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3月に読んだ本

2024年04月09日 19時37分21秒 | 書籍
リーグ戦が始まり、読んだ本一冊一冊にじっくり時間をかけて書く気分にもなれないので、
以前やっていたようにまとめて備忘録として記録しておくことにした。
これがまたいつまで続くかはわからないが、とりあえずやってみることに。

『自由になるための技術 リベラルアーツ』 山口周

最近注目を集める「リベラルアーッ」。教養と訳されることが多いが、本来は「自由になるための手段」であり、「固定観念や常識から解放され、自ら考える。すなわち自分自身の価値基準で動かなければ新しい時代の価値は創られない」ということのようだ。
こんな世の中で生きていくために、周りの情報に流されず、何か真実かを見極めるために、リベラルアーツの習得は極めて大事に見える。

哲学、歴史、宗教、美術等の知の達人6人との対話を通じ、自ら考え行動するためのヒントや気づきを考えていく一冊。その中で中西輝政、出口治明氏の本は好きでそれぞれ何冊か読んでいるが、この対話でああいった本を書く裏には莫大な知識と教養があることがよくわかった。大変面白く一気に読めた。
◎◎◎◎


2.『世界観を作る―感性×知性の仕事術』 水野学・山口周 

前の本から関連して読んだ本。これからは一つの世界観や、物語がないと、売れない時代になる。それを持つ会社としてスターバックス、日本では無印良品を上げている。

その世界観、物語を作るには、感性を磨き、知性を養う必要がある。そのためには本を読み、音楽を聴き、映画を見、他の分野の人と話をすること。そうやって蓄積されたものの上に自分の創造性が生まれる。

業界で今最先端にいるくまモンを作ったクリエイティブディレクターの水野学氏と、「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか」を書いた山口周氏の対談。新しいものを生み出す感性や、不断の勉強、深い知識等が読み取られ、読んでいてとても刺激的で面白い。これからはアートが大事ということがよくわかる。
◎◎◎◎


3.『観察力を磨く 名画読解」エイミー・ハーマン・岡本由香子訳

名画鑑賞というよりも絵を細かく観察することによって、自分の観察力を高めバイアスのかからない洞察力、重要な情報を引き出す力、確実に理解してもらう伝達力、正しい判断力などが養成されるという趣旨の本。FBI, CIA大手企業などで実践、採用されている手法。純粋に絵を鑑賞するときにも、この観方は役立ちそう。普段自分が絵を観ているつもりでも、いかによく観てないのかがよくわかる。
◎◎◎〇


4.『イタリアからの手紙』 塩野七生

塩野七生氏の本は沢木耕太郎と同じで時々読みたくなる。イタリアに長く住み、イタリアを愛する彼女が、見た景色や人間模様など、彼女の琴線に触れた事柄を鮮やかに描き出してくれる。
◎◎◎〇


5.『ポーカーフェース』沢木耕太郎

著者があとがきで書いているように、『バーボン・ストリート』、『チェーン・スモーキング』と同じスタイルのエッセイ集。著者は、このようなスタイルのエッセイ集は「話のタネ」も尽き、もう書かないだろうと思っていたがいつの間にか「話のタネ」がたまっていたという。
裏表紙の謳い文句には、「……波から波へと移るように、小路をふっと曲がるように、意外な場所へと運ばれるめくるめく語りの芳醇に酔う13篇。
『バーボン・ストリート』『チェーン・スモーキング』に続く傑作エッセイ集。

読み進むにつれて沢木耕太郎の世界が広がり、その世界に浸れる。ただややマンネリ感も否めない。また沢木本を時々読みたい衝動に駆られることもあるかもしれない。
◎◎◎


6.『脳はバカ、腸はかしこい』 藤山弦一郎

脳は自分の快感だけ求めて暴走し、体に悪いことでも平気で実行するが、腸はいつでも体のことを懸命に考えている。脳内幸せ物質のセロトニンやドーバミンは腸で合成されそれが腸内細菌によって脳に運ばれている。

腸内物質がバランスよく多量に存在しなければ幸せな気分になれない。「幸せ」を作っているのは腸。腸がすべてをつかさどる司令塔で、脳では無い。健康で元気であるためには腸を元気にすることが不可欠という。
腸の大事さ、そしていかにして腸を元気にするか、具体的にわかりやすく書いてある。
現代の食生活を見ても、いかに腸を痛めつけて、不健康になっているかがわかる
◎◎◎◎











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