MacTiger!

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尖閣諸島 日中紛争勃発か?

2010-09-20 13:28:34 | Weblog
尖閣諸島での中国漁船拿捕の件で、日中関係が険悪になっている。
事件は、尖閣諸島近辺での中国漁船が日本の海上保安庁の船に衝突してきたため、公務執行妨害罪の容疑で船長以下乗組員を逮捕したことによる。船長だけが勾留され、さらに先日10日勾留延長も決まった。
中国政府は、政治的解決で早期釈放せよとの圧力をかけつづけている。
尖閣諸島の領有問題について、日本政府は戦前から実効支配していたことなどの理由により領有権を自明なものとしているが、海底資源発見後の1970年代以降、中国、台湾政府が自国の領土権を主張している。
今回の中国の反応がお決まりの反日ナショナリズム圧力外交の一種とみてよいかどうか、ゆらぐ日米同盟に対する反応をみるさぐりだとか、漁船を通じた東アジア海域への軍事的戦略だとか憶測をよぶ報道もある。
アメリカの立場は、領有権についてはコメントしないが、日本の施政権が及ぶとして、武力攻撃については日米安保条約の適用があるとしている。
このことからすると、日中関係の悪化は、武力衝突までにはいたらないであろうということである。
中国政府の思惑はともあれ、日本政府としては、法の適用を粛々としているとの立場は崩せない。
あからさまに政治的解決を要求する中国政府のほうが冷静さを欠くような印象だ。
他方、本来、中国漁船が体当たりした行動が、「公務執行妨害罪」にとどまっていることを超えて、中国漁船が中国軍ないし政府の指示を受けて漁を行っていたり、あるいは、監視活動を行っていたとすると、これは日米安保条約適用を前提とする「攻撃」との可能性が出てきてしまい、ことは日中関係どころか、米中関係にまで発展してしまう。
これは日中ともに望ましくないであろう。
ともあれ、大人の解決ができるかどうか。中国政府及び日本の菅政権のお手並み拝見といったところか。

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2 コメント

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今回は何もしないですむから大丈夫 (haru)
2010-09-22 07:39:06
おはようございます。
今回は何もしないで、粛々と船長を処分して、中国に返せばいいだけなので楽です。脱小沢が看板の管政権なので、中国に気を使わなくてすむのが幸いです。相手の挑発にのると領土問題を認めたことになるのでこれもダメです。結局、何もしないのが一番。これなら管政権の得意技なので大丈夫でしょう。
http://blog.livedoor.jp/haru1106/
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どんとかまえる (mactiger104)
2010-09-23 13:30:48
ご無沙汰してます。
よくいえば、どんとかまえる、わるくいえば、なんにもしない放置でしょうか(笑)
ことは、尖閣諸島だけの問題でなく、東シナ海の覇権、米中の地政学(ここでは海洋論ですけど)的争いの気がしますね。
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