こちらの展覧会を知ったのは最近のこと。
東京の展覧会にはすっかり足が遠のいてしまっていたので全くの情報不足。
パソコン開くたびにネット広告で見るようになって、こりゃあ是非にも行かねばと。
大好きなモディリアーニ、本物が見たかった倉俣史朗の椅子、有元利夫も展示されている。
暑くてもアクセスが苦手でも行かねばと。で、お嫁さんの手術で鶴見まで出かけるから、
無事終わって、余力があったらその足で行って来ようと決めて。
パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館。
3館のコレクションをテーマごとに“トリオ”で紹介する展覧会
「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」
TRIO展は、3館のキュレーターの共同企画によって実現したとのこと。
膨大なコレクションをどうやって見せようか、と喧々諤々だったそうな。
それぞれの美術館から1点ずつ作品を選び、合計3点をひとつの「トリオ作品」として見せていく。
異なるアーティストが描いた3つの作品を
主題やモチーフが同一、色や形が似ている、素材が同じ、作品に共通する背景がある。
そんな共通性をもつ作品を“トリオ”として展示する。いったいどんな化学反応が起きるのか?
そんなコンセプトでこれまでにないユニークで斬新な展示方法を、全34組。
いやあ贅沢だ、楽しみにして出かけたわ。
3作品を比べて楽しむ「トリオ展」
HPで、あなたの″押し“トリオは?と聞かれたので、私の”押し”を。
押しというにはちょっとおこがましい。むしろ”好き”かな。3作品とも好きということで。
なんといっても 大好きなモディリアーニ作品に会いたかったから それがいちばん
アメデオ・モディリアーニ 《髪をほどいた横たわる裸婦》
アンリ・マティス 《椅子にもたれるオダリスク》
萬鉄五郎 《裸婦 (ほお杖の人)》 お休みしている《裸体美人》に代わって
ほんとはそちらにお会いしたかったのでとても残念
3作品とも人物が独り という図に惹かれて
モーリス・ユトリロ 《モンマルトルの通り》
松本俊介 《並木道》
佐伯祐三 《レストラン(オテル・デュ・マルシェ)》
モダンガールたちの表情がいいなと 新しい時代を迎えてわくわくしている姿が素敵
杉浦非水 《銀座三越四月十日開店》
パブロ・ガルガーリョ 《モンパルナスのキキ》
早川良雄 《第11回秋の秀彩会》
モーリス・ユトリロ 《セヴェスト通り》
長谷川利行 《新宿風景》
河合新蔵 《道頓堀》
好きだ嫌いだと生意気言って トリオといかずダブルになってしまって 今は後悔している
3作品とも撮ればよかったわ それでこその企画展なのにね
夢と幻影
三岸好太郎 《雲の上を飛ぶ蝶》
マルク・シャガール 《夢》
コレクションのはじまり
安井曽太郎 《金蓉》 東京国立近代美術館の初所蔵
佐伯祐三 《郵便配達夫》 大阪中之島美術館の初所蔵
都市のグラフィティ
ジャン=ミシェル・バスキア 《無題》
佐伯祐三 《ガス灯と広告》
続きはまた。
私の安コンデジの働きが悪いのが悔しくて。
それにしても、今更ながらにキュレーターって
凄い!と感心しきりでした。よくぞ、です。
振り返って今頃、自分の興味の幅が狭いなと
つくづく思います。見逃している作品多々。
守備範囲の広いcyaz様を見習うことにします。
萬鉄五郎「裸体美人」さんにお会いできることを
夢見て・・・
まあ毎日「暑い」としか言葉が出ない酷暑です(汗)
この展覧会、盛りだくさんの内容と企画内容が秀逸でした!
国立だからもう少し入館料が安ければと思うのですが、
まあ内容が充実しているからガマンガマン(笑)
僕も萬鉄五郎「裸体美人」は観れなくて残念でした><
またの機会に出会えればと思っています。