今日も ぺこぺこ

ジョリ夫婦&ぺこ。3匹とも、今日も元気に「ぺこっ」てます。

都会のベランダー 2

2005-05-04 20:17:17 | Weblog
コレは一体何でしょう???
なんだかカボチャのようにも見えますが、ハテ?
北駅の近くにあるんですが、毎回ここを通るたびに気になるので写真撮ってみたんです。
これもある意味「ベランダー」でしょうか?(笑)

実際は盆栽風の置物みたいなんですが。学校で美術の時間にでも作ったのかな?

都会のベランダー 1

2005-05-04 20:04:30 | Weblog
いとうせいこうの本「植物生活(ボタニカル・ライフ)」を福井の友達Mちゃんが送ってくれた。それを読んでからますます「ささやかな緑化運動」に拍車がかかったワタシなのですが、ウチはベランダじゃないので、いとうせいこう作の造語「ベランダー」(ベランダ園芸家)は使えない。しいて言うなら「ナカニワー?」(中庭園芸家?)かな???

それはさて置き。
パリ市内のアパート暮らしの人の中にも、かなりの数の「ベランダー」がいます。もちろん、お金持ちの人なんかは汗水流すことなく買ってきた高価な鉢植えをガンガン並べてそれでオワリなのですが、そういうベランダは見ててすぐわかります。ベランダに時間が経過していないのです。つまり心が入っていないのです。
ものすごく繁茂したベンケイソウ科の植物(多肉植物)をダラリとぶら下げてる窓辺を見かけたりすると、非常に驚きます。立派なアイビー・ゼラニウム(ツタのように長く伸びるゼラニウム)の茂みもそうですが、窓辺の形にダラリと垂れ下がってるんですから、そこに鉢が置かれてからもう何年も時間が経過しているハズです。しかも、水遣りなどを怠ると枯れてしまうはずなので、最低限の手入れはしているハズ。
多肉類だけをポンと置いてある窓辺を見ると、なんだかミニマル・アート感覚で、スッキリしてていいんじゃないかという気もしてきます。が、やはりワタシとしてはジャングルのように茂らせたい。

最近見つけた驚きのベランダが、この写真の場所です。
この一連の植物群、イメージが一貫しているのでもしかしたら中は広~いアパートなのかもしれません。ツタがまだあまり茂っていないところから見て、このベランダはそれほど長い年月は経ってないだろうと思います。せいぜい2~3年程度かな?
写真中央あたりの窓をよーく見てください。アーチ状の鉄の枠組みが設置してあります。よく蔓性バラなどを絡ますアレです。こんな使い方があったなんて・・・。これを見た瞬間にワタシは唖然としました。狭いスペースを有効活用するのに、この上ないアイデアです。
一番右端にある蔓性植物、どんどん上へ上っていき、上階のお宅にまで侵入しちゃっています。この先どうするんでしょうね?これ、多分フジだと思うんですが。そのうち切るに切れなくなったら、上の階にお邪魔して「すみませんが、ちょっと切らせてもらえますか?」ってことになるのかなぁ?

黒い金属製の柵の中にも沢山鉢が置いてあるんですが、パッと見に目立つ手すり沿いのプランターは、実は手すりの外側、つまり歩道の真上に設置してあります。本当はコレは禁止なのですが、やってる人は非常に多いです。プランターを柵にかなり頑丈にくくりつけていれば大丈夫かと思うんですが、普通にひっかけてるだけだとやはり危険です。

そうそう、日本語での「ベランダ」は、フランス語では balcon(バルコン)=バルコニー です。日本語のベランダはフランス語の veranda(ヴェランダ)から来てると思うんですが、コレは日本で言うサンルームで、豪華なガラス屋根付きのものを言うんです。「ウチのベランダに置いてある花を見に来る?」なんてフランス人に言うと、広くて立派な家に住んでると思われてしまいます。

そもそもベランダって言葉自体が間違ってるとしたら、いとうせいこうの「ベランダー」は成り立たないのか? パリのベランダーのことを「ベランダー」と呼んではいけないのかもしれない。ん~と・・・「バルコナー」でしょうかね?
あらら、なんだか本末転倒ですなぁ。(苦笑)

(注)いとうせいこう氏は「ガーデニング、ガーデナー」のようなシャレた呼称をということで「ベランダ園芸家=ベランダー」としたのです。つまり日本語の範疇なんですよね。

ちなみに、アパートとかマンションとか、まぎらわしくってややこしい間違いだらけのカタカナ語が日本語にありますよねぇ。