まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

その場所を飛び出して

2023-09-28 08:58:41 | TV

 昨夕

日曜の夜は、スマホアプリのradikoで『ShinTsuyo POWER SPLASH』を聴いている。
草彅剛さんと香取慎吾君がパーソナリティーを務めるラジオ番組ね。
1995年開始というからもう長いのよ、私もそこらあたりからそこそこ長く聴いているの。
いやいや20代SMAP時代のキラキラしているときだったからね。話がお笑いもので爆笑。

先週だったかしら、剛君が、
「俺今が一番頭がよくなった。台本もすぐ覚えられるし、受け答えもしっかりしているし」
なんて言い出すから、慎吾君じゃないが私もえっ?と笑ってしまった。
そうよ、40代あたりまでの剛君は即興の類はひどくてハラハラドキドキもんだったわ。
何言いだすか分からない、聞かれていることへの答えは全然かみ合あわないし。
観ている私は愚息を持つ親の心境だったね。
今はこんなたわいもない話で二人は盛り上がっているが、J事務所を飛び出した当初は
それはそれはひどかった、声が暗かった。番組中に何度も「何話そうか」なんて。
「ぷっすま」はじめ、TVのレギュラー番組やCMなんかほぼ全部なくなっていたからね。
仕事の話なんかとてもできなかったのだろう。

 

そんな逆風吹き荒れていた中でも続けてくれたbayfm。だけど。
番組の中でもSMAPのスの字も口に出さないし、中居木村の名前ももちろん言わない。
第一、SMAP時代の曲がかからない。曲名だってあの歌、あの歌詞で通しているからね。
いかに事務所の圧力が強かったことか。

それでも「新しい地図」として活動をはじめ、AbemaTVやYouTubeで活路を見出して。
チケットの神様がいたおかげで観劇できた草彅さんの舞台『バリーターク』

 (ネット拝借)

男二人が壁に囲まれた部屋で同じことを毎日繰り返す、それはそれで居心地がいいのだが。
ついに男一人がその部屋を飛び出そうとする。
「向こうに違う世界があると分かっていてなぜ飛び出さない」(そんな意味)
もう当時の剛君とぴったり重なって。難解な劇だったけどとても印象的だったのよ。
そうやって少しづつ仕事が増えていって。
剛君は、映画『ミッドナイトスワン』では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞する。
映画は今も上映が続けられて、公開から4年目にはいっているとのこと。

地上波TVでも3人はEテレでレギュラー番組を持つことができるようになり、ここまで
来るのに6年かかったけれど、それぞれが自分の場所を作ることができてほんとによかった。
男40代、人生の転機をどう攻めていくかの一つを示してくれた生き方だったわね。
剛君、10月からの朝ドラに出るんだ。朝ドラ、今まで観たことないからなあ、録画だな。
そして、舞台『シラの恋文』が待っている。
東京だからなと躊躇していたが、ポスターのこの表情を観たらだめだ、チケット取りに参戦する。

 

剛君は実にポジティブな考え方をするのよ。
「寝れば何とかなる」って。これがポジティブかって聞かれても困るけど。

来年5月には映画『碁盤斬り』も公開されるから、楽しみに待つことにしよう。

 
 
 

 

 


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