今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

おさんぽ 晴のち雨・・・ (2)

2005-05-02 18:45:49 | Weblog
(1)で書いた話に出てきたお花屋さんとは、8区のモンソー公園(parc de Monceau)のすぐ近くにあるモンソー・フラワーというお花屋さんのことなんです。これは花屋さんのチェーン店で、支店がパリ市内はもとよりフランスじゅうあちこちにあるんですが、ここが本店かな?名前からして。
パリ市内のモンソー・フラワーの支店と地方のお店へ何軒か入ったことあるんですが、場所によってはあまり品が良くないこともありました。このモンソー公園脇にあるお店が一番良いです。いつも新鮮な花を置いてます。そしてとにかく安い。シンプルな花束を贈りたいなら、ココで買うのが一番です。
わたしたちは時々この花屋さんへ行くんですが、とにかく財布のヒモが固い夫と一緒なので、安いお店だからといって沢山は買わせてはもらえません。じっくり考えて選んで・・・結局買わずに出ることもしょっちゅうです。(そういう時はかなりの確率でケンカになります。苦笑)

今回は、わたしはスパティフィラムという観葉植物の一番小さな鉢植えを購入。これはかなりの耐陰性があるとのことで、室内で十分育てられそうだから。他にセントポーリアも欲しかったんですが、夫がこの花を「なんだかおバアちゃん家の花ってイメージだから・・・」ってやたら嫌がるので、結局買わせてはもらえず・・・。
そしてアレコレ見ていたら、夫が水色のプラスチック容器に入れて売られていた水草を発見。中を見たらウォーターレタスとホテイアオイとがありました。夫は興味津々。「面白そう~。コレ、金魚鉢に入れたらいいんじゃない?」って言い出します。
わたしは一度ウォーターレタスを実家の石臼の中へ入れてたことがあるんですが、すぐダメになっちゃったので、これは太陽と温度が必要と判断。その後ホテイアオイを入れるとかなり長持ちしたので、今回も夫にホテイアオイを勧めました。その丸っこいホテイさんのお腹みたいな植物を見て、夫はニコニコしてます。どうやら初めて見たらしいのです。
スパティフィラムとホテイアオイを手にしたわたしたち、小雨の降り始める中、店を出たのでした。

正直言って、わたしの中でホテイアオイは「池にわんさか繁殖する雑草のような浮き草」というイメージしか無く、群生して咲き乱れるあの青紫色の花を遠くから眺めるのは良いけれど、あえて金魚鉢へ入れようとは思っていませんでした。なんとなく、あの根っこ部分がキモチワルイような気がして・・・。(石臼なら、上からしか見ないので根っこは見えない。)
ホテイアオイの根っこって、毛虫に似てるんですよぉ~。もじゃもじゃ。

家に戻って、少し洗ってから、さっそく金魚鉢へ入れてみました。
わさ~っと広がったもじゃもじゃの根っこを見て、夫が「おぉー!キレイじゃないか!」と感激してました。わたしはそのもじゃもじゃに精神的に慣れるまで数日かかりました・・・。
さっそく、プチ・コン(金魚)がもじゃもじゃ部分をかじり始めます。そして夫が心配しはじめます。「またプチ・コンが全部食べちゃうんじゃない!?!?」って。いや、さすがにそれはないでしょう。だってホテイアオイの葉は水上にあるんだから。根っこを少々かじったとしても、強いホテイアオイのことだから、すぐ次の根っこを出すに決まってる。
今のところ、ホテイアオイのもじゃもじゃの根っこはプチ・コンの「口さみしい」時のおやつになってます。
ただ、やたらエサがやりにくくなり、わたしは困ってます。左手でホテイアオイをよけつつ、右手の指を2本差し込んではホテイアオイの隙間からエサを投入するのですが、エサの3分の1くらいはホテイアオイの葉の上に落ちてしまうのです。ムカ!
それもこれも、わたしたちが選んだ「金魚鉢」が普通の金魚鉢ではなく、ジャムなどに利用する保存容器だからなんですが。首がちょっと細いんです。(ガラス製でとても丈夫で、しかも安価だったからコレを使ってるんですが。)


さて、もうひとつの写真のほう。これが(1)で書いてたチョコレートです。
1年ほど前にできたという、日本人経営のケーキ屋さん「LA PETITE ROSE」のです。
ここのオランジェット(オレンジの皮の甘煮をチョコレートでコーティングしたもの)は、中のオレンジが甘すぎず、半生?って思うくらいにやわらかくてスッキリした味なので、わたしはとっても気に入ってしまい、夫がもともとオランジェットが大好きということもあり、たまに買っては二人で食べてるのです。(いや、半分以上ワタシが食べてるカモ?)
この小袋で6.5ユーロだったかなぁ。(写真撮影の前に、すでに4本くらい食べちゃってます・・・)
このお店、メトロ2番線もしくは3番線の Villiers駅を出てすぐの場所、ルノートルの手前にあります。(水曜定休。)ケーキはまだ食べたことないんだけど、とっても美味しそうなんです。サロン・ド・テが併設されているので、いつかあそこで食べたいなぁ~って思ってるんですけどね。

みなさんも、パリに来ることがあれば、このお店に行ってみるとイイですよ~。

おさんぽ 晴のち雨・・・ (1)

2005-05-02 18:08:43 | Weblog
先日、夫とおさんぽがてら花屋さんに行ったときの話。
普段運動不足なわたしたち、時々は何かと理由をつけて、片道30分近くのところにある花屋さんやら市場に出かけるようにしてます。これはお散歩が第一の目的で、買い物は二の次なのです。

パリの春のお天気はとっても不安定。晴れてたかと思うと急に雨が降ってくることもしょっちゅうです。この日も例外なく、なんとな~く怪しい気がしたので折りたたみ傘を一本持って出かけました。おさんぽおさんぽレッツゴー♪

最初はこんなに良いお天気だったんです。
車の上にも下にも沢山積もってる白い雪みたいなのは、街路樹から舞い落ちてくる木の種だか花びらだか、そういう感じのモノでした。わたしは風に舞って飛ぶ種の一種だろうと思うんですが、真ん中にちょこんとある黒っぽくてわずかに厚みのある部分を開いてみても、種子らしきものは見当たりません。ナゼ???
まぁとにかく、写真ではわからないですが、風が吹くたびに桜吹雪のような状態だったのです。あんなに飛んでたのに、なぜ写真に写らないのかが不思議なくらい。(何度もシャッター切ったんですけどねぇ・・・)

で、花屋さんに到着~。(ここらへんで雲行きがかなり怪しげになってくる。)
店でさんざんお花を物色。「できるだけ安くて、室内やら日陰でも持ちそうな植物」を探そうとがんばるワタシ。反面、できるだけ出費を抑えようとする夫。
今回はケンカになるほどまではモメずに店を出ることができました。

そして、そこで雨が降ってきたのです。ポツリ、ポツリと。
折りたたみ傘を出して歩きながら、そのすぐ近くにあったお店へチョコレートを買いに行き、店を出たとたんにもうザーザー降りになってました。唖然。
傘一本あるから、このまま歩いて帰れなくは無いし、目の前にメトロの駅もあるから・・・と思っていたら、夫がふいに「あそこのカフェで雨宿りしよう」と言い出すではありませんか。(普段はコーヒー代すらシブる夫なのに。)きっと彼自身が飲みたかったからなのでしょう。

チョコレート屋さんのすぐ近くにあるカフェへ駆け込んだわたしたち。テラス席には運動会の時のテントのように大きな雨よけが作られており、その内側にはヒーターまで設置してありました。そう、まだ仕舞い込めないんです。雨がふると急に冬みたいに寒くなったりするから。
テラス席でヒーターの熱を受けながら、コーヒーを飲む。
アスファルトは雨でてかてか光っている。雨よけのフードの軒先?から並んでぽたぽた落ちてる滴の群れを眺める。傘もさしてない人が、肩をすくめて歩いていく。隣にいる3人の中年女性の会話がうるさいが、それが逆に心地良い。
そうしてしばらくコーヒーを飲みながらカフェ滞在を味わっていたら、雨が止んできた。支払を済ませ、折りたたみ傘をたたみ、店を出る。
おさんぽ再開~!

こういう夕立のような雨、なんだか京都に似てる気がします。