１１９番物語

昨日は店番友とおやじ同級生との不定期お茶会。

暑くて眠れんかったわ、ってな話から店番友が、
「私熱中症にかかって救急車に乗ったや」と言う。

どうにもこうにも動けんから電話掛けたら、まあ、なんだかんだいろいろ聞くのね。
私、てえそでだちかんから（疲れてどうにもならない）早う来てください。
来てくれたらいっくらでも話するし、ってようやく来てもろたっちゃ。
だそうだ。

ご主人はいても何の役にも立たなかったそうな。
保険証はどこだ、パンツはどこだ、タオルはどこだ、って。
挙句の果てには、財布の中がごちゃごちゃしてるからって怒りだす始末だったそう。

それで、店番友、苦しい中、自分で１１９番したと。

なんだかんだ聞くのはの、とおやじ同級生。
救急車をタクシー代わりに使うもんが多くて困るって話さ、と続ける。
うちの前に立っとって、ここだここだと案内したもんがおる、とか、
背広着ての、ネクタイまでしめて待っとったつうや、とか。
眉つば話を披露する。

で。
どこそかのお兄さんが、車が梅津川に落ちるのん見て、ばあさんに、
「１１９番してくれ」と頼んだそうな。やぼに手間がかかる。
と、そのおばあさんが、
「局番は２７でいいんだがの」ときたから、お兄さん怒るのなんの。
２７の１１９か。
いやはや。

黒電話の時は、１、１、と回し、最後に９を回すようにしたのは、
掛けている人を落ち着かせるためだそうだ、と博識披露。

１１９番話で盛り上がるなんて。ちょっと、ま、なんだ、不謹慎。
けれど腹抱えて大笑い。

＊　露草は、
シリアで亡くなられたジャーナリスト山本美香さんがお好きだった花、と、昨夜のクローズアップ現代で知った。自転車散歩で撮影したばかり。私のほんの少しの気持ち。