私のお気に入りの美術館、千葉県千葉市のホキ美術館が再開することが決まりました。
昨日郵便でチラシが届きました。
ホキ美術館は、昨秋の台風21号で被災した文化施設です。
建物への浸水により収蔵庫や収蔵品も被災したというので、もっと時間がかかるかと思いました。
しかもここは、私立美術館なので公的資金による救済措置は難しいし、閉館になったらどうしよう…と心配していました。
それにしても、チラシがてんこ盛り。
併設カフェやレストランのプラン、団体プラン、リニューアルオープンのオリジナルグッズの案内、書き下ろし作品販売など、なにしろたくさんの方に来てほしいのだろうな、と。
今年3月からは初めて都内でのホキ美術館館展が予定されていましたが、これもCOVID-19の蔓延でままならず。
でも再開できて本当によかったです。
さて、ホキ美術館は私イチオシの美術館です。
収蔵作品は、写実絵画で現代の画家の作品が殆どで、ほんの少し陶磁器があります。
写実絵画を「写真のような絵画」と言うのはちょいと違います。
なにしろタッチがスゴいのです。
今はだいぶガラス板入りの額に入っていますが、開館当初はガラス板無しだったので、これまたスゴかった!
画家の息づかいまで感じられるような、そんな迫力いっぱいの絵画ばかりです。
この美術館は、千葉県千葉市のかなりはずれにあるので関東地方とはいえ、東京観光のついでに行くような立地ではありません。
でも、一生に1度くらいぜひ行っていただけると、その凄さが分かると思います。
なお、毎年のように巡回展がありますから、お近くで開催されたら、ぜひ立ち寄っていただきたいです。
現代アート作品は難解で興味ないと言っていたMIFさんでさえも、この美術館には一緒に行ってくれるので、難解さはありません。
ただただその描画に驚くばかりです。
それにしても被災した文化施設が再開するのは、本当に嬉しいです。
多くが修復に時間と資金を十分につぎ込めず、閉館や廃館になることがあるからです。
ましてやCOVID-19の蔓延では、文化事業の救済措置も厳しさがありましたからね。
ちなみに、ホキ美術館の再開は8月1日から。
再開が本当に楽しみです。