昨夕 今朝
先週土曜日、市に行くと従弟のお嫁さんが野菜やら花やらを売っていた。
顔を合わすなり「いつ帰るの」と訊くから「25日よ」と答えると、*アケボノソウも*オヤマボクチも咲いていると言う。
「この後台風が来るねかや、そんなら今日の午後しかないわね。行ける?」「いつでも大丈夫。連れてって」と頼んだ。
佐渡生活の5年間、その後月1度1週間の佐渡滞在の2年間、顔を合わせれば挨拶くらいはしていたけれど、
話したこともお付き合いしたこともほとんどなかったのよ。
それが実家へは盆と春秋の彼岸だけになって、なにがきっかけだったのか「来たの?」「うん、○日までいるわ」
のようなやり取りをするようになって。
彼女も私も山野草好きだということが分かると「行くか?」が始まったの。
最初はドンデン山の*シラネアオイの群落を見に。
カーブ連続の山道をちゃっちゃか運転するから、運転も苦にならない人だと安心して遠慮なく頼むようになったわけ。
「出たもん勝ちよ」とお出かけ大好き、行動力もあるからやることが素早い。
午後「*アケボノソウ。採ってきたわ」と花束をくれた。
*オヤマボクチもいっしょ。
「ウメバチソウ見にドンデンへ行かんか、いいか?」と言うので
「ドンデンはいいから*アケボノソウが咲いとるところへ連れてって」と図々しく頼んだわけよ。
そこがここ。
田んぼのすぐそばの崖に雑草のように群れなしている。こんな場所じゃ彼女しか分からないわ、自分ちの田んぼの崖だもの。
しかも遠目じゃ「あっ白い花が咲いているな」くらいなもの。気にも留めないと思う。
それがそれがなんと近づいてみれば
どうです!可愛いったらありゃあしない。ほんの小さな花。
私のコンデジの働きに感謝よ。息止めて撮った甲斐があろうというもの。
小さな花ながらなんて複雑な模様をしているのかしら。天然の造形美。
アケボノソウは漢字で「曙草」素敵な名前ね。名前とこの花ひとつからいろいろと想像できるわ。