今朝の横浜は強い雨。
佐渡では青い空だけ見てきたので久しぶりの灰色の世界。
昨日は11時ごろ上野到着でそのまま娘と国立博物館へ。
並んではいないと思ったが(なにしろ若冲展の苦い思い出があるからね)、その通りそのままスッと入場できて。
2日目だというのに館内は混雑混雑。
でもそこはそれ仏像だから大きいから、ぐるり回って360度観ることができるから、
それも気にならずしっかり鑑賞できて。嬉しい。
もう「凄い!」の一言。最初から最後まで心震えっぱなし(ちょっと大げさかしら)。
ほんとそれくらいよ。
ほとんどの作品が、国宝ならびに重要文化財なのに今更驚いたりして。
そりゃあ全部お持ち帰りしたい、お持ち帰りしたいが「四天王」なんてそういうわけにもいかないしなあ。
大迫力のそれを家のそこらに置いておいたらうなされる。
そこで第一印象で選んだ私のお持ち帰り作品。
八大童子立像のうち制多伽童子(せいたかどうじ) 文句なく可愛いです。愛でたいです。
浄瑠璃寺十二神将立像(じゅうにしんしょうりゅうぞう)
程よい大きさで十二支の名前がついているのですが、愛嬌たっぷりなのがいたりえらそうなのがいたり
ユーモラスなのがいたり。観ているだけで顔がほころぶというもの。おもしろいわあ。
天燈鬼立像・龍燈鬼立像(てんとうきりゅうぞう・りゅうとうきりゅうぞう)
こちらはシーサー並みに我が家の玄関に鎮座していただきたいと思わず手が(いやそんなことしません)。
無著菩薩立像(むじゃくぼさつりゅうぞう)
お持ち帰りなんて、とてもそんな。できません。恐れ多くて。
でもでもそばにいていただきたい。泣きたくなったとき拝ませていただきたい。じっと見つめていたい。
心が静まるだろうな、と。
そんなわけで大満足してお昼は焼肉食べに行きました。
もちろん撮影禁止なのでURL貼っておきます。(実は貼り方がよく分からないのでそのまま)
特別展「運慶」公式サイト http://unkei2017.jp/
WEB小説「北円堂の秘密」が今夏の隠れたベストセラーと知ってますか。
グーグルで「北円堂の秘密」と検索するとヒットするので無料で読めます。
世界遺産・古都奈良の興福寺・北円堂を知らずして日本の歴史は語れないと云われています。
日本文化発祥地の鍵を握る小説なのでご一読をお薦めします。
少し日本史レベルが高いので難しいでしょうが歴史好きの方に尋ねるなどすれば理解が進むでしょう。
今秋、東博では「運慶展」が開催されるが、出陳品の無著・世親像を収蔵するのが興福寺・北円堂である。
貴職におかれてもホットな話題を知っておくことは仕事に少なからず役立つでしょう。
先ずはブログ主様ご本人からベストセラー小説「北円堂の秘密」の読破をされては如何だろうか。
読めば日本史のミラクルワールド全開です。お友達に教える時はネタバレ無しで口コミして下されば幸いです。
私ももう少し落ち着いたらお誘いを・・・と思っていたのですが。大町安礼さん、凄いですね!!