マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

友達

2011年03月07日 | 私の想い
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今日のフォト。
2人の友に捧げる。



2011年1月24日、和歌山の私の同級生(女性)が亡くなった。
2011年2月28日、息子の同級生のお母さまが亡くなった。



ともに50歳代、そして2人とも胃がんだった。



両親を浄土へ見送ったら、今度はすぐに自分に順番がまわって来るのか。
「私に限って・・・」という保証はない。 2人の友は、春を待たずに逝ってしまった。









                 












今日は、関東地方・東京23区で、季節外れの雪が降ったらしい。
春よ、早く来い。 そして私の萎んだ心に春風よ、吹いておくれ。



今頃、この曲が、私の心にぴったり合うとは・・・。
雪月花(せつげつか) 松任谷由実









                 









寂しがり屋の私にとって、友達の存在は大きい。



もしも家族だけだったとしたら、私の人生は、こんなに華やぐこともなかったし
こんなに輝いて、生きて来れなかったかもしれない。



20年も30年も40年も50年も、素敵に生きて来られたのは
いつもそばに、素晴らしい友が存在したからだと思う。









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今日は、柿の木のある友人宅へ行った。 
昨年、大病をして自宅療養中なので、私が行くと喜んでくれる。









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訪ねる私も、気を遣う。



午後から行くと、昼食後に、彼女はお昼寝するだろうと思うし
お昼前に行くのも失礼かと思い、夕方は私の方が忙しい。









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10時半頃行って、昼食時には帰って来る。 お手伝いさんが来ている日は
彼女が、昼食を食べ終わった頃に(お昼寝前に)、行くことが多い。



お多福堂は、住吉大社の前にあるお店で、おかきが美味しい。









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こちらは、鹿児島物産店で買われた黒糖そら豆とか。



今日は10時半頃、遊びに行ったら、お茶とお菓子を出してくれた。









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これが彼女の家の柿の木。 今は、ボウズです。



85歳のお母さま(彼女の実母)が、お買い物に行かれた。
今でも自分で車を運転されるのが、凄いと思う。









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先週、植木屋さんが来たらしい。
お庭のブーゲンビリア、チョンチョンにカットされて、びっくりです。









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今年の新芽は大丈夫でしょうか?









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向こうにあるのが柿の木です。
うちの娘と同級生の息子さんが生まれた時に植樹した、記念樹の柿の木です。



ブーゲンビリアは、20年ほど前に、30センチほどの鉢植えをいただいて
それをお庭に植えたそうです。 見事に成長しました。









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赤い花に元気をもらう。
ここに来る時に、パラパラ降っていた小雨が上がりました。









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お母さまが帰宅されました。 「これで失礼します」と言うと
「一緒にランチしようと思って買って来たのよ」と言ってくださった。



「一緒に食べよう」と、彼女も私を引きとめる。
お母さまも、「一緒に食べてやってください」と。



そして3人で食べることになりました。



「写真を撮らせてください」と言うと
ティーポットと、マドラーを入れた、箸立てみたいなのが出て来た。
お母さまなりの 写真のレイアウトのようです。









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紅茶は、ティーパックで直接入れたのに、写真用にポットを出してくれて
この箸立てはいいものだからと、よく見たら、ゴッホの「ひまわり」・・・っぽい。



彼女と、お母さまと、私と、3人なのにこの分量。
フルーツサンド、カツサンド、卵サンド、海老サンド。









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こちらは、海老サンドが2つも。
「おばあちゃま、これは買い過ぎ~」って言うと、「がんばって食べましょ」って。









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1袋に2組のサンドイッチが入っているので、半分っこしながら食べました。
カツサンドです。









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私が行くと、ホームコタツの座椅子のある特等席に座らせてくれます。
彼女とお母さまは、ソファーに背もたれて・・・ 私はいつも恐縮です。









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今度はフルーツサンド。
彼女とお母さまと私と、おしゃべりに花が咲く。









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彼女とお母さまと、こうして並んでいると、素敵な母娘です。









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今度は、海老サンドです。
食べてしまうと、私のお皿に、彼女とお母さま2人して次々と入れてくれる。









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「桜が咲いたら、お花見に行こう」と、楽しい約束をする。
どんな人でも、踏ん張って越冬して、春を迎える喜びに酔う。









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こんなひとときを私に与えてくれた、彼女とお母さまに感謝する。









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「もう、お腹いっぱい。 おばあちゃま、やっぱり買い過ぎです~」









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それは、買い過ぎではなかったのです。
お母さまは、初めから私に、家族の分を持って帰らせるつもりだったのです。



お母さまの優しい心遣いが、身に沁みる。









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彼女の家の庭の片隅で、クリスマスローズが咲いていた。
春を告げる花です。



逝った友、今在る友。
友は私の人生に、美しい彩りを与えてくれた。












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