最近多くの革製品をリリースされているストレートマジックショップさんがオリジナルチョップカップの販売を開始しました。
私がいろいろ説明するより、多数の動画を含む熱い商品説明がHP上にありますのでまずは、そちらをご覧いただくのが良いかと思います。
今更ですが、本ブログでは私の主観が多く含まれます。人によって感じることは異なると思いますので、あくまでご参考程度に読んで頂けると幸いです(;^ω^)。
さて、、、本チョップカップですが、何と言っても全体を通して、ストレートさんのこだわりが多々あるカップです。それはチョップカップ本体に限らず、その周辺まで及んでいるのが他のお店には少ない特徴ではないでしょうか。オーナーご自身がマジシャンですので、このチョップカップもマジシャンとして自分が欲しいものを入れ込んだ作品となっています。
まずカップですが、小さめのカップとなっています。個人的には扱いやすいサイズだと思います(クルッと回しやすいですがもう少しだけ重さがある方が好みです)。その割に大きなボールが出現できますのでカップ自体は小さくても最後の大ボールを出したときのインパクトは逆に得られるかもしれません。写真のようにTCCのカップに比べ高さはだいぶ低いですが、ファイナルロード用のボールは逆にストレートさんのボールの方が大きいです。もし、TCCのファイナルロード用のボールが気に入ってて使いたければ使えるということになります。カップの色のバリエーションが多いのもストレートさん特長です。私は「ワインレッド」と迷いましたが、結局「れんがブラウン」にしました。個人的に好きな色です。赤色のボールを使うとき「ワインレッド」だと少しかぶるかなと考えたのも一つの理由です。
TCCのカップのように中にフェルトはありません。Mの力はまあボールによりますが強すぎるということはありません。このあたりは個人によって好きな感覚が異なると思いますが、私は振るだけでリリースしたいので、もう少しだけ弱い方が好みです。ですのでフェルトを1枚貼ろうかと考え中です。
次にボールです。ボールもオリジナルのボールを作られてます。おそらく白いゴムボールに革ひもを巻いて作られているのではないかと思います。ボールによっては、しっかり中の白い玉が見えたりします。手作りですので、まあ仕方がないかと思います。標準サイズとして販売されている1インチのボールがこのチョップカップには合っていると思います。重さもちょうどよいくらいだと思います。革ひもが表面なので滑りにくくなっているのも良いと思います。小さい直径1㎝のボールも販売されていますが、このチョップカップにはちょっと小さすぎですね。ミニカップなどに使えそうです。個人的には7/8インチくらいを作って頂けるとうれしいです。ファイナルロード用のボールは50mmで、先に書きましたようにカップにジャストなサイズです。入れた状態でカップの上から抑え、持ち上げることが出来ます。理想的なサイズだと思います。ただ、お手製でギリギリを狙っていますので、場合によってはほんの少し大きすぎるというものあったりするのではないかと思ったりもします(;^ω^)
最後にインナーカップです。チョップカップにジャストサイズでつくられたインナーカップが購入できるのは非常に有難いことだと思います。私はこれまで、チョップカップに最後に多くのものが出現するというエンディングを好んで行ってきました。以前このブログでも紹介したダイスバージョンと、ポテトバージョンです。正直これ自体が私の中ではかなり秘密の部類に入るものだったので「Amazing Coffee Cups and Beans」のPVで明確に出ていたのはちょっとショックでした(;^ω^)。まあ、このギミックが一般的となったという事でしょうか…これまで、私はペットボトルやシャンプーの詰め替え用ボトルなどを切って自作していました。ただ、カップにピッタリの径のペットボトルや容器を探すのが大変でしたし、チョップカップも完全円筒形である必要があったのですが、それをピッタリなものを用意してくれるなんて…しかも磁石付き蓋も販売されるなんて…いたてりつくせりですね。このような欲しいものを製作できるのがストレイトさんの強みだと思います。しかも「Amazing Coffee Cups and Beans」とは異なり、外からインナーカップをホールド、リリースできるので、例えば、中から何か出した後、インナーカップを簡単にラッピングできるという利点もあると思います。さらには別のインナーカップを続けて挿入するとか…
ちなみにこのインナーカップには小ボールが約28個入るとHPには書かれていますが、私のカップでは26個入りました。消えたり、入ったりしたボールが最後は大きくなり、その後、さらに細かな小さなボールがバラバラと出てくるなんで、自分もしてるからではありませんが、いい手順だと思います(笑)
さて、いい事ばかり書いていても怪しいので、個人的にやや気になる点や商品ではなく演じるときに少し検討が必要だと思う点も書いておきます。あくまで個人的な意見ですのでご了承ください。
まず、個人的には内側にフェルトが欲しいです。小さいからこのくらいが合ってるのかもしれませんが、ほんのもう少し革が厚くてしっかりしてる方が好みではあります。フェルトを貼るとまたその印象は変わるかもしれませんが…
インナーカップと蓋については、いろいろ難しい点もあると思います。まず、厚みです。かなり薄く作られてはいますが、インナーカップのふちは外に出て、革カップの下に見えますので、それに蓋が着いた状態ではちょっと厚みとなります。黒いマットだし気にならないかもしれませんが、私は少し気になりました。このあたりは思い込みも多いので実演でお客様の反応を見るのが一番良いと思ってます。
また、これは仕方が無いのですがどうしても蓋とマットの色は異なります。私は自作の時は同じマットを2枚買って、片方のマットの表面をはがして作ったりしていました^^;。今回の商品の場合マットによっては、蓋が明らかになってしまう可能性が高いと思いました。特にもしストレートさんの小さなボールを最後に使う場合、30個も無いボールがカップから出てコロコロと全体に散らばります、そうすると蓋はどうしても見えてしまいます。ジャガイモバージョンは200個の小さなジャガイモを使っていますので蓋を完全に覆います。また、サイコロバージョンに関してはさらに、蓋にサイコロを貼り付ける工夫をして蓋の存在を極力目立たないようにしています。Amazing Coffee Cupsの場合もコーヒー豆が結構大量に出ますので、隙間なく蓋を隠してくれると思いますが、ストレートさんのカップは小さいので大量に出せない事を考えると小ボールよりも、もう少し小さくばらつかないものがも良いと個人的には思いました(例えば小さなダイスなど)。また、Amazing Coffee Cupsもそうですが、最後細かいものをたくさん出すときに真上にカップを持ち上げられません。スライドさせる必要があります。このスライドさせる方法というのは私にとっては新鮮で、なるほど~、自分の蓋にアレをつけようと思ってます。しかし、前に出す動きが少し不自然になるのでは?さらに蓋と出すものがズレて、蓋の存在が明確になるのでは?という懸念もありますので、このあたりはおいおい調べていきたいと思っています。
動きとしては、そのまま持ち上げられる方が良いとは思いますが、そうするとロードが難しくなりますよね。私が作った蓋ギミックはゆるいので、横の状態だとこぼれてきませんが、カップを下向きにできません(;^ω^)。使うまでは膝の上で寝かしていて、インした後は小指でホールドしつつ、机の上に置きます。その後、少し振って中に細かな何かが入っていることを強調しつつ垂直にカップを持ち上げます。ちょっと気を使うのは確かです。
また、最後どのように蓋を撤収するのか?も必要ですよね…私はジャガイモをたくさん出したときはいちいち拾ってられないということで、マットを持ち上げ紙袋などに全て流し流し込むことで撤収しています。今回出現物が少ないのでそれも不自然になるかなぁと考えました。スムーズに回収できるアイディアをお持ちの方は是非個別でも教えて頂けると幸いです。
あと、あんまり書くのもどうかと思いましたが、お値段ですね。原材料が上がっていて、一つ一つ手作りですので仕方がないのですが、結構いいお値段します。カップとボール2つ、大ボール一つで17000円(TCCは同セットで12000円くらい)、さらにインナーカップと蓋、小ボールを30個買うと35000円~40000円くらいかかってしまいます。これはやはり小ボールを大量に買うとが原因ですσ(^_^;)(そういう意味で10個セットで1割引きなど割引が欲しい…)。これまでも小さいジャガイモやフェイクのコーヒー豆を買うとき痛感していたものです。ですので、少し予算的に厳しい場合は、まず小ボール以外を購入し、大量に出すものを何にするかを実際のカップで検討してから必要なら小ボールを大量購入すると良いかと思います。
ただ、この前のCocktail Surpriseの記事でに「高いと思うなら買うなよ」という言葉が出ていたのを紹介したように、値段は自分にとっての価値で判断すればよいと思います。実は今、私も欲しいカップがあるのですが高いです^^; でも欲しいのです!そこで今自分の持っているものをせっせと売っております(笑)。またメルカリでマジック関係出すと思いますので、ご検討頂けると幸いです(笑)