愛媛戦では山形の攻撃を十分出すことができました。
コレをどのチームにも出せるようになれば、
一段上に行けるはずです。
次は上位で手ごわい甲府との一戦。
今の甲府はどんな状態なのか、探ってみます。
1.開幕前の状況 (サッカーダイジェストより)
伊藤彰監督3年目。
攻撃時は4-3-3、守備時は5-4-1という
可変システムが今季もベースか。
高い位置でのボール奪取が期待できる。
2.夏の移籍
無し。
3.戦績(直近5試合)
・第27節町田戦(A)●0-3 ボール支配率57.5%
町田は開始早々得点。勢いそのまま攻撃を展開しゴール脅かし、
2点のリードで後半へ。甲府は泉澤やウィリアンリラを中心に反撃。
町田の守備陣が耐え切る。すると、前掛かりになった甲府の隙を突き
3点目を挙げ、以降は安定した戦いで締めて快勝。
甲府は連勝が止まってから4試合勝ちがなく、苦しい時間が続く。
・第28節京都戦(H)○3-0 ボール支配率40.5%
甲府は積極的なハイプレスと5-4-1の守備ブロックを
うまく使い分け、相手に決定機を作らせず。効果的な守備で
ペースを握ると、前半32分ウィリアンリラの得点で先制。
後半23分には今季初先発の宮崎が弾丸ミドルシュート。
さらには途中投入の三平がダメ押し弾を挙げて勝負あり。
好調の京都に完勝。
・第29節群馬戦(A)○3-0 ボール支配率55.7%
群馬は序盤CKから失点も、ポゼッションスタイル崩さず。
前半は無得点で終わるが、テンポの良いパス回しで相手を翻弄。
だが後半の立ち上がりに失点。前掛かりになる中痛恨の3失点目。
またも甲府相手に大敗。
・第30節大宮戦(H)○1-0 ボール支配率45.1%
甲府は宮崎の突破力や山田の展開力を中心に攻撃を組み立て。
得点を奪えずに時間が経過し、一進一退のまま試合は後半へ。
宮崎の積極的な仕掛けからPKを得、ウィリアンリラが沈める。
その後は大宮の猛攻に遭い、クロス攻撃を仕掛けられ我慢の時間帯。
最後まで守り切り、これで全て無失点の3連勝と、好調。
・第31節新潟戦(A)●0-1 ボール支配率45.5%
序盤から互いに守備に重点、落ち着いた展開で前半終了。
後半に入り打って変わって攻守の入れ替わりが激しい戦い。
互いにチャンスを創出するも、決め切れない場面が続く中、
後半ATに途中出場のロメロが値千金のゴールを決める。
勝負強さを見せて上位対決を制し2連勝。甲府は3連勝中と
好調だっただけに悔しい敗戦。
スタメン 赤は今季加入
FW ウイリアン・リラ
MF 長谷川 宮崎
須貝 野津田 山田 荒木
DF 北谷 新井 浦上
GK 河田
4.どう戦うか。
15勝9分け7敗で勝ち点54。
勝ち点52の山形と2差の第6位。
3-4-2-1.
得点はセットプレー15、ショートパス9、クロス8。
失点はセットプレー15、ショートパス6、クロス3.
得失点ともセットプレーがカギのようです。
新潟戦では前線からプレスの時と
守備に回って5-4-1で守る時とがある。
ラインは高くコンパクトな陣形。
後半も緊張感ある試合内容でレベルが高い試合。
最後は堅い甲府の守備を、下がダメなら上のスペースをと
浮かしたボールをロメロ選手がロスタイム決勝弾。
お互いにまず失点をせず、ワンチャンスをものにする
というような戦い方で最後は新潟に軍配。
緊張感ある見事な戦い方。
こういう試合運びもあるんですね。
山形はどう戦うか。
甲府はやはり5-4-1でスペースを消し、
相手のミスを誘い、ボールを奪って速い攻撃という
様な戦い方でくる気がします。
サッカーにミスはつきものですが、
不用意なパスを奪われるようことは極力避けたい。
その上で、早い時間帯に先制点を取り
試合を優位に運びたい。
甲府の試合運びに付き合わされることなく、
独自に点を取る方法を模索したい。
クラモフスキー監督以下スタッフのアイディア、
選手の頑張りに期待したいと思います。
おまけ。