MacTiger!

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映画評論32「ゴジラ」(1954年 日本)

2006-01-03 16:44:31 | Weblog
(ストーリー)

 貨物船栄光丸は、太平洋上謎の発光体におそわれ沈没する。近海にある大豆島にも、追って謎の生物が襲いかかる。調査隊として、やってきた山根博士(志村喬)がみたのは古代の恐竜に似た怪物であり、島の伝説にちなんで「ゴジラ」とよばれた。ゴジラは本州に上陸し、戦争で復興したばかりの東京をおそう。防衛隊が出動するが、ゴジラをとめることはできない。山根博士の弟子、芹沢(平田昭彦)はオキシジェンデストイヤーという薬品でゴジラを倒せることを山根博士の娘恵美子(河内桃子)に話すが、兵器に利用されることをおそれ、内密にするよう頼む。しかし、恵美子は約束をやぶり、恋人に話してしまう。これを知った芹沢は、自ら決死の作戦に参加する…
昭和の経済成長期に一代怪獣ブームをつくりあげたシリーズ第1作!

DVD

ゴジラ映画全般について

(評価)☆☆
 知らない人はいないくらい有名な怪獣映画の代名詞「ゴジラ」の第1作である。初期のゴジラは大人向けの映画で、ストーリーも暗いものが多い。後に子ども向けに変身してから怪獣ブームを引き起こしたのだが、初期は恐怖ものいった感じで「キングコング」なんかを意識していたようだ。ストーリーは今みると退屈な感じがするが(「ゴジラの逆襲」はもっと退屈だ!)、パイオニアのエネルギーを感じる。
 「ゴジラ」は日本オリジナルのようにいわれるが、元ネタはハリウッドの怪獣映画「原始怪獣あらわる」である。
 当時、一部だけど怪獣ものがあり、そのたいはんは「人形アニメ」という手法で撮影されていた。これは1秒24コマを一こまづつ撮影し、人形を少しづつ動かすというものである。特殊撮影(SFX)のはしりである。「キングコング」もこれで撮影された。しかし、これは非常に手間のかかるさぎょうであり、撮影に時間がかかる。東宝は3ヶ月で作れと円谷英二にいったらしく、苦肉の策が着ぐるみ怪獣による制作であった。これが「ゴジラ」の誕生である。
 平成になってからゴジラは復活したけど往年のいきおいはなかった。その代わり、ハリウッドの特撮はゴジラに影響を受け、様々な怪獣、怪物を登場させ、CGでリアル化にも成功してる。スピルバーグの「ジェラシックパーク」は、スピルバーグ版ゴジラであろう。

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