With my Montedio

モンテディオ山形の応援、観戦記事等

「失敗の本質」とモンテディオのサッカー(その2)

2012年11月30日 19時46分28秒 | 書籍
この前の話の続きになりますが、次の章では、「イノベーション創造の3ステップ」ということが書かれています。これは、既存の指標を徹底的に分析し、その指標を無効化する「新しい指標」で戦う、ということです。

その3ステップとは、
1.戦場の勝敗を支配している「既存の指標」を発見する。
2.敵が使いこなしている指標を「無効化」する。
3.支配的だった指標を凌駕する「新たな指標」で戦う。
ということになります。

アップルのスティーヴ・ジョブは、従来の市場を支配する「既存指標」を徹底的に分析し、その指標を無効化する「新たな指標」を持てる製品のみを出しているということになるそうです。

これをサッカーでいうなら、相手の指標、すなわちどんな戦略、戦術で勝とうとしているかを分析し、(例:長身ワントップにロングボールで、細かいパスをつないで等)それを「無効化」する。相手の良さを消すということになりますか。(例:長身ワントップにパスを出させない、細かいパスを回させても、ゴール前を固めて中に入れさせない、等になるんでしょうか。)
そして相手のシステムが通用しないような「新指標」を探して戦う。
ここで、どんな「新指標」(戦略)があるのかは、専門家でないので、わかりません。サッカーをやっている方なら探しだし、戦略として、チーム内に徹底させて戦うのでしょう。
書いてみると、よく行われている、ごく当たり前のことですね。

とにかくどの世界でも、勝つためには戦略が大事だということがわかりました。

こうやって考えていくと、良い悪いは別にして、何となく前小林監督のサッカーが組織重視の欧州サッカー、奥野監督のサッカーが、個人の能力重視のブラジル型サッカーに見えてきました。180度の転換だったのですね。
選手にとってやってて楽しいのは、自由にできるブラジル型でしょう。それに勝ちが伴えば一番いいのでしょうけれども。


参考 なぜ今「失敗の本質」なのか。

今日の一曲。時代を感じますね。


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「失敗の本質」とモンテディオのサッカー

2012年11月28日 17時53分21秒 | 書籍
モンテディオの戦いは、今年は敗戦。「失敗」に終わったと言えるでしょうが、来年度,再起を期待したいものです。

というわけでもないのですが、こんな本を見つけたので読んで見ました。
超入門 失敗の本質 ダイヤモンド社



名著「失敗の本質」を現代日本の問題と重ね合わせて、7つの視点からダイジェストを読む。日本の組織的問題を読み解く最適な入門書、とあります。
この他、「失敗の本質、戦場のリーダーシップ編」という本も最近出されていますが、まずは、超入門の方を読んでいます。まだ、第1、2章しか読んでいないのですが、なかなか示唆に富んでいます。

太平洋戦争における日本軍の戦い方と、それに対応した米軍の戦い方の特徴を例に出し、何故日本軍が負けたかを、分析。零戦パイロットなど、猛訓練で、達人的な技能を持つ日本軍に、米軍は、逆の発想「達人を不要とするシステム」で対抗。

具体的には、
・操縦技能が低いパイロットでも、勝って残れる飛行機の開発と戦術の考案。
・命中精度を極限まで追求しなくても撃墜できる砲弾の開発。
・夜間視力が高くなくても、敵を捉えられるレーダーの開発。

すなわち、達人ではなく,「システム思考的」な方向へ、転換させていく。新型戦闘機F6Fは「空間性能を諦めて、スピードと防弾性、重武装を重視し、集団(2機対1機等)で攻撃するという、零戦を封殺する新たな戦略発想で、登場する。
米軍が「ゲームのルールを変えた」ことで、勝利につながる要素も変化した。ビジネスでも、ゲームのルールを変えるのは、常にアメリカ企業で、日本企業が、その「ルール変更」に翻弄されている姿は、名機ゼロ戦の苦戦と重なる、
というわけです。パナソニック、ソニーの没落と韓国サムソンなどの台頭も同類なのでしょう。

これをサッカーの場合に当てはめてみると、個人個人の能力のスキルアップに努めても、集団によるそれを上回るシステム(組織)的戦略によって打ち負かされるということになりましょうか。戦いにおいて、相手を研究して、それを打ち負かす戦略がいかに大事であるかということでしょう。
ステレオタイプ的に言えば,個の能力と判断に任せたブラジルのサッカーvsシステム(組織)の欧州サッカーということになりますか。
先ほどの零戦を封じるのに、集団でとありましたが、優秀な選手を3人で囲むなどというのも、このシステム戦略と言えるのでしょうか。
モンテの場合も、個々人の能力を上げることはもちろん大事ですが、研究されて対策を練られれば、勝つことが難しくなります。そういう点で、このシステム戦略的な部分を、モンテにおいてもしっかりとやることが必要と感じました。

読んでいる途中でしたが,昨日の奥野監督のインタビューでそのへんのことがあまり出てなかったので、気になった次第でした。(そういうことは公にはしないのかもしれませんが。)戦略的なことも、個人のスキルアップと同様、力を入れて研究していただければ幸いです。

モンテディオ山形は一体どの方向を目指して進んでいくんでしょうか。


付)これを読んだあと、次に待っているのがこの本です。こちらはやや厚くて歯ごたえがありそうで、積ん読で終わるかも。 




今日の一曲


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「戦力 最大限に引き出す」――山新奥野監督インタビューと補強

2012年11月27日 16時39分38秒 | モンテ、サッカー
今日の山新に、奥野監督のインタビュー記事が載ってました

―――今季を振り返って
課題は得点を多くするための技術、駆け引きの向上、失点を防ぐための個人のレベルアップ、組織的守備の構築に尽きる。自分たちのチームの戦力と能力最大限引き出したい。
―――来季の目標は
ことしの悔しさを胸に、いい部分は継続し、多少見直しの必要な部分は気づいたものから、どんどん着手していく姿勢が必要になる。
―――どんなサッカーを目指すか
攻撃も守備も表裏一体。いい守備があればいい攻撃につながる。自分たちが終盤に残せなかった要因として、失点の部分があるが、全体の問題として受け止めている。攻撃はもっと積極的にやっていきたいし、守備も積極的にプレーする。
―――サポーターに一言
今季多くの応援をいただき、ありがとうという言葉に尽きる。今後ともいろんな形で応援してもらいたい。


こんな内容でした。

インタビューの内容からすると、来年も今季の前半のような攻撃的なサッカーを目指し、さらに、守備についてもしっかり行う。となれば攻守の切り替えを早くして、運動量も多くというイメージでしょうか。

今まで多くの選手がモンテを去ることになりましたので、そのためには、補強ということが考えられます。
リーグ戦は一年間という長期戦なので、マラソンに例えられると思います。J1昇格を 狙うのなら、最初のスタートダッシュで、先頭グループに入らないと、その後苦しくなるので、モンテの場合も開幕5,6試合は全力で勝ちに行く必要があるかもしれません。

その後は、どんな戦いをするのか、優勝を狙うのか、自動昇格を狙うのか、あるいはPO狙いなのか。来季を、再来年以降の準備期間とするという考えもあるでしょうが、これは無いか。

その後、自分の力量を考えて、ペースを配分するのでしょうが、マラソンでは、力もないのに突っ走れば、後半のラスト30~35キロ以降、勝負どころで息切れして勝負にならないでしょう。

すなわち、主力レギュラー選手のレベルを落とさず交代できる選手がいないまま行けば、一番大事な勝負どころで失速します。ペース、運動量を落とさず、安定した戦いができるような補強。 特に主力の選手たちは、年齢も高く一年間出続けることは、回復力の点からも、パフォーマンスの低下を招きます。この辺の代わりになる選手の補強が必要と思われます。せっかくいい選手がいてもそれを最後まで生かし切れなかった感があります。

また、途中、自動昇格が無理だと判断したら、戦略を切り替えて、余力を残してPOが戦えるような配慮も、必要なのかもしれません。(6位までに入ればいいのですから。言葉は悪いのですが、省エネとか主力を休ませる等。ただし純粋に試合を見て楽しみたいという点からは少々離れてしまう場面もあるかも。)

一戦一戦全力で戦うということも大事ですが、ペース配分などを考えた長期的な視点を持つことも必要なのかなと。特にモンテの場合は、全員守備、全員攻撃ということで、運動量が多く要求されそうですから、なおさらそう感じます

素人の考えたことですから、的外れかもしれませんが今季の戦い方を見てそんなことを感じました。

来季は、どんな補強があるのか、いい選手が入ってくるといいですね

追)奥野監督には、今年の経験、そして悔しさをバネに、来季ぜひ頑張って頂きたいと思います。来年もモンテディオよろしくお願いします。


追2)オフィシャルに前田選手契約満了のお知らせがありました。次々と出て行く選手が発表され、寂しい限りです。前田選手はモンテに3年間在籍し、センターバックとして活躍され、対人に強いイメージがありました。まだまだ選手として活躍できるでしょうし、声もかかると思いますが、もしモンテと対戦のあるときだけは、あまり活躍しないでください。これからのご活躍を祈っています。


きょうの一曲
60年代のP.P.M.や mamas and papas が現代に現れたらこんな感じだったかも。

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船山選手契約満了

2012年11月26日 14時20分15秒 | モンテ、サッカー
今日もまた一人、モンテを去る選手が出てしまいました。

船山祐二選手です。

去年から入団でしたが、何かもっと前から在籍していたいたような気がします。
田代、増田選手が抜け、その代わりとして大いに期待していました。

パスの出し方に、とても惹きつけられました。
さすがプロだなあという感じでした。
もっと試合に出ていると、さらに活躍できたのではないかと
思ったりします。

印象に残っているのは草津戦。
1ゴールを挙げ、1-0で勝ったのですが、
その時のコメントが今も心に残っています。

それはこれ。

Q:葛藤という話もしていたが、具体的には?
「去年も開幕から出してもらって、結果を出せないで、チームとしてもずっと負けが続いてという状況で、本当に、ベラベラしゃべるもんじゃないんですけど、寝れない日も続いたし、奥さんに当たった日も続いたしというのがあったので、そういった部分で今年は、みんなが伸び伸びやっている部分で自分はスタメンから外れてるという状況のなかで、このゴールがいいきっかけになってれればいいんじゃないかなと思っています」


これを読んで、自分はブログの中で
 「 舟山選手の本音を吐露してくれたインタビュー、心に響きました。これからも応援します!。本当に良かったですね!」 (これからはかわいい奥さんにあたったりしないでね。でも、そんなこと人に言える柄じゃないか。)

などと
書いていました。


来年度どんなサッカーになるのかわかりませんが、
来年も是非いてほしかった選手ですね。

選手としてこれからますます脂ののる時期だと思います。

今までモンテのために頑張って頂き本当にありがとうございました。

これからも別の場所で活躍されることを祈っています。

奥さんにはこれからもやさしくね。




船山選手には明るくこんな曲

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もみじ公園の紅葉

2012年11月25日 13時13分51秒 | その他
先ほど外出ついでに、半年ぶりにもみじ公園に行ってきました。

もう紅葉は終わっているかと思いましたが、まだ大丈夫でした。
警備員の方も2名ほど立たれて、交通整理にあたっており、
もみじ見物の人が三々五々見えてました。

家内が中でお茶を頂いている間、写真を撮りまくっていました。
芸術性のかけらもない写真だけですが、アップしてみます。



入って早々もみじの赤に圧倒される。
















































写真のお二人、紅葉狩りにふさわしい色を着ていらっしゃいます。













さすがにこの時だけは、モンテのことが頭から離れてました。

この紅葉が終わり、落葉すると冬に一目散ですね。
春が待ち遠しくなる季節です。
子供の頃は、雪が降ると小躍りして外に出たものでしたが・・・
今は・・・

昨日の続きの一曲

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