With my Montedio

モンテディオ山形の応援、観戦記事等

『バ―ボンストリート』沢木耕太郎

2024年01月25日 15時15分51秒 | 書籍
『バ―ボンストリート』沢木耕太郎

アマゾンの単行本で買うと古本で172円。配送料を入れて429円。
文庫だと新刊で649円。プライム会員なので送料は無し。
どっちを選ぶか迷ったが値段の安い単行本を選んだ。
自分はアマゾンで買う場合は、ほとんど古本になる。
しかし今回送られてきた本は、紙が薄茶色に変質してしまっている。
発行が昭和60年とあるから、今からもうどれぐらい前になるのか。
ちょっと失敗したかと思ったが、内容に変わりはないと思い、読み始めた。
著者の顔写真もだいぶ若い。数えてみると30代後半の時の写真のようだ。
顔つきが精悍でなかなか男前だ。

15編のエッセイからなり、何気ない出来事や出会った人との会話などを材料に、
沢木独特の感性で一つの話に仕立てている。
文章の流れやリズムが心地よく、肩ひじ張らずに気楽に読める。
その中でも「僕は古本と散歩が好き」というエッセイは、特に親近感を持った。
学生時代をちょっと思い出した。

フランスの作家ポリス・ヴィアンが、北京でも秋でもないから
『北京の秋』と名前を付けたという
その本の宣伝文を読んで、バーボンともストリートとも関係ないから
『バーボンストリート』と、この本に題名を付けたという。
ただここの話の芽はどれも飲み友達と酒を酌み交わしているうちに出てきて、
そこで飲んだ酒はいつもバーボンだったという。
沢木耕太郎はどこまでもかっこいい。








#モンテディオ山形



PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【マッドフラッド】ロシアで... | トップ | 開幕まで1か月 本気で目指... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

書籍」カテゴリの最新記事