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曇、23度、80%
この春はたくさんのアスパラガスを北海道からいただきました。北海道のアスパラガスは太さが違います。太くて甘くて根元まで筋が少なくて。デパートの地下で売られている北海道産のアスパラガスはお値段が高くて手が出ません。そんなアスパラガスをたくさんいただきました。しかも、第2弾はホワイトアスパラガスも一緒です。
ホワイトアスパラガスは父の好物でした。と言っても明治屋の瓶詰めのアスパラガスでした。柔らかくてふにゃふにゃの瓶詰めでした。50年近く前に逝った父に生のホワイトアスパラガスを食べさせてあげたかったと思います。荷物を開けてその場で生のまま食べました。グリーンとは同じアスパラガスとは思えない美味しさです。土をかけて日に当てないで育てたホワイトアスパラガス、農家の方の手間を思います。さあ、どうやって食べようか。
グリーンアスパラガスは贈り主お勧めの料理を作りました。「イカとザーサイとアスパラガスの炒め物」です。この取り合わせが面白い、炒め物は取り合わせ次第で幾種類も作れます。 スルメイカの旨みをアスパラガスが吸っています。味のアクセントはザーサイです。日本のザーサイは便利です。ちゃんと切られて売っていました。ゴロンと丸いザーサイは薄く切るのが大変です。炒めても腰のあるアスパラガスです。
以前アスパラガスの料理の話を書いた時、「アスパラガスの西京漬」を教えてくださった方がいました。冷蔵庫には西京味噌もあります。主人の帰国の予定から逆算して漬けました。 西京味噌の優しい甘みはアスパラガスを損ねません。普通の味噌漬けだとお味噌の方が味が勝ってしまうかもしれません。主人から「もう一度。」の要請が出ました。
主人も帰ってきています。友人もお夕飯にやってきてくれます。そこで、グリーンとホワイトアスパラガスのゼリー寄せを作りました。ゼリーの量が少なかったのか、ゆるいゼリー寄せができてしまいました。 アスパラガス以外に彩りのプチトマトも入れてキャベツの葉で巻きました。薄味に作りましたので生のソーセジを添えました。
貴重なホワイトアスパラガスです。根元の部分だけを集めてすり流しを作りました。 ほんの一口分、緑の葉っぱはセルフィーユです。形、柔らかさ、香りすべてに優しいセルフィーユを庭から持ってきました。すっと一口、冷たいホワイトアスパラガスのすり流しです。
たくさんのアスパラガスを料理することが出来たこのふた月、高級な食材アスパラガスの癖や調理法をたくさん学べました。滅多にない機会でした。美味しいものはそのままでも美味しい、それに一手間かけて持ち味を壊さないようにと心がけます。北海道の友人たちに感謝します。