青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

鎌倉観光・その3(小町通り~極楽寺周辺)

2024-06-06 08:06:14 | 日記

たまの休みを室内のプチ改装に充てたりしていたので、またも更新の間が空いてしまいました(^-^;
家人があまり興味を持ってくれないので、自宅改装は一人でちょっとずつ進めているところです。
さて、鎌倉観光の三回目は、小町通り散策(ほぼ飲食)から、車で少し移動して極楽寺周辺(極楽寺→成就院→御霊神社)です。極楽寺周辺は、本当は紫陽花の季節が一番良いんですけどね。梅雨になったらまた長谷寺も組み込んで紫陽花観賞に行ってもいいかもしれないと思っています。

BAM英国アンティーク博物館を出てから、小町通りに移動。
お昼時だったので、まずはイワタコーヒー店。
鎌倉駅から徒歩一分、小町通りの入り口にある喫茶店です。
川端康成や大佛次郎、澁澤龍彦、堀口大学、立原正秋など、昭和の文豪達が通っていた昭和20年開業の老舗です。
今回、私達が鎌倉に到着したのは朝の八時台でしたが、イワタコーヒー店の前には既に開店待ちの人たちが並んでいました。なので、お昼時には店内に通されるまでそれなりに待つことになると思っていたのですが、すんなり中に入ることが出来ました。


店構えの印象に反して、店内はかなりの面積なんですよ。


今回のお昼ご飯たち。ほぼ甘味(#^^#)
夫がプリンアラモードとホットコーヒー、私がマロンパフェとアイスティー、コメガネがクリームソーダとホットケーキを頼みました。



プリンアラモード。




マロンパフェ。


クリームソーダ。




イワタコーヒー店の名物・厚焼きホットケーキ。
これを頼んでいるお客さんは多かったです。私もコメから分けてもらいましたが、中がふわっとしていて、とても美味しかったです。おうちでこんなに厚く綺麗に焼けませんよね。
勿論、マロンパフェもお値段以上のおいしさと食べ応えでしたよ。老舗ですが、全体的にそんなに高くはないと思いました。
・・・昭和レトロっていうんですかね。庶民的なのですが、なんとも洒落ていてゆとりのある印象のお店でした。創業は、高度成長期に入る十年位前ですね。日本が豊かになりつつある時期、庶民にパワーがあった時代。
うちの父はこのくらいに生まれているのですが、まさかこんなに早く日本がジリ貧になるとは、父も思っていなかったと思います。世の経済状態や価値観なんて、案外コロコロ変わるので、あんまり先のことを期待したり、逆に悲観したりしてもしょうがないような気がします。
せっかく美味しいものを食べたのに、めんどくさいことを考えてしまいました(^-^;

お腹いっぱいになったと言いつつ、通りを歩けば、美味しそうなものが色々売られているので、ついつい追い喰いしてしまいました。


お団子。




チーズ揚げ。

お昼過ぎになると、朝とは打って変わって、どこを見ても人の頭ばかりの混雑になりました。そろそろ極楽寺方面に移動です。






極楽寺は、鎌倉唯一の真言律宗です。
正式名は、霊鷲山感応院極楽律寺。
山号は、霊鷲山。院号は、感応院。本尊は、釈迦如来。
正元元年(1259)に深沢に創建され、後に開基となる北条重時(二代執権・北条義時の三男)が現在地に移転したと伝えられています。
かつては、金堂・講堂・十三重塔などの伽藍の他に、四十九の塔頭を備えた大寺院でした。
中心の七堂伽藍を囲むように多くの子院・療病院などがありましたが、戦や火災・地震等によってその多くは失われ、現在は山門と本堂を残すのみになっています。
開山は、良観房忍性。
奈良・西大寺叡尊門下で戒律を学び、弘長二年(1262)に、重時の四男・業時に招かれて、多宝寺住持となり、文永四年(1267)に、極楽寺に開山として迎えられました。



















極楽寺を出てから、極楽寺駅前を通り、極楽寺坂を降りて、成就院に向かいました。


極楽寺坂は、極楽寺坂切通ともいって、元は1つの山だったものを削って道を切り開いたところです。鎌倉時代後半に作られたと伝えられています。

真言宗大覚寺派・成就院は、弘法大師ゆかりの地に、1219年北条泰時が建立しました。
御本尊は不動明王。1333年鎌倉攻めの際に焼失したが、江戸中期に復興されました。
永代供養塔があることでも有名です。


西結界という扁額がかかる門に到着。
成就院は西側の入口である「西結界」の門と東側の入口である「東結界」の門があるのです。
極楽寺駅方面から来ると「西結界」の門が入口となります。




奥に由比ヶ浜が見えます。
この辺りは、かつては紫陽花の撮影スポットとして有名でした。
現在は紫陽花がかなり伐採されてしまい、代わりに萩が植えられています。萩は落ち着いた印象の花なので、寺院には相応しいかもしれません。

















成就院をあとにして、切通しをさらに歩いて、御霊神社に向かいます。


星ノ井。
鎌倉市坂ノ下にある星井寺の前、極楽寺坂切通にある井戸の跡です。星月の井・星月夜の井とも言われています。


御霊神社。
鎌倉御霊神社は、平安時代末期に創建された歴史ある神社です。
御祭神は鎌倉権五郎景政。
桓武天皇の(五十代)末裔、鎮守府将軍平良文を祖父に持ち、後三年の役の功労者としてその名を残しています。
景政は戦の際に、目を射抜かれても戦い続け、その武勇を讃えられたことから、江戸時代には眼病平癒・除災招福の神社とされました。
御霊神社は祭神の権五郎の名から、権五郎神社とも呼ばれています。

御霊神社は、目の前を江ノ電が走ることで有名で、紫陽花の咲く時期には、多くの観光客で賑わうそうです。


線路ではしゃぐ父娘。




消えるコメガネ。

残念ながら、境内は撮影禁止ですが、境内奥にある鳥居の配置がなかなか興味深いことになっていました。
社務所の手前にあるタブノキは、樹齢350年(推定)で、鎌倉市の天然記念物、かながわの名木100選とされています。
他に、景政が領地を見回る際に弓を立てかけたと伝えられる弓立の松、面掛福禄寿が収められた御霊神社宝蔵庫、御霊神社本殿など。

御霊神社を出た足で、元来た道を戻り、力餅屋に寄りました。


力餅家は、江ノ電の長谷駅と極楽寺駅のほぼ中間に位置する、300年以上続く老舗の和菓子屋です。


お店の前には、権五郎力餅の名前の由来にもなった御霊神社の【五霊社鎌倉権五郎景政】の社号標が置かれています。


人気店みたいで、こじんまりとした店内はお客さんでいっぱいでした。レトロな内装で、映画の舞台とかになったら映えそうな感じでした。


お土産に権五郎力餅、その他を購入。
この力餅もですが、お伊勢さんの赤福とか寒川神社の八福餅とか、小豆には霊力が期待されているのでしょうかね。スピリチュアル抜きにしても、甘いもの好きには嬉しいお味でした。
これにて、今回の鎌倉観光はおしまいです。

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2 コメント

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Unknown (saopen)
2024-06-06 08:58:39
鎌倉観光をした気持ちになりました。
ありがとうございます😊

家族で仲良くおでかけ、食べ歩きなんていいですね🎶

老舗レトロ喫茶店のイワタコーヒー行ってみたいわぁ💕厚焼きホットケーキ食べたい!!パンケーキとは違ったずっしり感が感じられます。マロンパフェもプリンアラモードもいい感じですね〜🥰

鎌倉は有り難い神社仏閣はたくさんありますね。私は極楽寺のあたりの雰囲気が好きで、星の井も表示はみかけますが、行ったことはなく。こんな感じなんですね。

力餅屋、海街diaryファンには必見のお店です。写真は撮っても食べたことないかも。

美味しいものいっぱいで、ダイエット中の私には目の毒ですね💦
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Unknown (mahomiki)
2024-06-07 09:03:33
さおぺんさん

イワタコーヒー店、良いですよ。鎌倉の喫茶店の割に価格は高くなくて、味も量もバッチリです🙆
昭和の作家達が愛した店が現役で残っているのには感激しますよ。
力餅は餡子が好きな人にはお勧めです。店構えに風情があるんですよね。
力餅屋そばの御霊神社は、本当に踏切からすぐ鳥居なんで、紫陽花の季節じゃなくても写真映えすると思います。
私は家族の写真ばかり撮って、鳥居と踏切の写真を撮り忘れてましたが💦
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