送付国:ドイツ
送付人:元教師の女性
切手:95セント
絵はがき:小鳥のイラスト
内容:ドイツのイースターについて書いていただきました。
文章は印字でしたが、イースター関連の装飾ステッカーなどが貼ってありました。
年齢的に手書き文字は少し難しいのか、それとも単なる悪筆なのか、よりたくさんの文章を書きたいのかは分かりませんが、好印象でした。
日本ではまだまだ見よう見まねでお祝いしているようなイースターですが、私にはいまだにイースターの本質というか核心を理解できないままです。
キリスト教の神秘性というか、そういった意味合いも含んで歴史的な裏付けに基づいた行事のはずのイースターが、日本では春のお祭り騒ぎというか、卵とひよことうさぎとお菓子を盛り込めばイースターだよね?という雰囲気がねぇ…。
日本に根付いている行事は、昭和の頃までは日付がほぼ確定していたのに、祝日を第○月曜日としたことで曖昧になってしまって…。
不確定な祝日と言えば、春分の日や秋分の日くらいだったとはいえ、ズレても1日くらいでしたから。
イースターは最大で3週間くらいズレますよね?
私はそれに対してとても違和感があって、前年と当年では咲いている花の種類が違うじゃあないの?と思ってしまうのです。
さてドイツと言えば、イースターのモチーフはうさぎ、イースターバニーになるのですがお相手もそれに言及しています。
私が初めてイースターバニーを知ったのは中高生の頃かと思いますが「これのどこがかわいいの?」と思う立体的なイースターバニーのチョコレートでした。
目と前歯がやたらと大きくてニヤけた表情が、嘘臭い笑顔(!)と思ってしまったのです。
当時からアメリカ産ネズミーキャラがどうにも好きになれなくて、イースターバニーにも同じような感覚を持ちました。
とはいえ、ドイツではこのちょっと不気味なくらいの笑顔のイースターバニーが春の風物詩らしくて、ありとあらゆる場所で見かけるみたいです。
日本だとそう言うキャラはない?
春に桜やタンポポ、梅雨にアジサイとカタツムリというモチーフは見かけるけれど、宗教に根付いた動物は干支くらい?
そして心から思うのですが、私にはイースターという行事は、異教徒の春のお祭りなので隣人がお祝いしていても無関心で私自身はお祝いしないだろう、ということ。
異文化として、遠巻きに眺めているだけのことになりそうです。