでも喫煙場所を探して。
「あそこで吸えるぞ」なんて情報交換。
そして「おい、行くぞ」と誰かが声かけて、大の大人が3人連れだって煙草をふかしに行くからおかしい。
ひとりで行けないのかひとりで!とからかいたくなるくらいに3人仲良くぷかぷかやってた。
姫路城なんて、ヨーコチャンが途中で、疲れたから上るの嫌だとごねると、オヤジ同級生が、
「降りて来たらあそこで吸えるから」なんてだましだまし連れて行ったりするくらいだったのよ。
ちょっといないなと思うと、必ずその度に3人が実にうまそうに煙草をくゆらせていた。
残りの我らは仕方がないなと毎度待つはめになって。
その彼がまさかの余命宣告を受けるほどの病気になろうとは。
夫の話では、それからは飲み会をしてもいっさい煙草もお酒も口にしなかったそうだ。
それなのに律儀に医者の宣告通りにあちらに逝ってしまった。
「そんなことなら、あんなに好きだった煙草も酒もどんどんやればよかったな」
なんて簡単に言うけれど、当のご本人はどう思っていたのかと想像すると胸が詰まる。
で、今回の旅行。
カラオケオジサンとヨーコチャンのヘビースモーカーぶりを初めて目にした初参加の男性氏。
ふたりがいつも仲良く連れ立って煙草を吸っている姿にびっくりしたのか呆れたのかどうか。
名キャッチフレーズを作った。
『たばこシスターズ』
いいじゃないの、素晴らしい。以後我らはあの二人をそう呼ぶことにした。
そこに彼が加わらなかったことはとても残念だけれど、ね。言っても詮無い。
もっとも陸上選手だった体格のいい彼が入っていたら「シスターズ」にはならなくて「ブラザーズ」だわ。
そういえば。
亡きオヤジ同級生と旅した有馬温泉は修復なった姫路城とセットで見学。
今回は空にいる彼を連れて下呂温泉と復元なった名古屋城本丸御殿とセットで見学。
偶然の取り合わせ。
名古屋駅からタクシーに分乗して。
お城の外壁はこれから修復
本丸御殿 12時回っていたせいか並ばず済んでラッキー
撮影はフラッシュたかなければどこも大丈夫
いやあ豪華絢爛でため息が出る
中でも将軍が泊まる「上洛殿」は 部屋のすべてに渡って意匠が凝らされていて
私もお泊りしたかった(落ち着かないだろうけれど)
「上洛殿」以外の部屋はこちら
名古屋城 本丸御殿
9年にわたって復元に携わった職人さんたち(以下の説明は中日新聞の記事からです)
七宝焼をあしらった楕円(だえん)形の引き手金具、獅子とボタンが絵画のように施された釘(くぎ)隠し-。
御殿を華やかに彩る飾り金具を手掛けた「後藤社寺錺(かざり)金具製作所」(京都市)の錺師、後藤正太さん(41)は作業に入る前、焼失前の御殿に使われていた実物を見た時の感動を覚えている。
緻密なデザインと高い技術に「ぞくぞくした」。九年に及ぶ長い仕事の始まりだった。
「花のし金具」 横六十センチ、縦十八センチで、ボタンや菊の花、獅子などの図柄を組み合わせている。
一つに一カ月ほどかかる金具を百五十個ほど完成させた。
あまりに精巧でこれを作る職人さんの腕に惚れ惚れしました
欄間もお見事
天井
部屋も見応えあったけれど、それ以上に細部が見事で、ノブコサンじゃないけれど、
「思った以上だったわね。見学してよかった」の感想。
またの再会を約束して、西に東に分かれて帰りの途につきました。
「信じられんわ」
神戸から参加した亡きオヤジ同級生の幼馴染ノブコサンが、普通電車内で何度も繰り返す。
高山からまたもや戻る下呂までの交通手段のことね。
「そんな発想考えられへんわ、今までの旅行で初めてだわ」
1日目に乗ったバスで戻ろうかそれとも普通電車で戻ろうか、はたまた特急に乗ろうかという問題。
例によって賢い男性陣は沈黙知らん顔。
バスで帰りたいヨーコチャンvs特急で帰りたいノブコサン。なかなか結論が出ない。
埒が明かない。ipadミニの出番。
「じゃあさ、値段もバスより安いし時間も速い普通電車があるからそれにしようよ」
と押し通す。決定、14時49分の普通電車。
町をぶらぶらしていい加減時間が過ぎたから、私、
「電車の時間に間に合うように歩こうよ」とせかせたら、ヨーコチャンに、
「あんたさあ、せっかく来たんだから見たいとこゆっくり見ればいいじゃないの、間に合わんかったら
バスでもいいじゃないの」とまことにもっともなことを言われた。ほんと。
カズコサンも
「柔らかい心柔らかい頭柔らかい身体が大事よ。心がけなさい」と諭す。
ああこの旅の大きなお土産だわ。
高山の古い街歩き。「高山祭屋台会館」までぶらぶら。
朝顔と風知草が趣を添えている
町中で目についた
あちこちの家の前に風知草
他にも
屋台会館
左上は屋台を仕舞う蔵 町中でいくつか見かけた
右下2枚 駅前で9日から始まる「高山祭」の幟や大提灯の取り付け作業中
「高山祭」見たいけれど混雑するのだろうな、と言い聞かして・・・
下呂温泉に行こうと言いだしっぺオヤジ同級生が何度も繰り返して言ってた。
「新宿から直通バスがあるから」って。すっかりそれがインプットされた我ら。
何が何でも新宿からの直行バスに乗ろうと検索。それがないのよ、高山乗り換えしかないのよ。
それでもほかの方法は考えず、ひたすらバスでの下呂温泉行き。
耐えに耐えた(いやそうでもない、過ぎ去る風景を楽しんだから)7時間。その日は移動で終わり。
2日目、また高山に戻ろうってんだから計画性のない旅行。
男性3人は世の習いにしたがって、すべてあなた方にお任せしますの態。なかなか賢い。
女性4人も誰が幹事なのか分からない有り様で。
ひとりが「ぜひ高山陣屋を見たい」と言うので、じゃあそこに1番に行ってあとは成り行き次第。
そんなこんなで成り立つ一行。
陣屋見学の後は宮川沿いぶらぶら。
暴れなきゃ川のある町は魅力的だ、すきだわ。
まずは中橋を渡って。
小京都と言われるだけあっての景色。
弥生橋
町中に入ると狭い川が流れていて 木々は少し色づいてきていた
再び宮川沿いに駅まで戻る道
計画性はなくても「あうん」の呼吸でなんとかなって満足、おひとりの言葉「いいおとなだから」だそう。
明日も高山ぶらりは続きます。