チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

秋の気配が深まると「3匹のきつね」の布が恋しくなります。

2023年10月01日 04時55分31秒 | 日々のこと

晴れ、23度、77%

 今日から10月、朝は秋の匂いが漂っています。この匂いを嗅ぐと、コックリとした色合いの「3匹のきつね」の布を出して来ます。 色合いが秋らしいのも理由の一つですが心に馴染みます。日差しはめっきり弱くなりました。カッとした日の光ではなく少し霞んだような明るさです。つい先日までとは違い身体の動きも軽くなりました。でもどこかに夏の疲れが残っているようです。徐々に徐々に秋からもらう力が出て来ます。

 床間の掛け軸は「紀貫之の色紙」に替えました。 小振りなお軸の中に薄青い雲母が光る色紙です。「寸松庵色紙」と呼ばれるものです。高校の書道の時、「紀貫之」と習ったのですが最近の研究では疑わしいと言われているそうです。 誰が書こうともその筆の柔らかさが美しく流れています。かな字の美しさです。

  今月のモモカレンダーはモモ1歳、若いなぁ!しかも移転前の香港のスターフェリー乗り場で撮ったものです。シンボルの時計塔が写っています。お顔も黒々、目元もはっきり、まだこの頃はカメラを見ませんでした。顔を背けます。モモはよく歩きました。家からグングン下ってセントラル、帰りは急な坂道を上ります。足腰が弱って、跳躍の高さは低くなっても歩きました。香港の思い出の約半分はモモと一緒の思い出です。

 毎朝少しずつ気温が下がって来ました。ココの夕方の散歩の距離が延びました。自分から歩きたがります。息遣いを見ながら「長く歩けるといいね、ココさん。」

 「3匹のきつね」この3匹は家族だと思っています。布を閉じ込めた大きなトレーは今日からお昼のお膳になります。 北欧の布の良さは、その明るさです。オレンジの狐たちが森の中を木の実の下を歩く様子を想像します。

 古い友人から連絡があり、昔のことを思い出す時間が増えました。春に向けての庭仕事もそろそろ始めます。秋の深まりに静かな時間の流れに身を委ねて過ごします。


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