この日はやっと数量制限なく販売ができるほど、収穫量が増えました。
早朝の直売所準備から始まって、午前6時から収穫作業スタート。
午前中までのお手伝いでしたが、たくさんの方にご訪問いただきました。
さて。
午後は帰宅してから父と面会してきました。
前日よりは少し意識がはっきりしているようには思いますが、これはV字回復なんてしないぞ、と感じる状況です。
私が「じゃあ、これで帰るよ、またね」と声をかけると父が「帰る」と言うのです。
私「お父さん、どこに帰るの?今、熱があるから家には帰れないのよ、ここに居てね」
父「送ってくれ」
私「この病院がイヤなの?」
父(首を振る)
私「それなら、前の病院の方がいい?」
父(首を振る)
私「前の病院はイヤなの?」
父(目をつぶる)
私「あの病院はイヤなのね。それなら、お母さんにそのことを伝えるよ、いい?」
父(目をつぶる)
父はあまり声を出せない状況で、私には父が言っていることが聞き取れません。
でも少しですが会話が成立したので、母に電話でこのことを伝えました。
ホントは実家に帰りたいンだろうな、とは思うのです。
でも今はそれはできません。
なにせ手すりがない、介護ベッドがない、介護ベッドを置く仕様の部屋になってない…。
それ以外にも不備ばかりで、サッと動かなければならない時期に、いくら私が言っても「動かざること山のごとし」を貫いた母と兄。
でも母と兄を責めても、過ぎ去った時間は取り戻せないのです。
前日よりは少し回復している父を見て、安心はできないよなぁ、とも思うのです。
父が今後V字回復なんてしません。
緩やかに少しずつ悪くなるか、急激に悪くなるか、の2択です。
次回も楽しくお手伝いしたいです。