マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

母を想う

2011年03月23日 | 私の想い
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私の母を花に例えるなら・・・ 水仙。
3月22日は、母の祥月命日でした。









                 









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22日の朝、友人からお供えの花束が届きました。



桜、チューリップ、ストック、フリージア、矢車草、スイトピー。
春いっぱいの花に、写真の母も嬉しそうだった。



私も母に、思い出の花を捧げよう。
詩は、私のHP「マドンナの夢ギャラリー」より



写真は2003年~2011年に撮ったものです。









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エノコログサ。  俗称=猫じゃらし。



子供の頃、疲れてうたた寝している母の顔を これでコチョコチョってした。
働き者の母だった。 あの時、もっと眠らせてあげればよかった。









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ホトケノザ。



葉が仏さまが座る禅座に似ていることから、この名前が付けられたとか。
花は、とってもひょうきんな顔をしている。



この花のこの表情に、私は何度なぐさめられたことか。
そしていつも仏さまが座っているような気がして、手を合わせる。









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        母子草


線路脇で 小さな花を見つけて摘んでった
名も知らぬ私に 母さんは教えてくれた


「これは母子草だよ」


私はこの花を いっぺんに好きになった
母さんと私の花のような気がして


今年も母子草を見つけた
これを押し花にして 栞を作ろう
あの時母さんが 私にしてくれたように


母子草・・・ 母子草・・・
それは母さんと私の命が宿った花









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     ぺんぺん草


野原でおまえに出会うと嬉しくなる


おまえを摘み取って
高く高く・・・ 空へかざして回してみる


シャラシャラシャラ・・・
シャラシャラシャラ・・・


おまえのでんでん太鼓は優しいね
泣き虫私が 泣き止んだ


そうさ・・・
おまえのでんでん太鼓は ハート型


私を慰めるために ここで待っていたのか?









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オオイヌフグリ。



昨夜の星屑の欠片(かけら)が、野原いちめんに散らばっていた。
私はこの花を 「ブルースター」と名付けたくなる。









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        望郷


春になると 故郷に帰りたくなる。
待つ人がいなくても 帰りたくなる。


れんげ畑に寝転んで、目を閉じたら
私はきっと夢を見れる。


父さんと母さんと兄ちゃんと私がいて
花ゴザ敷いて、お弁当を食べている夢









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和歌山県・有田 2003年4月撮影  
有田鉄道(2002年12月31日廃線になる) 



       旅立ち


手荷物はいらないと言った
想い出はハートに詰め込んだから
あとは何も持たずに旅立つと言った


終着駅では 父さんが待っていてくれると
気丈に笑顔で旅立った


「ありがとう 母さん」


あなたの娘でいられたことは 私の勲章
今度生まれ変っても 私は母さんの娘でいたい
母さん 約束だよ 指きりげんまん









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ねえ・・・ 母さん
もう一度こんな風に母さんに寄り添って 春を感じたい



4年の月日が流れても 母さんの温もりは消えないよ
あったかいよ あったかいよ 私にも母さんにも春が来た












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