青い花

読書感想とか日々思う事、飼っている柴犬と猫について。

ハロウィンの焼き菓子2016

2016-10-31 07:19:31 | 日記

日曜は家族とハロウィン・パーティを楽しみました。
娘と焼き菓子を作りましたよ。


マフィンは、生地に蜂蜜とカボチャのペーストを混ぜ込み、型に入れてからクラッシュアーモンドを振りかけました。


うまく膨らみました!


パイの中身は、カボチャのペーストに砂糖とバターを混ぜ、プライパンで水分を飛ばし…


パイ生地に挟んで、娘に卵黄を塗ってもらいました。


オーブンに投入。


クッキーも生地にカボチャのペーストを混ぜ、形を整えてから焼きました。
焼きあがって少し冷ましてから、娘にチョコペンでジャック・オー・ランタンっぽく顔を書いてもらいましたよ。
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わたしを離さないで

2016-10-27 07:21:28 | 日記
カズオ・イシグロ著『わたしを離さないで』

臓器移植のためだけに生み出された子供たちのたどる過酷な運命が、イシグロらしい端正かつ古風な文体で綴られる。
古い病気に新しい治療法が見つかる素晴らしい世界。でも、裏側から見れば無慈悲で残酷な世界でもある。失われていくばかりの物語は、深く静かに悲しい。

主人公のキャシー・Hは、31歳。自他ともに認める優秀な介護人だ。
介護人を務めてもう11年になる。これほど長く努めなければ世話をする提供者を選ぶことのできる権利も得られなかったし、ルースとトミーに再会することもなかっただろう。

へールシャムと聞いただけで、身構える人もいる。
キャシー自身にも、長い年月の間にはヘールシャムを忘れようと努めた時期があった。

人里から隔離された僻地にあるヘールシャム。
不自然なほど高い位置に窓がある白い清潔な建物。そして、体育館。特別な教育と入念な健康診断を授けられるこの全寮制学園で、キャシーは育った。生徒たちは敷地から出ることは許されず、それどころかへールシャムが国のどこに位置するのかも教えられていなかった。

トミーは、癇癪持ちで自分の感情を制御できない。ルースは、プライドが高く、常に皆の上に立っていないと気が済まない。でも、キャシーにとって、ともに育った多くの子供たちの中で、この二人は特別な存在だった。

へールシャムの教育は、特に美術作品の制作に力を入れていた。
作品を交換会に出品すると、エミリ先生をはじめとする保護官たちが、出来栄えに応じて何枚かの交換切符をくれる。生徒たちはその切符で気に入ったものを「買う」。また、優秀な作品は、定期的に訪れるマダムによって「展示館」へと運ばれる。
度々へールシャムを訪れるにも関わらず、マダムは生徒たちに親しみを示すことがなかった。生徒たちもマダムが苦手だった。

生徒たちの多くは、高い評価を望んで懸命に作品を作るわけだが、トミーだけは真面目に取り組もうとはしなかった。当然、トミーは他の生徒たちから馬鹿にされ、保護官たちを困惑させてしまう。
しかし、そんなトミーに対してルーシー先生だけが、「絵が描けても描けなくても、物が作れても作れなくても、あなたはとてもいい生徒」と言った。無理して描かなくても良いのだと。
なぜ、ルーシー先生がそんなことを言ったのか、キャシーにはわからなかった。

キャシーが11歳の時、マダムに関して不思議な体験をした。
ジュディ・ブリッジウォーターの『夜に聞く歌』。このテープの三曲目の「わたしを離さないで」がキャシーにとって特別な歌だった。

「ネバーレットミーゴー…オー、ベイビー、ベイビー、わたしを離さないで」

誰もいないはずの部屋でリフレインに合わせて踊っていた時、たまたまそれを見たマダムが泣き出したのだ。
なぜ、マダムが泣いたのか、それもキャシーにはわからなかった。

キャシーたちが15歳になり、へールシャムでの最後の一年を迎えた頃。
生徒たちの何人かは将来就きたい職業について語るようになっていた。
そのことで、ルーシー先生から衝撃的な事実を聞かされる。「あなた方は教わっているようで、実は教わっていません。」と。

キャシーたちの人生は、生まれる前から決まっていたのだ。
キャシーたちは、大人になっていくが、老年はなく、職業選択の自由もない。臓器提供のために生み出されたクローン人間だったのだ。
間もなくへールシャムを出て行き、最初の提供を準備する日が来る。みっともない人生にしないために、自分が何者で、先に何が待っているかを知っておいて欲しい。ルーシー先生は、そう願ったのだ。
ルーシー先生は、それから程無くしてヘールシャムを去った。

生徒たちは、提供者になる前の段階で、提供者のケアをする介護人になる。キャシーたちは、介護人になるまでの期間、コテージと呼ばれる施設に移された。

子供を持つことが出来ないキャシーたちは、セックスや恋愛について悩み、恋人と共に過ごす時間を大切に考えた。将来に夢も希望もない故に、愛に対する執着は強かったのだ。
キャシーとトミーの間には昔から特別な絆があるようだったが、トミーが恋人に選んだのはルースだった。
しかし、トミーが悩みを相談できるのは、昔も今もキャシーだけだった。そのことで、ルースは誰の目にもわかるくらいヒステリックになっていった。

生徒たちの間である噂が囁かれるようになる。
本当に愛し合っている恋人たちには、三年間二人きりで暮らす猶予期間が与えられると。判断するのはマダムらしい。

マダムが出来のいい作品だけを「展示館」に持って行くのは、二人の生徒が本当に愛し合っているのかを測る材料にするためではないか?

そう推測したトミーは、キャシーにだけ相談し、マダムに面会するための行動を起こす。しかし、そのことがルースの逆鱗に触れ、三人の間に決定的な亀裂が生じる。
居た堪れなくなったキャシーは、一足早く介護人に志願してコテージを出た。それから、長い歳月、トミーとルースに会うことはなかった。

へールシャム閉鎖の噂を聞いたころ、キャシーは介護人として働くローラと再会し、ルースの最初の提供が酷いものだったと聞かされる。
「ルースの介護人になってやったらどう」というローラの勧めから数週間後、キャシーはルースのいる回復センターを訪れ、彼女の介護人になることにした。
その後、トミーとも再会を果たしたキャシーは、卑怯な手段で二人の仲を裂いたことについて、ルースから謝罪を受ける。

手術が提供者に与える負担は大きい。
2度の提供で使命を終える者もいる。「4度の人」となると、どんなに不人気な者でも特別の尊敬で遇される。つまり、そういうことだ。既に3度の提供を経験しているトミーに残された時間は少ない。ルースは、今からでも二人に恋人になって欲しいと語り、二人が共に過ごせる時間を作れるようにマダムの住所を伝えたのだった。

マダムの館を訪れたキャシーとトミーは、そこで思いがけずエミリ先生と再会する。
エミリ先生が語った猶予期間に関する噂の真偽。クローン人間の生育環境をめぐるエミリ先生とマダムの苦闘。「展示館」の果たした役割。モーニングデール・スキャンダルのこと。へールシャムを飲み込んだ社会の動き。そして、あの日のマダムの涙の理由。

真実は過酷だった…。

へールシャムの生徒たちは、アクの強い手のかかる子が多かったけど、それは、彼らが他の施設より恵まれた環境で育ったからなのだろう。泣いたり笑ったり。意地悪したり喧嘩したり。どこにでもいる普通の子たち。
彼らに情操教育を施すために、エミリ先生とマダムは奔走した。
時にクローン人間に対する嫌悪感で体中が震えることもあったけど、それでもすべてをなげうって働いた。エミリ先生とマダムは、定期的に有識者や政治家に披露する作品によって、子供たちが普通の人間と同じであることを証明しようとした。それは一定の評価を得たけれど、人々がクローン人間に抱く偏見を払しょくするには至らなかった。

偏見というより、願望なのだろう。
クローン人間は、完全な人間ではない。移植に使われる臓器の器だ。だから、どう育てられているのかとか、そもそもこの世に生み出されるべきだったのかなど考えなくていい。
臓器提供によって、それまで不治とされていた病にも治療の希望が出てきたのだ。クローン人間の存在に気が咎めても、それより大切な人や自分自身が死なないことのほうが大事。もう逆戻りはありえなかった。

ネバーレットミーゴー…オー、ベイビー、ベイビー…歌に合わせて踊っていたあの日のキャシーは、歌詞の意味なんて分かっていなかった。
マダムもまた、キャシーの気持ちなんて分かっていなかった。
それでも、あれは涙を流すしかない場面だったのだ。
ルースもトミーも使命を終え、一人ぼっちになってしまったキャシーは泣きじゃくることもできない。”行くべきところへ向かって出発しました”という結びの寂寞が堪えた。

もう一つ切実に思ったのが、ルースの孤独を誰か救って、ということだ。
好きな人が自分以外の人を好いているのは寂しい。殊にその相手が自分の身近な人ならば。だから、彼女は最期まで不器用な振る舞いしか出来なかった。
彼女は誰かの特別になりたかったのだろう。愛して欲しかったのだ。
人気者のジェラルディン先生のお気に入りであることを装うために用意した筆箱の話なんて、浅はかだけどしみじみ切ない。
それから、『夜に聞く歌』のテープを失くして動揺するキャシーのために、ルースが用意した『ダンス曲二十選』のテープ。なんでそのチョイスなんだと滑稽であるが、「あんたの好きそうなやつかなと思って…」なんて照れながら渡されたら、笑うのを通り越して泣いてしまいそうだ。
ルースは、性格が悪いといわれる部類の人であろう。権高に見えて、常に他人の顔色を窺っている面倒くさい人だ。その人間臭ささが愛おしかった。
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娘の誕生日とエイサー再び

2016-10-24 07:12:25 | 日記

娘、本日24日で10歳になりました。
平日は夫の帰りが遅いので、22日土曜日にお祝いをしましたよ。


プレゼントは、リカちゃん&はると君です。
リカちゃんは、髪の色がピンクなのがアニメっぽいですね。
はると君の髪の毛は、箱から出したばかりなので、ヘルメットみたいにペッタンコ。彼は22日に発売されたリカちゃん最新のボーイフレンドです。リカちゃんのボーイフレンドって、ほかに何人かいるのですが、深く考えると生々しいですね(汗)。


土曜日は、日中に地元のお祭りでエイサーを踊りました。二年連続の参加です。去年もエイサーとお誕生日会が同じ日でした。
このイベントでは、地元の複数の小学校が踊りを披露するのですが、毎年エイサーかヨサコイを選択する学校が多いです。子供の感性に馴染みやすいのでしょうか?
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アルモニカ・ディアボリカ

2016-10-21 07:22:11 | 日記
皆川博子著『アルモニカ・ディアボリカ』は、『開かせていただき光栄です』の続編だ。
前作以上に人間関係が複雑で悲惨な場面も多い。しかし、前作が嘘の多いエドの視点から語られる場面が多く幻惑されがちだったのに対して、今作は誠実なアルと公明正大なサー・ジョンの視点が多くて内容の整理はし易かった。

『開かせていただき光栄です』から五年後のロンドン。
新大陸生まれのベンジャミン・フランクリン博士が考案したという悪魔を呼び出す楽器アルモニカ・ディアボリカ。その背徳的な楽器に纏わる謎の死体と失踪事件を、解剖学者ダニエル・バートンの元弟子たちと盲目の治安判事ジョン・フィールデングが捜査する。

ダニエル先生の五人の弟子のうち、エドとナイジェルは前作の最後に失踪し、アルとベン、クラレンスの三人は、サー・ジョンの発行する新聞『ヒュー・アンド・クライ』の編集室で働いていた。

彼らの元に、勳爵士ラルフ・ジャガーズを通して、逓信大臣フランシス・ダッシュウッドから、ダッシュウッド家所有の採石場の坑内で発見された変死体についての相談が持ち込まれる。ジャガーズは、ダッシュウッドの領地ウェスト・ウィカムを管理しているのだが、この地こそが、今回の一連の事件の震源地なのである。
天使が舞い降りたという噂の広まる坑内。死体の胸に記された〈ベツレヘムの子よ、よみがえれ!〉と〈アルモニカ・ディアボリカ〉というメッセージ。ジャガーズは、心当たりは無いと言うのだが…。

詩人志望のネイサンは、五年たっても詩人としての芽は出ないままだった。
今は、後援者であるヒューム氏の務めるテンプル銀行の勘定台で働いている。彼もライターとして事件の捜査に加わることとなる。

ネイサンが見世物小屋《金羊亭》で見つけた占い師のケイロン。
馬の剥製で出来た下半身に両足を失った男の腰を接合させた悲惨な姿にネイサンは悲哀を覚えるが、意外に商売上手なこの男にまんまと鑑定料を巻き上げられる。その直後、14年前に行方不明になった恋人アンディの行方を占ってもらいに来たエスターという女性が、ケイロンから「恋人はベツレヘムにいる」と告げられるのを聞き、事件との関連を疑う。
死体に記されたベツレヘムと、ケイロンの言うベツレヘムは同じ場所なのか?エスターとアンディ、そして、ケイロンの関わりは?

サー・ジョンは、エスターの手記を手掛かりに、坑内の死体と14年前にウェスト・ウィカムの洞窟で起きた爆発事件との繋がりを探る。
アルモニカ・ディアボリカの製作費用を提供したのが、ダッシュウッドであること。フランクリン博士が職人としての技量と音楽の才能を兼ね備えた人物として見出したのが、エスターの父親のガラス工房で職人をしていたアンディであること。彼にオルガンの手ほどきをしたのが弁護士見習いのベイカー氏であること。ダッシュウッド主催の乱交クラブ“ヘルファイア・クラブ”のメンバーが集った洞窟の演奏会で爆発事件が起きたこと。そのドサクサで、エスターはアンディと離ればなれになったこと。また、事件の直後にフランクリン博士の弟子オーマンがクビになり、博士の電気装置を持ち出して失踪したこと…。これらの事実の陰には何が隠されているのか?

死体の正体は、ナイジェルだった。
ナイジェルはエドと別れてから、サー・ジョンの元部下アボットと行動を共にしていたらしい。

ネイサンの機転から、ベツレヘムがロンドンにある精神病院《ベツレヘムの聖マリア病院》、通称《べトラム》であることが判明する。
この《べトラム》こそが、失踪事件の重要地点であり、ナイジェルの生まれ育った場所だったのだ。そして、《べトラム》で懲罰係を務めていた男の名がオーマンだった。ケイロンを見世物小屋のブッチャーに仲介した電気興行師の名もオーマンだ。三人のオーマンは同一人物なのか?だとしたら、彼は今どこにいるのか?

《べトラム》を訪れたサー・ジョンは、入所者のスピネル奏者ディーフェンベイカーから音と数字を重ねた暗号を聴かされる。
サー・ジョンは、とっさに暗号を思いつくほど聡明なディーフェンベイカーが《べトラム》に入院させられていることを不審に思い、ディーフェンベイカーとベイカー氏は同一人物で、事件の秘密を知るが故に《べトラム》に監禁されていると考える。

ディーフェンベイカーの暗号とウェスト・ウィカムでの聞き取りから、事件のカギとなる事実が次々と明らかになっていく。
ダッシュウッドの親戚ドディントンの前妻の不審死。ベイカー氏が師事していた弁護士のホワイトが、ドディントンの再婚に必要な書類を偽造していたこと。当時ドディントン家で女中奉公していたケイトの婚約者レイ・ブルースが、ケイロンであること。レイ・ブルースとアンディ、そして、ベイカー氏が爆発事件の直後に失踪したこと…。
更に、ナイジェルがアボットと共にウェスト・ウィカムの宿を根城にして、ドディントン夫妻から巻き上げた金で羽振り良く暮らしていたことがわかる。

サー・ジョンは、事件に関して後ろ暗いところだらけのダッシュウッドやドディントン夫妻、《べトラム》の現所長ワイラー達の妨害を受けながら調査を続けていく。
その過程で、国王陛下が“ヘルファイア・クラブ”のメンバーだったことと、爆発事件の際にも同席していたという大醜聞にぶち当ってしまうのだった。

点と点が次々に繋がっていく。
身分の壁と苦闘しつつ、事件の影で苦しめられてきた人々の救済に奔走するサー・ジョン。しかし、その間にエスターとレイ・ブルース、ケイトが失踪してしまった。
増え続ける失踪者。事件の陰に見え隠れするエドの気配。アルの隠し事。ままならない状況の中、法と情に引き裂かれるサー・ジョンはいかなる判断を下すのか?

ナイジェルの気配が瘴気の様に作品全体を覆い、独特の禍々しい魅力を作り上げている。
彼の手記からは、エドへの妄執が窺われる。エドとの再会を願って起こした彼の行動が、過去の事件と絡み合って、隠された罪が膿のように溢れ出す。

“僕は、僕が望むように君を変えた。
でも、エド、君と再会できたら、君が望むように、僕を変える。“

果たして、エドはそれを望んだだろうか?
〈普通〉の人間の感覚で法に背いたエドと、〈普通〉を知らないナイジェルとでは、心が重りそうで重ならない。エドは、自己懲罰のためにナイジェルと別れたと言うけれど、本当のところは、これ以上“寄生木”ナイジェルの訳の分からない世界に絡めとられるのが苦痛だったのではないだろうか?

アルは、エドは気性がまっすぐだと言った。
エドの行動原理は、〈自分の利益のため、保身のため〉ではない。五年前のあの事件は、エドが主犯でナイジェルは従犯のように見えるが、実はナイジェルがエドをそっちに引っ張ったのではないかと、アルは考えている。

父親を冤罪で殺され、敬愛するダニエル先生を窮地に陥れられたエドにとって、法制度もそれに携わる者も憎悪の対象であるのは自然な感情だろう。対して、ナイジェルには、犯罪に奔る明確な理由がない。彼は、楽しかっただけなのだ。
弱者の仮面を被り続けていたナイジェルが、愛の証としてエドにだけ本性を見せた時、エドはどう思っただろうか?嫌いにはなれなかっただろう。でも、好きなままでもいられなかったに違いない。愛だけでは寄り添えない人間の弱さが痛ましかった。

前作の最後で、ナイジェルと共に去って行ったエドには、不吉な未来しか感じられなかったが、今作の最後では、クラレンスが一緒だった。クラレンスも今回の件では心に痛手を負ったが、元々陽気な気質の男だ。尽きないお喋りでエドを和ませてくれるだろう。2人が無事に戻ってくることを願う。
それから、ようやく再会できたレイ・ブルースとケイト、エスターとアンディの二組の恋人たちが穏やかに暮らせるように。メルとナイジェルの母の御霊が安らかであるように。ディーフェンベイカーがこれ以上自責の念で苦しまないように…。

不備だらけの法制度と、法に携わる人々の腐敗により、罰を受けるべき人が罰を受けず、結局はエドが非合法な手段で復讐を果たした。サー・ジョンとしては、裏取引で何とかレイ・ブルースとケイト、エスターとアンディの安全を確保したのが精一杯。前作に比べても、後味の良い結末とは言えず、サー・ジョンの苦悩は深い。
彼がこの先、自分は法に携わるべき人間ではないと思いながら判事の仕事を続けるのかと思うと胸が痛い。アンやゴードンに加えて、逞しくなったネイサンと賢く献身的なディーフェンベイカーが、サー・ジョンの新たな戦力なってくれれば良いな、と思う。
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パソ×猫

2016-10-18 07:20:18 | 日記

降る雨の冷たさに秋の深まりを感じる今日この頃。
寒がり桜はノートPCでお腹を温めることに喜びを感じているようです。ちょっとPC使いたいなぁと思っても、桜が乗っかっていると遠慮してしまいます。夫からは、なぜ猫に気を使うのかと、不思議がられますが。


凜はテーブルの下が好き。犬なので寒さには強いです。

ところで、先週末、自宅のノートPCがいきなり壊れました。今、桜が乗っかっているのは新しく買ったPCです。
私のデータは時々外付けハードに移していましたから、それほど被害はありませんでしたが、夫の溜めていた音楽や映像のデータはPCとともにご臨終で、気の毒な顔になっていましたよ。
5年も使っていたので、そろそろ買い替え時なのだろうなぁとは思っていましたけど、今月は太い支払いが重なっているし、娘の誕生日もあるので、壊れるのは後一ヶ月待って欲しかったですね(泣)。不測の出費で家計が悲惨なことになりました。

購入したのは、前回に続いて今回もLAVIEです。
特にこの機種が気に入っているわけではなく、単に性能とお値段が納得のいく範囲だったからというだけなのですが…。この機種、常にお安いですね。
5年も買い替えないくらいですから、PCへの関心は極めて薄く、基本的な作業が出来れば良いとしか思っておりません。
今回、久々に電気屋のPCコーナーを歩いてみたら、聞いたことのない海外メーカーの製品がたくさん並んでいて、軽く浦島気分になりましたよ。海外メーカー製は吃驚するほど安価ですが、当方昭和原人ですので国産製品に対する信頼は無暗に厚い。要するに冒険したくないのです。
購入の際に店員さんから様々な有料サービスを勧められましたが、5年保証以外はすべてお断りさせていただきました。スタート設定出張サービス16000円って、ボリ過ぎだろうよ…。いくら原人でも、基本設定くらい自分で出来ますって。
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