あれから１２年

あの日から１２年。

２０１１、３、１１は金曜だった。

仕事中に大きな揺れがきて、電気も止まりどうなってるかわからない状態。

ただ一つ、あの時の上司の判断が悪かった。

自分だけ会社近くのコンビニに寄り食料を買い自宅に持ち帰った。

どうしたらいいかわからない私たちを置き去りにして。

もう一人、明日、土曜で休みだけど出勤して後片付けしろという上司もいた。

みんなが自宅がどうなってるのさえ、周りがどういう状態なのかさえわからない状況で、判断を上司に委ねるしかない状態。

営業で出かけていた人は、おそらくラジオは聞けていただろう。

まともな判断ができる上司が出かけていて、渋滞に巻き込まれていた。

途中で帰るように指示が出たが、その時はすでに近くまで津波の跡が来ていて通行止め。

R45を通り（いつもの帰宅時は違う道を通って帰る〜渋滞するので）何時間かかったろうか。

途中まで同僚を乗せて行った。

やっと帰宅したが電気も水も出ない。次の日は実家で法事があって帰りにガソリンを給油して帰る予定だった。

車のガソリンは半分ほど。もちろん行けない。スマホも通じない。近くに公衆電話があったので初めて使って実家に連絡した。

そんな1日だった。忘れられない日。

仙台は第二の故郷だ。

みんな頑張って生きてる。