~~ つづき ~~
ひたち海浜公園に遊んだ翌日。
息子が大洗水族館『アクアワールド』まで送ってくれた。
ここからは夫と2人行動だ。
息子と別れた瞬間に、不慣れな地からの帰宅行程を考えると少しばかりの不安がよぎった。
嫁ちゃんからもらった割引券を使ってチケットを購入し、入場するや否や現実とはおさらば。
水の神秘のとりこになる。
予備知識もないまま、さしかかった水槽トンネル。
頭上をかすめるように動く大きな影は、サメだ!
一瞬たじろいだものの、極近で迫力満点のシャープな泳ぎがカッコよくて見入ってしまった。
水族館といえば、定番のイルカ・アシカショー。
お決まり芸は想像範囲内だが、やはり釘付けになってしまう。
彼らの姿をカメラで追うのはやめにして、歓喜し惜しみない拍手を送った。
何度も大きな水しぶきを観客席にプレゼントするイルカたちは、茶目っ気たっぷりで楽しそう。
前列席の人達は、ビニールシート持参で濡れるのを覚悟のようだ。
悲鳴をあげつつも、これまた楽しんでいらっしゃる様子。
それを眺める上段の多くからも笑い声が上がり、オーシャンシアターは活気にあふれる。
クライマックスでは拍手喝采。
その余韻を引きずったまま、次のイベントへ。。。
生物たちの食事タイムの時間設定が、順路に沿って見られるよう配慮されているのがとても親切。
もちろんペンギンの食事タイムは逃せない。
前もって移動し、フンボルトペンギン水槽の真ん中あたりに陣取った。
すいすいとスピード感あふれる泳ぎっぷりは、ぎこちない陸の歩行姿とは対照的。
いよいよ食事タイム。
よちよちと一目散に飼育員さんのもとへ駆けつけ、手渡しでアジをもらう。
可愛いよ~でれ~と顔は綻びっ放し。
ところで、たくさんのペンギンのうち、どの子が食べたか、食べていないのかの区別はつくのだろうか。
それについては、飼育員さんから興味深い説明があった。
彼らたちには、名前ではなくそれぞれに番号がついている。
その番号は、翼につけたカラフルなバンドの組み合わせにより分かるため、エサを食べていないペンギンを見分けられるそうだ。
それによって、健康状態を知ることができるあたりは、人間も同じだよね。
じぃ~~っと見つめていたいけど、ず~~っとへばり付いていたいけど、時間がぁ~~
後ろ髪を引かれつつ、お隣のカリフォルニアアシカの水槽へ。
食後の投げキッスを披露してくれた。
可愛いしぐさがたまらない。
ウキウキ、しっとり、ワクワク、どきどき、気持ちのウエーブが続く異空間。
行く先々の地にあれば、水族館は絶対に外せない。
今回もたっぷりと癒され、ほわほわ気分で帰路についた。
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