うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

月はいずこ

2024年09月18日 | 日記

月はいずこ?

 

おはようございます。

昨夜は中秋の名月だということで、

私は帰りにスーパーへ寄って月見団子を買って、

それを食べながら月を見ようと企んでいた。

 

ところが、夕方のスーパーは、すっからかんだ。

団子も無ければ、お酢さえ売り切れているじゃないか。

「酢って、売り切れるもん?

お酢ブーム?なに?なんなの?!」

別に、酢を買う必要はなかったが、

私は団子が売り切れていたショックで、がらんとした酢の陳列棚にまでキレていた。

「仕方ない」

私は諦めて、仏花だけを持ってレジに並んだ。

すると、背後から

「お団子、売ってないよ~」

という声がして、咄嗟に振り返ると、

私より10センチほど低い背丈の60代だろう女性が、私を見上げていた。

そして、もう一度、

「びえ~ん、お団子が売ってないよ~。」

と、今度は泣き真似を加えて嘆いてみせた。

泣き真似をしているくせに、実に愛嬌のある笑顔だ。

私は、思わず吹き出して、

「ほんと、お団子売り切れちゃってますよね。」

と言いながら、さらに思わずつられて、

空いている片手で、古式ゆかしい昭和のぶりっ子の泣き真似をしてしまった。

そうしたら、なんだか可笑しくなって、

名前も知らぬ可愛らしい人と長らく笑い合っていたものだから、

すっかり団子の恨みは消えていた。

 

いい、いい、団子は要らん。

「ちゃんと調べたもんね~」

満月は、太陽が沈んだ頃、東から登り、南へ向かう。

 

午後7時。

「まだ東の方だよな?」

無い!どこにも無い!!

 

午後9時。

「そろそろ南なんじゃないか?」

ちょうど、ベランダは南側のはずだが、

「見えない」

外へ出て、広い場所で見上げても、

「無い。どこにも無い・・・」

月はいずこ?

 

月は気紛れだ。

私が見たいと望むときに限って、見えた試しがないくせに、

夜中にふと目が覚めると、窓の向こうから、

私の寝ぼけた顔を照らしている。

いけずめ!

 

そんな我が家のおたまは、

久し振りにトイレにやって来た。

なんか君、まん丸になって来たな。

 

おっ、久しぶりにトイレの水が飲みたいのかい?

 

久し振りに、やるか?

こねくり回した、飲み辛いポーズ、やるか?

出た、逆さ飲み!

これは見れて、何よりです。


私の確信、外れた~

2024年09月16日 | マアコのこと

この土日は、

降っているかと思いきや、突然晴れたり、

おかしな天気だった。

 

そのおかげか、お天気雨の中、虹が二重に現れた。

『ダブルレインボーを見つけたら、

ぼーっと見ていないで、急いで願い事をしましょう。』

と、何かの記事に書いてあったけれど、

しまった!

ぼーっと突っ立って見てしまった!!

願いたい事、あったのになぁ。

 

さて、8月末から始めた、

マアコを捕獲する作戦の途中経過。

こんな眼をした野良猫マアコ。

 

第一段階

この板に乗ってきれるまでに1週間掛かった。

 

そこから慎重に慎重に、壁を増やしていった。

一面ずつ増やし、ここまでは案外スムーズだったが、

いよいよ囲いの状態にしてみたら、

マアコの警戒アンテナは、再び危険をキャッチしたらしく、

そんな中、根気よく馴らしていく私も、ピンチだった。

大きなゴキブリが真横にやってきても、

騒がず動かず、マアコの横に座り続けた。

ムカデがやって来た時もあったが、耐えたで、あたし!

 

そして、ついにここまで来た。

両横、全面、天井の一部の組み立てが完成した。

残すは、天井の残りと扉だ。

私は、今すぐにでも設置すれば、

今のマアコなら難なく入ってくれると考えている。

 

この最中も、私はなるべくマアコに触れるよう試みていた。

すると、

最初はご飯を食べている時だけ触れるようになり、

次に、チュールを直接舐めるようになった。

その最中にも撫ぜられるようになったし、

今は、ご飯に向かう直前のマアコを撫ぜられるようになって来た。

 

捕獲、出来る!

正確には7月から始めたマアコの餌付けが、

やっと、捕獲できる所までこぎつけた。

しかし、一つ大きな問題がある。

マアコが、妊娠間際だ。

私のこれまでの観察から予想すれば、出産予定は9月20~25日だが、

もう少し早いかもしれない。

これはもう、産んでもらうしか無い。

 

この土日、

私はマアコの捕獲を試みた。

「マアコ、私ん家で産まないかい?」

すると、マアコは咄嗟にケージから飛び出して逃げる。

あれ?

捕獲、出来る!って、今さっき記したくせに、

出来てないじゃん!!

失敗してるじゃん?

いや一応、マアコにお伺いを立てたのだが、

きっぱりノーと言われたという訳だ。

 

今までの経緯からすれば、

今回もマアコは子猫を連れて来るに違いない。

そこから、また新たなステージを迎えることになるだろうが、

もう一度くらい、説得を試みてみようかと思っている。

 

とはいえ、いつか私は、マアコを裏切ることになる。

最近のマアコは、こんな顔を私に見せる。

可愛いね、マアコ。

もう一人、マアコが信じられる人間、あいつが

マアコに難なく触れられて、

それをマアコの喜びへと変わらなければ、

マアコは捕獲できそうにない。

私が裏切っても、あいつのことを信じていれば、

マアコはここに戻って来られる。

そう願いながら、この話はまだまだ続きます。


先生と毛だらけの生き物

2024年09月13日 | 日記

昨日は、

かずこの月イチの通院日だった。

 

おはようございます。

通院日、私は仕事を休ませてもらっている。

なるべくゆっくりと、かずこにお出かけを楽しんでもらうためだが、

最近は、ゆっくりとはいかない。

ゆっくり買い物をする体力が無くなって来たようだ。

かずこにとって、買い物カートは充電器のはずだったのに、

元気なボケ老人は、確実に老いて行っている。

 

私はその様子を、ものすごく大げさに父さんに伝える。

「この様子じゃ、今年のうちに死ぬかもしれん」

と、それくらいの勢いで伝えるのだ。

そうしないと、父さんの絶望感が続く。

何事も、期限というのはあった方がいい。

今年のうちと期限が切られれば、よし大事にしよう!と思える。

この時をかけがえのない時だと思えれば、今の心持はうんと変わる。

重くなるし、軽くなる。

変な話だが、そういうものだろう。

 

まあ、嘘なんですがね。

もちろん、私に人の寿命なんて分かるはずないけれど、

私は、じゃんじゃん嘘を付いてやろうと企んでいる。

 

けれど、これは嘘じゃない。

そんな昨日、夕方に行った美容院でのことだ。

担当してくださる美容師さんが、お婆ちゃんだったってことだ。

大型新人のお婆ちゃんだったんだ。

どう見ても、後期高齢者の佇まいだ。

驚く間もなく、

「どうされますか?」と聞かれたので、

「後ろの髪を短く切って欲しいんです。」と伝えたところ、

「ん?あんだって?」と聞き直された。

ああ、耳が遠いのだなぁと、私は遠くを見つめた。

 

この志村けんバリの「あんだって?」は、実在する。

以前、尿管結石で駆け込んだ病院の院長の親である

元院長の女医さんも、

「あんだって?」と何度も言っていた。

そして、何も伝わらないまま、

「こういう時に打つ注射があんの。なんという薬品だったか思い出せないけど

それ打ちましょうかね?」

と悩みながら、謎の薬品を打たれたのだ。

 

あの時と似ている。

いやもはや、シチュエーションがほぼ一致だ!

さぁ、ここからが長いぞっと私は覚悟した。

あの病院では、謎の注射を打たれるまで1時間、

打ってからの雑談が1時間半だった。

私は、メロウなジャズが流れる店内で、声を張り上げた。

「ここをですねぇ、バツンと切っちゃってくださいー」

「ん?」

これでも伝わらないのか?

「行っちゃうということは?」

そうか、聞き間違えたか。

聞き間違える言い方をした私が悪い。

ならばと思い直し、

「行っちゃうではなくて・・・あの、カットしてください!」

と叫んだ。

 

その後だ。

さすが先生のカットは出際が良かった。

今は美容師をスタイリストと呼ぶが、

以前は美容師さんを先生と呼ぶ時代があったが、

まさに、この人は先生だ!

そして私は、一旦リタイヤした先生の、

リスタートする記念すべき初担当だという訳だ。

 

この状況で、そこまで聞きだせた私は、もう喉がガラガラだった。

水、水が欲しい。

そう願ったことが、天に伝わってしまったのか、

先生が、不慣れな自動シャンプーの機械をセットしてくれたはいいが、

どう間違ったのか、洗髪しているのと同時に飛び散るお湯で

仰向けになっている私の顔がびしゃびしゃだ。

でもそのおかげで、そのお湯が私の口を潤した。

それほどの水量が顔を濡らしたが、先生は気付かない。

そして、おそらく、気にしない。

 

そのまま、再び椅子に誘われ、

その間も、顔がしっとり潤っていたが、

先生は気にせず、前髪をカットしてくれたから、

顔が毛だらけになって、張り付いて離れない。

でも、先生は気付かない。気にする様子はない。

「こんな感じでいかがでしょう?

今日、私ミスっちゃって。眼鏡を忘れちゃって。

どうでしょうか?後ろの毛揃っていますか?」

そうか!

眼鏡が無いから、顔に張り付いた細かい毛なんて、見えないんだ!!

私は、カットの仕上がりではなく、そのことに深く納得してしまった。

そのせいで、鏡に映る自分を見るより先に、笑顔で頷いてしまった。

 

でもその数秒後、私は、

「あれ?」

と驚いた。

「先生、すごくいいです。ありがとうございます。」

私は思わず、そう叫んでいた。

予想より遥かに良い仕上がりに驚いたという訳だ。

そして、帰宅後、

改めて鏡に顔を近づけた時、さらに驚いた。

「すごい毛だらけ!」

 

ああ、楽しかった。

先生、次も会えたらいいな。

のん太は、甘えたいんだな。

のん太「どこ行ってたら?!のんが、淋しかったのに」

ごめんごめん。

 

ん?

あや「あたしも甘えたい」

あんだって?

珍しく小さな声で言うじゃない?!

 

いいよ。おいで。

ん?

 

あやの甘え方、斬新!


その背中を・・・

2024年09月11日 | 日記

7月に咲いた花が、

実はまだ、咲き続けている。

 

おはようございます。

幾つかの花は枯れてしまったが、

残っている花らは、まだこんなに瑞々しいだなんて。

この間、私は何度、仏壇の花を替えただろうか。

それを考えると、胡蝶蘭ってコスパが良い!

 

「お久しぶり~」

正面の蘭さんは久しぶりに見た。

普段は、後ろ姿をずーっと見続けてきたからだ。

こんな感じの後ろ姿。

この後ろ姿に、毎朝話しかける私は、シュールだろう?

「元気だねぇ。ありがとねぇ。」

そっぽを向かれる姿に、普通に話しかけてしまうのは、

きっと猫のせいだ。

猫と暮らしているせいに違いない。

 

猫は、そっぽを向くどころか、

良かれと思って爪を切っただけで、「シャー」とか言ってくる輩もいるし、

「撫ぜて」と言うから撫ぜているのに、「くどい!」って顔を送ってくる。

「ただいま~」と帰って来ても、用が無ければ無視してくる。

いいんだ。いいんだよ。

だけど、

ああ、優しいワンちゃん飼いたい・・・。

 

おい、おたま!

帰ったぞ~。

あっ・・・

お取込み中だったのね、ごめん。

 

おたま「何しに来ただ?!」

いや帰って来ただけだけど、ごめーん。


手も棒だった

2024年09月09日 | 日記

久し振りに、

ある言葉を使った。

 

おはようございます。

「足が棒」

この土日は何かと忙しくて、もう足が棒だ。

でも振り返ってみれば、色んな年寄りとしゃべってただけだった。

マンションの敷地内の大木の剪定をしてくれた庭師の爺さん、

草刈りに来てくれたシルバー派遣の爺さん婆さん、

自治区定例清掃で集まった住民の爺さん婆さん、

実家にも爺さん婆さん、マアコ詣でに会社へ行っても、

休日出勤してた爺さんドライバー。

休日2日間は、敬老の日が一週間前倒しで来た気分だった。

 

ついでに、家に帰っても作業をしていた。

私は、ここへ引っ越す時、

2部屋あった部屋の壁をわざわざぶち抜いて、1部屋にリフォームした。

当時4匹いた、猫達のためだった。

少しでも広い空間を作ってやりたかったのだ。

それなのに、

故きくを隔離してやらないといけないとなった時、

再び、わざわざ衝立で分断して2部屋に戻した経緯がある。

これほど、己を恨んだことは無かった。

「どうして、あんなに銭払ってまで壁をぶち抜いたんだ!」と。

「バカなのか、私は!バカめ」と。

 

あまりの悔しさに、私はきくが極楽へ行った後も、

衝立を撤去することが出来なかった。

ただ、そのおかげで、

後に保護した子猫らの隔離がしやすかったものだから、

「やったぜ、自分!」と自画自賛した。

そんな訳で、昔、リフォーム業者に

「この壁、思い切りぶち抜いてちゃってください」と言った自分のことは、

すっかり忘れているのだけれど、

そんな大活躍の衝立に、障子紙を張り直してた。

 

ジャン!

ジャンって言いつつ、あと2枚貼れていないじゃん?!

あと2枚、頑張ります。

 

ああ、疲れた。

そして、暑かった。

猛暑日は、まだまだ続きそうだ。

本当に、暑い・・・

 

あや「ほんと暑いんだから、おじさん、クーラー強くしてよ。」

そこじゃなーい!