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モンテディオ山形の応援、観戦記事等

『三浦一馬五重奏団熱狂のタンゴ』於)山形テルサ

2024年09月20日 22時54分05秒 | 音楽
今日の7時から、山形テルサで、三浦一馬五重奏団のコンサートを聞いてきました。

現代タンゴのピアソラの曲を、バンドネオンの三浦一馬と、
クラシック界第一線で活動する4人のメンバーと共に演奏。

バンドネオンといえば日本ではコバが有名ですが、
三浦はピアソラ国際コンクールで、日本人初史上最年少で準優勝して若手の騎手。
どれぐらい客が入るのかも興味がありましたが、ほぼ満員。
クラシックコンサートよりもさらに年齢が高い感じの客層でした。
やはりタンゴを聴くというのは人生の酸いも甘いも噛分けた人が聴くんでしょうね。
自分はまだまだそんな境地には達してませんが。

前半と後半に分かれ前半の一曲目。
どこかで聴いたことのある曲。バンドネオンの切ない音が沁みます。
2曲置いてリベルタンゴ。
ピアソラのもっとも有名で人気曲。
前半はこの2曲がよかった。

いでたちを見ると、5人とも全身を黒で固め、バンドネオンまで黒。
そういったイメージを出したいのか、音楽が醸し出す雰囲気が暗く、
黒い闇の世界に引き込まれそうにも思えます。
聴いている自分も何かそんな雰囲気になりそう。
ちょっと自分には合わないかと思って聴いてました。

後半は数少ない明るめの曲という曲が中々よく
この後の曲がすべて何かすごく自分にとって聴きやすくなりました。
特に前半も気に留まっていたバイオリンが見事。

弾いているのは 長身で頭の両側を刈り上げ、
レイバン風のナス型のサングラスをかけ、雰囲気もゴルゴ13.
「組長」と紹介されていた石田氏。
プロフィールを見ると、国立音大を首席で卒業し、
現在は神奈川フィルのソロコンサートマスター、
京都市響の客演コンサートマスター等を兼任とあります。
さすが音がすごくきれいで抜群のテクニックで盛り上げていて
その風貌と音のギャップも面白く、
つい目がそちらに行きます。

後半は盛り上げる構成なのか、選曲もあるのかいい曲が多く、
なにか別の楽団が演奏したような感じで迫ってきました。
これだとタイトルの「熱狂のタンゴ」というのは偽りないですね。

アンコールは3曲演奏しお開きに。
前半はちょっとと思ってましたが、後半聴いて
やはり来てよかったという気持ちになりました。

演奏者も現在オーケストラで演奏している方ほとんど。
その方々が集まって10年ほど演奏活動をされているとのこと。
クラシックとはまた違う面白さ、楽しさもあるんでしょうね。
黒のタンゴの世界に変身も出来ます。
その黒のタンゴの世界に自分も浸ることができて、
豊かな時間を過ごすことができました。











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山響第319回定期演奏会

2024年09月08日 21時29分34秒 | 音楽
今日の午後3時から山形テルサで、
山形交響楽団の第319回定期演奏会がありました。


演奏会はちょっと久しぶりな感じです。
曲は、
1. 山本菜摘:KODAMA
2. アレクサンドル・アルチュニアン:トランペット協奏曲
3. チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

・トランペット:セルゲイ・ナカリャコフ
・指揮:阪哲朗

・1曲目「KODAMA」
山本菜摘氏は仙台出身で東京芸大卒の作曲・編曲家。1998年生まれ。
山響から委嘱されて作った曲で、山形をイメージした曲で、
中に最上川舟歌や花笠音頭のメロディも入ってます。本邦初公開。

しかし泥臭くなく、音楽的にも何か格調高く、
大自然の美しさ、豊かさ、みずみずしさなどがあふれています。
本人も家族の方と聴きに来られていて、舞台に上がって挨拶されましたが、
小柄で優しそうな20代の若い女性でした。

自分を外国人の立場になって聴くと、
かなり日本的で美しいメロディに聴こえます。
外国の方が聴いたらかなり日本的に聞こえるんだろうなと思ったりしました。
どこか宮崎アニメ久石譲氏の音楽をほうふつさせました。
心にしみるいい曲でした。

・2曲目。「トランペット協奏曲」
アルチュニアンはアルメニアの作曲家。発表後、たちまち世界中で人気の曲に。
今日はトランペットのパガニーニといわれる世界有数のトランぺッター、
セルゲイ・ナカヤコフ氏。
その正確無比のテクニック、特にソロの部分でよりはっきりわかりました。
ミュートをかけた耳あたりのいい音は、キンキンせず心地よくいい音でした。

・3曲目。「悲愴」
チャイコフスキーの有名な曲ですが、一曲まるまる通して聴いた経験は
無いような。
ファゴットの暗い音調から始まりますが、全体的に音の洪水というような感じで
多彩な音が舞台から次々と降りてきます。
真ん中辺での弦楽器の美しい部分が印象的。
やはり自分はテンポのゆっくりした美しい弦楽器の音が好きなようです。
結構長めの曲でしたが、今日も前から3番目あたりで聴いたので、
生の音の洪水に長く浸ることができ、自分の体の細胞も喜んでいるようでした。

2時間弱の現実を離れた夢のような時間でした。











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令和6年8月時事解説・時局分析|藤原直哉理事長(収録版)202408

2024年08月08日 12時56分41秒 | 音楽
令和6年8月時事解説・時局分析|藤原直哉理事長(収録版)202408











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日月神示の預言を生きつつあります【マッドフラッド】日月神示に予言されている文明リセットとは? 過去の文明リセットにも言及されています。

2024年07月31日 22時44分14秒 | 音楽
日月神示の預言を生きつつあります【マッドフラッド】日月神示に予言されている文明リセットとは? 過去の文明リセットにも言及されています。











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山響『第九』 やまぎんホール

2024年07月21日 20時51分43秒 | 音楽
今日の3時からやまぎんホールでベートーベンの交響曲第九番が、
山響さんの演奏であり聴いてきました。




ホール前の広場では、何かイベントをやっているようでした。

第九といえば年末に演奏されるものと勝手に思ってましたが、
今回は暑い午後の昼下がり。ちょっと変な感じもありましたが、
生で第九を聞くのは初めて。期待感もありました。

指揮 阪哲朗
ソプラノ コ・ヒュナ(韓国)
メゾソプラノ ワン・ユーシン(台湾)
テノール ゴン・インジャ(中国)
バス・バリトン 平野・和(日本)
合唱 山響アマデウススコア
というアジアの各国からのソリストたち。
今日はこの第九一曲のみの演奏です。

開演前まだ早いので、ホールの椅子に座って待っていたら、
隣に今日茨城から新幹線でこれを聴きに来たという方が隣に座り
私に話掛けてきました。
普段は読売日響のコンサートを聴きに行っているという方で、
知り合いから山響の地域密着の活動を聞き
聴きたくなって初めてやってきたということでした。
自分も地域の楽団で楽器をを演奏しているとか。
話をしているうちに、南こうせつとか大橋純子とかが話題に上り、
年齢も同じことがわかり、不思議な縁を感じました。
はるばる山形まで聴きに来てくれるとは有り難いことです。

地域密着といえば、山形にはモンテディオ山形もあり、山響にしろ、
身近なところにこういったものがあるのはありがたいことです。

ということで、演奏会の方は、
始めに阪さんと副理事長さんのプレトーク。
阪さんがヨーロッパで初めてこの第九を演奏したのが26歳の時。
ヨーロッパではこの第九は10年に一回ぐらいしか演奏しない特別な曲。
今考えるとよく演奏できたと感慨深いご様子でした。
この第九の演奏回数は、日本がダントツ一位だろうとのこと。
年末になるとよく演奏されてますね。

4楽章に分かれていて、1,2楽章はいかにもベートーベンらしい
力強く、強い意志、不屈の精神といったものが表れたような曲調。
第3楽章アダージョで一転玄楽器の美しさが際立つ。
このアダージョというのは、いろんな曲でも
美しくゆったりしていて自分の好みです。

最後はおなじみのメロディで始まり、合唱が入るクライマックス。
ソロでは特に最初に登場した日本人のバリトンの方が、
声量含めて抜きんでている感じがしました。

そして今回印象に残ったのが阪さんの指揮。
素人の勝手な想像ですが、その指揮ぶりが、
細部にわたって実に丁寧で神経が行き届き、
見ていると指揮者の意図が楽団の皆さんによく伝わるような
わかりやすい感じがしました。

当たり前のことかもしれませんが、次々と演奏する部分を的確に指示し
余裕をもって指揮されているように見えました。
指揮の方を見てこんなことを感じたのは初めてでした。
今回は阪さんの指揮する姿を終始見ながら、
なるほど、と勝手にうなずきながら楽しんでみることができました。

第九は最後まで通して聴いたのはおそらくCDかUチューブで
一回あるかどうか。どうしても途中で飽きてきますが、
やはり生で聴くと、そういったことは全くなく、
最後まで息をのむ感じで聴くことができました。

やはり実際目の前で演奏する姿を見ながら、生の音を聴くのは、
かなり違ってきます。
クラシック音楽の不思議なところです。

今日は確かモンテフェスがあった日でしたが、
暑い中どれぐらい集まり楽しんだのか、ちらっと頭をよぎった帰り道でした。



最後はカーテンコールで。 ここだけは写真撮影OKでした。











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