どこかしらなんとなく愛嬌のある遅刻友の話。
先週ドンデン高原ハイキング関係エピソードね。
クロモジ
火曜日の夜電話がかかってきた。
「今日行って来たっちゃ。サンカヨウある所分かったから、いっぱいあって見事だったわよ。ドンデンライナー予約するね」って。
頼むわ、あなたが頼りよ、ついて行くからね。
木曜日、佐渡に着いた夜、電話がかかってきた。
「7時40分のバスで行って10時に帰るのんでいい?あんた、案内所に行かんでもいいし、電話で予約できるからしとくわ」って。
えっ!まだ予約しとらんかったのかい、と思ったことは内緒。そうだわ、ギリギリの人だったんだ、これは想定内だったわ。
いいわよいいわよ、ついて行きます。
金曜の朝10時ごろ、電話がかかってきた。
「今から20分後にあんたんちに行くから」って。
えっ?私は慌てたね。やることがいっぱいあったのよ。大急ぎで緊急のやつから片付けて行った。
待てど暮らせど・・・
「あらあ、20分っていうたけど1時間もたってしもうたね」って。ま想定内のこと、いいのよいいの。
「やっぱりさ、10時に帰るバスだと時間が足らんかもしれんわ」
と手書きの地図を見せて説明する。挙句「あんた、急いで電話かけてくれえっちゃ」
そうねそういうことだわ。
ライナーは満員だというから、いつ電話かけるか分からない遅刻友に任せておかなくてよかった。危なかった。
と何度も言うが、ここまでは想定内、と言うことに。
ドンデン高原
さて決着したので私、恐る恐る、
「今日しかないからさ、マサチャンママのところに行って来たいんだけどいいかね」
と切り出すと、
「はあはあ行って来いっちゃ。私とは山で時間がたっぷりあるからさ行って来いっちゃ」って。気前よく。そして。
「私さ、ここで留守番しとるっちゃ。ゆっくりするし」
と言うからもうびっくりを通り越して二人して笑ったね。大笑いよ。当のご本人も腹を抱えて笑っているし。
ふつう、そんなら私も帰るっちゃ、とか言うわよね。
それが「留守番しとるし。ゆっくりするから。」だなんて大物だ。ほんと、想定外の人だ。
後から聞けば12時半ごろ帰ったって。カタログをじっくり読んでたんだって。
ドンデン高原
長くなったけれどもうひとつ言わせて。
土曜日当日のピッタリ8時(8時50分のバス予約)遅刻友に電話した。遅れるなよと釘を刺すために。
「今から出るし」って。「自転車で行くからあんたんちに寄るから」って。
えーー!まだ8時よ。私は8時半に出るからねと伝えるつもりだったのに。
ということは8時10分には来るわ。慌てたね、顔も洗ってなかったからさ。
ところが30分になっても来ない。仕方ない、リュックかついで角まで迎えに行くと向うからやってきた。
後から聞けば、そん時は花に水をやっていたんだって。
催促かと思って取り敢えず「これから」って言っといたんだって。
「蕎麦屋の出前みたいだね」と自分で言うからもう1枚も2枚も上手だ。
両津湾を見る
想定外の人は小心者の私には予測がつかないというものよ。
えっ?いちいち腹なんかたてません、そういう人なんだから。