マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

帰郷

2005年09月21日 | お出かけ
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有田に帰って来た。
空き家になって1年半が過ぎる。
私は1年ぶりの帰郷だ。
今回母の用事で有田に帰りあちこち駆けずり回り
超過密な一日を過ごして帰って来た。

朝6時半に家を出て帰宅したら夜の8時半だった。
それでも疲れ知らずというのは
きっと故郷の空気をいっぱい吸って来たからだと思う。
廃線の有田鉄道の脇で摘んだ彼岸花を帰りに母の病室に届けて
今日のことを報告したら嬉しそうな笑顔を見せた母。
よかったと思った。

故郷の駅に降り立つと従姉妹が車で迎えに来てくれていた。
そして一日付き合ってくれた。
先ずはお墓参りに行き、従姉妹とお墓の掃除をした。
ご先祖さまに手を合わすと、お願いしたいことが溢れてくる。
「久しぶりに来てそれはないだろう」・・・と
お墓に眠る母の里の祖父母に叱られそうだった。

お墓参りの後は役所や母に頼まれた用事を済ませた。
結構時間がかかったけれど、一仕事終わったあとは嬉しい。

おまけにここは私の生まれ育ったところ。
やはりこの地に降り立つと「水を得た魚」のような気持ちになる。
とにかくテンションが高くなるのだ。
私をエネルギッシュな気持ちにさせる故郷はとても偉大だと思う。

次は母が有田在住の時にお世話になった母のお友達10数軒へ
心ばかりの手みやげを持ってご挨拶に行った。
この方たちはいつも母と仲良くしてくれて、いつも遊びに来てくれていた。
私も懐かしくて、お会いした人と話が弾む。
みんなは母のことを訊いてくださる。
私は「うん、母は元気!元気!とっても達者だから」と言うと安心してくれた。

従姉妹と「ここは美味しい」というお薦めのお店でランチした。
10数軒もイッキに回って「ハードだったとね~」と話ながら
「やっぱりここのお料理は美味しいわ」とおしゃべり三昧で食べた。

ランチの後、同級生の家にも行った。
今一番身近にいる同級生かもしれない。
私のBBSに時々カキコしてくれるコニP君。
彼とは幼稚園の時からの付き合いで、気心が知れている。
私にとってホッとする存在でもある。

地元でお商売をされているから、もしかしたらいないかも?
・・・・・と思ったし、帰ることも知らせていなかったから期待は五分五分。
留守ならば奥様とお話するだけでいいやと思いきや
懐かしのコニP君はいたではないか。
「上がって行きな~~」なんて嬉しいこと言ってくれたけれど
気持ち急いているし、従姉妹もいるしでほんの数分話をしただけ。
それでも気持ち和んで、段々と透明に透き通っていくようだ。

最後になったけれど母の主治医であったNON先生を訪ねた。
事前に訪問をお知らせしていたので、午前中の診察も終え
午後の往診も終えて待っていてくれていた。
先日ブログに「猫好きの女医のこと」として(9/11)載せたNON先生だ。

クリニックの玄関には先ず猫の郵便ポストらしきもの。
待合室を見渡すと・・・  診察室を覗くと・・・
やっぱりたくさんの猫グッズに囲まれてお仕事されていた。

私の大好きなニャン、ヴィトン君がいない。
それにエルメス君やシャネル君も外出中で会えなかった。
でもとっても甘ったれのボス君が歓迎してくれた。
う~ん!ボス君がスリスリしてくれた。

NON先生にもこころばかりのおみやげを持参したら
さっそく人気のブログ「ねころぐ」に写真を掲載してくれた。(嬉しい!)
NON先生ならきっと喜んでくれるだろうと思って買い溜めていた猫グッズ。
やはり大いにNON先生を喜ばせた。
包みを開けて「猫」が出て来た時の顔
それはドクターでもキャリアウーマンでもなく、まるで少女の顔になる。
一瞬、たまらなく可愛い妹だと思う。

待合室で1時間くらいお話したかな?
もう帰らなきゃ・・・で。
従姉妹が駅へと車を走らせてくれた。
この従姉妹には今日は一日お世話になった。
有難いことだと、心から感謝した。

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稲は黄金色に実り稲穂が垂れて
みかんがほんのりと黄色く色づき始めた。
廃線の有田鉄道線路脇にはたくさんの彼岸花。
裏山はいつも雄大で、悠々と流れる有田川。
ピュアな空気を思いっきり吸って、
とても豊かな気持ちで岐路に就いた。

私にとって最高に素晴らしい一日だった。






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