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まい、ガーデン

しなしなと日々の暮らしを楽しんで・・・

今なお輝く 御即位記念特別展『正倉院の世界』皇室が守り伝えた美

2019-10-19 08:40:34 | 展覧会

東京国立博物館で14日から開催されている『正倉院の世界』展。
美術なんぞ全く関心のない夫が珍しく「行ってみたいね」なんて言う。
こうなりゃあ仕方がない、私が引率しなきゃあなるまいと覚悟を決めて。
なに私もひとり楽しんでいて、この後も夫が留守番することがあるからちょっと気が引けていたの。
そこで、40日間しか開催されない、即位の礼の後では混雑するかもしれない、ということで昨日行って来た。
9時40分ころに着いたときは少し行列ができていて入場制限があったが、それも待つほどもなく入場できた。

10時50分頃観終わって、会場を後にするときは行列もなく来場者はスムーズに入場できていた。
今頃の時間でもよかったね、なんていうもののこればかりは予測がつかない。



東大寺献物帳(とうだいじけんもつちょう)聖武天皇の御遺愛品をはじめとする宝物が東大寺大仏に献納された時の目録
墨の色が鮮やかに残っていて美しい文字がまことに見事だ。小さい字なのよ。

そしてなんといっても保存の良さ。
ついこの間制作しましたと言われてもおかしくないくらいなのよ。
染織品の端切れなども色鮮やかでびっくりするくらい。よくぞ残こしていただきましたと感謝したくなる。

 墨画仏像(すみえのぶつぞう)

赤と黒の碁石なんぞほんの小さくてかわいく、またその小さな石に見事なデザインの細工が施してあるのだから
お持ち帰りしたくなる。

海磯鏡(かいききょう)背面の波の文様が圧巻

黄熟香(おうじゅくこう)

足利義政や織田信長らが一部を切り取った後があるのがおかしい。
2枚ならんでいる右が義政、左が信長 いちばん左端が明治天皇が切り取った後。
ガラスの中なので残念ながら匂いは嗅ぐことができません、はい。

なんといっても素晴らしいのは 螺鈿紫檀五絃琵琶(らでんしたのごげんびわ)

古代東洋の工芸史上最高の傑作と言うべき至宝、だそうだが、さもありなんの名品。もう素晴らしいの。
写真は表面だが、実は背面の螺鈿細工が「いやいやよくぞ」の造形美でため息しか出ない。
これを観たからもう今日はいいか、の気持ちになったわ。

(会場内は撮影禁止なので、作品の写真はホームページをお借りしました)

写真撮影許可の中から

 当時の塵芥 今も種類分けしているとのこと

鴎外の言葉で締めくくります。以上ざっとの紹介です。

 

 

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