MacTiger!

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映画評論42「ロボコン」(2003年 日本)

2006-03-26 15:06:16 | Weblog
(ストーリー)
 徳島高等専門学校に通う無気力な少女里美(長澤まさみ)は、赤点のため夏休みの居残り授業の代わりに担任の図師先生(鈴木一真)から、「ロボコン」にでないかといわれる。「ロボコン」すなわち、ロボットコンテストは全国の高専が行うロボットの技術を競い合う大会であり、徳島高専は強力高であった。しかし、里美が参加するよういわれたのは、優勝候補の第1ロボット部ではなく、図師が顧問の第2ロボット部であった。第2ロボット部は、気弱な部長の四谷(伊藤淳史)、引きこもってもくもくと設計をする自己中心的な航一(小栗旬)、ヤンキーで組み立て担当の竹内(塚本高史)といった無気力で癖のある部員たちばかり。里美も最初はやる気がなかったが、ロボコンの練習試合に参加するうちに、何とかして勝ちたいという気持ちをもちはじめ、ロボットの操縦士ドライバーとして、他の部員に活を入れ始めた。偶然にも全国大会にでることになった第2ロボット部員に対して、図師が命じたのは旅館での合宿であった…はたして第2ロボット部はロボコンで勝ち残れるか。ちょっと変わった青春熱血?映画!

DVD

(評論)☆☆☆
 理数系のロボコンは現実に存在する大会であり、本作は、これをモチーフにドキュメンタリ風タッチ(長回しの撮影、BGMを極力抑えた演出等)で無気力・自己中の若者たちがだんだんと団結していくビルドゥイングスロマン(成長物語)となっている。長澤まさみが演じる里美が、「やだ、やだ、無理、無理~」というせりふがあまりにも自然で「こういう子、いるいる!」と思わず納得した段階で映画のストーリーにはまっています。伊藤(「電車男」など)、小栗(「花より男子」など)、塚本(「タイガー&ドラゴン」など)ら最近人気の若手俳優も力のこもらない自然な感じがでており、全体のトーンを支えている。
 本作の雰囲気が70年代、80年代前半の学校ぽく(ジャージ姿など)、奇妙な懐かしさとリアルさに引き込まれる。長澤まさみの棒立ちの演技も不思議な空間を作っている。長澤まさみの自然なかわいらしさがこぼれており、この点でも見る価値あり。☆3つの評価!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
観ました! (Kitan)
2006-03-29 17:11:44
初期の頃、NHKでロボコンを欠かさずチェックしていた私も、つい最近コレを観ました。

もしかして日本映画専門チャンネルに加入されているのではないですか?

長澤嬢はもとより、あまりやる気が見られない第2ロボット部のゆるい雰囲気と、理系的なドライさを持つ天才くんが良かったと思います(だんだんウェットになっていくのは若干のマイナス)。

あと、端役でちょいちょい見かける荒川良々くんも味がありましたねえ。

特に必要とは思われない里美の家庭の描写がなければ、もう少しテンポが良くなったような気がするのですが。
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まだ仕事中です! (mactiger104)
2006-03-31 20:04:30
映画チャンネル加入したいですね。見る暇やはりないでしょうけど。

荒川良々は、いい味出してますね。最近の邦画の出演率は結構高い人です。

私的には「下妻物語」の八百屋の兄ちゃん役がはまっていた思います。

今週は体調不良にもかかわらず、病院に行く暇もなかった(^_^;) しかもまだ仕事があります!

更新がなかっら機能停止していると思って下さい(笑)
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