うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

読めない漢字は飛ばしながら、読んでます

2018年08月26日 | 日記

有名なサッカー選手が、

試合後の感想を求められて、こう発言した。

「きよきよしい」と。

 

おはようございます。

清々しいという文字を、

彼は長年、きよきよしいと読んでいたのだろうが、

笑い事ではない。

わしもや!

 

ブログを書くようになって、3年以上経つが、

長い間、雰囲気という漢字を使えなかった頃を思い出す。

ふいんき、と何度打ち込んでも一向に雰囲気が出てこない。

なに?このパソコン、バカなの?

そう思い、仕方ないから、一文字ずつ打つにしても、

一文字めの雰という漢字が出せない。

そもそも「ふいんき」の「ふい」だと思っているから、出るはずはない。

ふいふいふい、狂おしいほど、ふいと打っては、キレる日々。

雰は、永遠に出ない事を知らずに・・・。

 

若すぎる結婚を、父に心配された、あの頃も思い出す。

「父さん、私は、もう大人だから心配しないで」と言い放ち、

いざ、結納を交わそうとした、あの時、

私は、結納を、「けつにょう」と読んでみせた。

きっぱりとけつにょうと読み上げた私は、案の定、その後結婚にも失敗した。

 

そうなると、独り暮らしをしなければならなくなり、

駐車場を探してみると、「月極駐車場」の文字が襲ってきた。

離婚直後で傷付いた心を抱えた、こんな時に、

まさか、子供の頃から後回しにしていたお題が提示されるとは、

神はなんと無慈悲な事をするのだろう。

6・3・3で12年、通学途中、何度も目にしながらも、

一度も読もうと試みなかった、月極駐車場を、

ついに読まなければならなくなるなんてと、嘆いた事を、

昨日のことのように思い出される。

「あの、駐車場を、借りたいんですが。

どこの?って、あの角にある、あの・・・あの月の・・・・」

ズルさだけは身に付けた私は、発言をぼやかして相手から引き出そうとした。

すると、不動産屋のおじさんは、見事に、

「あぁ、あそこの月極駐車場ですね?」とはっきり言ってくれた。

これで長年の疑問が解決した。成功だ。

ついさっきまで、恨んでいた神に感謝した瞬間だった。

「そうです、つきぎめ駐車場です。つ・き・ぎ・め、うふふふふふ」

あの時は、笑みが2~3日止まらなかった。

 

月極が読めれば、私も、すっかり一本立ちできたと思い込み、

社会へ、鳴り物入りで飛び込んだ。

お客様は、「長谷川(ながたにがわ)様~」と大きな声で呼び、

出納帳の記入時は「出納(でのう)帳はどこ?」と探し、

「まあ、これで相殺(そうさつ)で、いいよね」と偉そうに決着させた。

未曾有を読み間違えた政治家を、あざ笑ったが、

私は、みそうーと、読んだ。

ちなみに、その頃は、パソコンの電源を切る時は、

常に、電源ボタンで強制終了させていた。

そうするモノだと、思い込んでいた。

 

今も、仕事中は、隣のデスクの熟女さんに、

「これ、なんて読むの?」を、1日に2~3回、

多い時では、5~6回、聞いている。

 

これじゃ、ダメだ!

そう思い立ち、私は、漢字力と語彙力を高めるため、

本を読む事を己に課す事にした。

そこで、以前から気になっていた、「蜜のあわれ」を読んだ。

素晴らしい作品だった。

文豪の妄想ワールド炸裂っぷりが、萌え萌えだった。

胸きゅんだった。

が、しかし、肝心の作者のお名前の漢字が、なかなかとなかなかだ。

「室生犀星」

ねっ?!

 

ということで、前置きが大変長くなりましたが、

今日は、最近読んだ中で、面白かった本のご紹介です。

じわじわ、来ます。

阿佐ヶ谷姉妹の姉エリコさんは、私と同い年だけあって、

共感出来るとともに、ツボが、絶妙だ。

笑えるけど、身につまされるという、行ったり来たりな、

素敵なエッセイでした。

そして、この2人、ずっと一緒に居てほしいなっと

願ってしまいながらも、ということは、

男性とのご縁が、ご縁がっと、そこも行ったり来たりするというね。

 

さて、うんこさん?

君との暮らしも、12年かぁ。

長いようで、あっという間だったな。

 

まだまだ、一緒に居てくれよな。

 

うんこ「こんなダメな母さん、置いてけないわ」

そうだよな~。

こんな良い子に、うんこと名付ける、糞ったれな私は、

糞という漢字、書けないしな。