チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

アナログ時計の不調

2020年11月21日 | 身の回りのもの

晴、15度、72%

 寒さを感じるようになると、家中の電池で動くアナログ時計が遅れ始めます。気温と時計の遅れの関係に気付いたのは40年ほど前です。香港時代は年明けて旧正月の頃、寒いなと思い始めるとアナログ時計はのんびりした動きに変わりました。

 先日、枕元にある時計を暗がりで見ると、 いつも起きる時間にまだ1時間ほどもあります。目覚まし時計ですがアラームを使ったことがありません。いつも決まってほぼ同じ時間に目が覚めます。もう一眠りと思って目を閉じました。ウトウト。しばらくして時計を見ると、さっきとほとんど時間が変わっていません。「あっ!止まってる。」と慌てて飛び起きました。電気をつけて見ると、秒針が同じところでボチボチと動いています。

 一つのアナログ時計が遅れ始めると、伝染するのかどれもが止まったり遅れたりします。伝染病ではなく、乾電池と気温との因果関係でしょう。そこで新しい乾電池を持って、点検に回ります。正常に動いていてもその後1週間以内に遅れが生じます。

 古い時計は40年は使っています。 古ければ理解できますが、新しい時計ですら気温が下がり始めるとノンビリとした動きに変わります。

 手首には腕時計を朝起きてすぐにつけますが、家にいる時は置き時計や壁掛け時計にまず目が行きます。 この時計は半世紀以上前のものです。古い時計が多いのでムーブメントの音が静かに響きます。音無し時計に慣れている世代には小うるさく聞こえるかもしれません。

 時計が正確に動いていると、一日が順調に流れていると思います。 昨日、最後の一つの電池を入れ替えました。 時計の針先に鳥のオブジェが付いています。他のものより大きな電池を使います。「針を動かすのに力が必要なのかな?」

 寒くなり始めると、「燃料補給してください。」とアナログ時計は言っているのかもしれません。時間の動きを感じるアナログ時計は静かな音を立て動き続けます。 

コメント
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