青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

修了式とかいじめ問題とか

2017-03-27 09:08:50 | 日記
先週末に娘・コメガネの学校が修了式を迎えました。

コメガネは四年生だったのですが、今年度のクラスは問題児が多くてヤキモキさせられました。二年生のころから学級崩壊の主犯格と悪名高い男の子と同じクラスになった時点で、今年は外れだなと思っていたのですが、予想以上に悲惨でしたね。授業が度々中断されるので、算数なんて最後まで終わらなかったです。主犯格の子に便乗して騒ぐ子たちも多かったので、まるで猿山状態でした。
来年度はまともなクラスになって欲しいですが、コメガネの学年は生徒の数が少なく、二クラスしかありません。軽く見積もっても、今のクラスの問題児の半数は来年度も同じクラスになるんでしょうね…。

それ以上に気をもんだのが、いじめ問題です。
クラスに酷いいじめを受けている女の子(Nちゃんとしておきます)がいるのですが、先生は見て見ぬふりみたいなのですね。もしかしたら、学校か教育委員会の方針かもしれないので、先生個人のやる気を疑ってはいけないのかもしれませんが。

一時期ですが、コメガネがある男の子から嫌がらせをされるということがありました。
その件で先生に相談した時にNちゃんのことも話してみたのですが、反応が薄くって…。コメガネに様子を聞いても「先生、目の前でNちゃんがお腹を蹴られていたのに、見ないふりして教室から出て行っちゃったよ」とのこと。暴力を振るわれたり、文房具や靴を汚されたりしているので、Nちゃんの親御さんだって自分の娘がいじめられていることは知っていると思うのですが、先生に相談していないのでしょうかね。

因みに、コメガネの件はきちんと対応していただけました。と言うか、させました(怒)。
最初に相談した時に、先生の態度が誠実で無いというか、適当にやり過ごそうとしているのがあからさまだったので、なあなあで済ます気はないということを恫喝にならないように出来るだけ丁寧な口調でお伝えし、「相手の親御さんとお話しするのも吝かでない」と持ち掛けてみたら、漸く真剣に取り合ってもらえるようになりましたよ。先生的には相手の親御さんの耳には入れないで解決したかったみたいですが、生徒に舐められている状態ではどうにか出来る訳もなく、最終的には相手の親御さんと私とでお話ししました。

相手の親御さんとは揉めることなく、丁寧な謝罪と今後は嫌がらせをさせないという確約を貰えました。先生の顔を潰すことなんか心配せずにさっさと親同士で話し合っていたらもっと早く解決したのにとは思いますが、それは一応円満に解決したから言えることで渦中にあった時はまったくの手探り状態でした。でも、そばで聞いていたコメガネが「お母さん、すごく頑張ってたよ!」と喜んでくれたので、私も嬉しかったです。自分でも一生懸命喋ったと思います。もう松岡修造ばりに熱かったと思います。録音した音声を夫に聞かせたら「すごい必死」と半笑いでした…。
あとから恥ずかしくなりましたけど、男の子は家でよほどガッチリ叱られたのか、翌日からコメガネに対して気持ち悪いくらい優しくなったそうで、取り敢えず安心しました。とは言え、要経過観察、ですが。来年度も同じクラスになるかもしれないですし。

その後、コメガネは別の男の子から「コメガネのお母さんってすごく怖いんだって?」と訊かれたそうです。その男の子は私のことを知っているので意外に思ったらしく、どんな感じに怖いのか興味津々だったそうです。
どうも、コメガネに嫌がらせをしていた男の子が、私のことを大袈裟に吹聴したようです。でも、コメガネが快適な学校生活を送れるなら、私はどう言われても構わないですよ。先生もコメガネのことを気にかけてくれるようになって、「どんな小さなことでも相談してね」と仰ってくれたそうです。Nちゃんとは随分対応が違うんだな…。「コメガネの母親はキイキイ五月蠅いのでちゃんと対応しないと」と思われているのでしょうか。

Nちゃんのことは、コメガネに「一人でいるといじめにあいやすいから、休み時間はNちゃんも遊びに誘ってあげなよ」と言っておきました。それでいじめが無くなる訳ではないのですが、コメガネが声をかけたらNちゃんも喜んでくれたそうなので、それだけは良かったかなぁと思います。

何をもっていじめとするか。保護者がどのタイミングで介入するのか。それらを図るのは難しいです。
コメガネの件は、偶々相手の親御さんが大人な方だったから上手く治まりましたけど、これが喧嘩腰な方だったら罵り合いになって何も解決できなかったでしょう。運が良かっただけで、私の立ち回りが良かった訳では無いのです。
それと、うちの夫は、私のことを必死過ぎると言っていました。得意の「俺の時代は~」を持ち出して、コメガネの受けた嫌がらせなんていじめのうちには入らないと言うのです。でも、私はいじめの初期段階だと判断しました。
夫と私は年が十歳違うので、話が嚙み合わないことがよくあります。普段はそれが異文化交流みたいで面白いし、大抵のことでは腹が立たないのですが、今回ばかりは年の差で片付けて欲しく無かったですね。子供のピンチの時は夫婦が足並み揃えないと。

いじめ問題って火の小さなうちに対応しないと、不味いと思った時には手遅れなんだと思うのですよ。
滑稽に思われてもいいから親が本気の姿勢を見せないと、先生にも相手の親御さんにも伝わりません。教育学や心理学のエキスパートでもないし、地頭も良くない私が武器に出来るものと言ったら真摯さしかないのですよね。

夫は私なんかより良く気が効くし、娘の面倒もよく見ているのですが、娘にとっての一大事に対応が甘かったために、信頼度が急降下。娘は「お父さんって冷たいよね」ってボヤいました。親子間にも夫婦間にも隙間風が吹きましたよ。逆に私は普段は娘から「お母さんって子供っぽいよね」と憐憫の眼差しを受けることが多いのですが、今回の件ではちょっと見直してもらえたようです。スマートには振る舞えなかったけど、赤心は伝わったかな。いろんなことを試された一件でした。
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