
今日のフォト。 「なんばパークス」 6月2日(水)撮影。
街にも、ハッとするほど美しい空間がある。

自転車でなんばへ行ったのは、「パークスシネマ」で映画を観るためでした。
実は、観たい映画が地元の映画館で、上映されていなかったのです。

この日は、レディースデーで、女性が1000円で映画を観られる日。
レディースデーは、大半が女性なのですよ。

やはり難波の映画館は、スクリーンがたくさんあるし、劇場も広い。
「パーマネント野ばら」を観てきました。












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今日動画。
「パーマネント野ばら」

「いけちゃんとぼく」、「女の子ものがたり」の西原理恵子の同名コミックの映画化。
8年ぶりの主演映画の菅野美穂。
他に、江口洋介、夏木マリ、小池栄子、池脇千鶴らが出演しています。

ある寂れた港町に、たった1軒だけの美容室「パーマネント野ばら」
その美容室の名前が、そのまま映画のタイトルになっています。

なおこ(菅野美穂)は夫と離婚して、一人娘を連れて、母(夏木マリ)が営む
「パーマネント野ばら」に戻って、店の手伝いをしていた。

そこにはちょっと変わった女たちが集まって来て、いつも男の話をしている。
男運のない女たちの会話が、実に面白くコメディの世界で笑わせてくれる。

なおこ(菅野美穂)には、みっちゃん(小池栄子)と
ともちゃん(池脇千鶴)という幼馴染がいて、この2人は結婚していて
夫は浮気をしたり、ギャンブル狂いだったりと、共に男運が悪い。

幼馴染の3人の友情にも、心温められる。
そしてみっちゃんも、ともちゃんも、逞しい。

ネタばれになるので、詳しくは書きませんが
ともちゃん(池脇千鶴)が、なおこ(菅野美穂)に言う。
「人は二度死ぬがやと。 人の心の中におらんようになったら
いよいよ最後やと。 今度こそ、本当に死ぬ。」

ラストシーンでは、この言葉にも意味があったとわかります。
海辺でのなおこ(菅野美穂)の姿は、とても切ないです。

笑いの中にも、生きることの辛さや、苦しさや、寂しさがこめられていて
それでも一生懸命生きていく、人間の強さと切なさを感じる映画でした。

菅野美穂の演技がキラリと光る。
恋人・カシマ(江口洋介)と付き合っているシーンは、実に瑞々しく、可愛らしい。

このシーンだけ、別ものの映画みたいなんです。
その謎も、最後に解けます。

これは余談ですが・・・・
この日は、レディースデーで1000円。
映画のチケット半券で、駐輪場の駐輪料金100円が全額キャッシュバック。
なんて、お得な1日だったことでしょう。
心までサイクリング気分の、「パークスシネマ・サイクリングデー」でした。