曇り空に降水確率10%のおまけ付きだが、それごときでは怯まない。
深草トレイル「大岩山展望所コース」に続き、「自然探索コース」を歩いた。
JR稲荷駅改札の真ん前に建つ伏見稲荷大社の大鳥居。
そこを始点に、本殿の横手から千本鳥居を抜けるコースをゆく。
千本鳥居の分岐点には「右側通行」の指示があり、登りはかなり混みあって動きそうにもない。
ならば、と脇道からショートカットすることにした。
調子よく、どんどん進んだはいいが、なかなか深草トレイルと交わらない。
どうも様子が変だ。
再スタートを決め千本鳥居を暫く下る。
中ほどに来て見つけたものは。。。
これだよ、これ、この道標。
素直に右側の鳥居をくぐっていれば、迷うことはなかったはず。
初っ端から反省。
なだらかな山道は、「竹乃下道」と名付けられていた。
その名の通り、竹林を縫って造られた遊歩道が続く。
緑の濃淡に、可憐な小花が白く発光するかのように鮮やかだ。
歩きはじめから、細雨が降ったり止んだりを繰り返していた。
しかし、竹のアーケードに守られて殆ど気にならない。
汗ばみつつも涼しさを感じる竹林の道は、美しさに加え清々しい。
気持ちいいウオーキングの終点は、京阪藤森駅。
雨を心配して、弁当を持たなかった。
おかげで、感動の出合いが。。。
いなり寿司とおはぎの店頭販売を見つけた。
テイクアウトだけでなく、「力餅食堂」の店内で食べられるなんて嬉しいねぇ。
その上「ある方が食べやすいでしょ」と出された吸い物はサービスですって。
何と客本位の店だこと。
丼ぶり物に付く吸い物と同じで、とても美味しい。
具だくさんの寿司飯が、大振りの揚げから豪快にはみ出している。
おはぎは餡がたっぷり。
甘さが控えめで、ペロリと食す。
引っ切り無しに客が入れ替わる。
地元の常連さんが殆どだ。
注文の仕方も、「〇〇丼とおはぎ」とか「〇〇うどんとお稲荷さん2個」って具合。
「ごゆっくりどうぞ」と何度も声を掛けられ、ほっこり長居客は私たちだけ。
忙しいはずなのに、落ち着いた店内は居心地がいい。
身も心も膨らんで、ごちそうさま。
今回も歩き足りないということで、近鉄桃山御陵前駅までウォーキング。
帰宅後、降り出した雨が本降りになった。
よくぞ持ち堪えてくれたものだ。
==前回の伏見稲荷大社==
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